洗濯するときに困ること、それは子どもがいろいろ服を汚してきたときではないでしょうか?

 

泥んこ、食べ物など様々ですが・・・絵の具の汚れも困りものです。

 

普段子どもが学校で使っている絵の具といえば水彩絵の具が多いと思いますが、中には、学校でアクリル絵の具を用いた授業もありますよね。

 

美術部に所属していると特に扱う可能性は高いでしょう。水彩絵の具は乾いても水に溶ける性質がありますが、その分服についても落としやすく、子どもも取り扱いやすいです。

 

なので、水彩絵の具をつけて帰ってきたときはまだよいです。

 

しかし、もし落ちにくい「アクリル絵の具」だった場合、きっと落とすことをあきらめる人もいるかもしれませんね。

 

 

 

そこで今回は、服についたアクリル絵の具の落とし方についてご説明していきます。

 

困った際にはぜひ参考にしてみてください!

 

アクリル絵の具の特徴

①種類

まずアクリル絵の具には2種類あり、水性のものと、溶剤型のものがあります。

 

水性のものが一般に販売されていて、アクリル絵の具といえば水性が主流となっています。

 

溶剤型は現在、一般ではほとんど使われておらず、絵画の修復に使われるという話もあるようです。

 

なので、学校でお使いのものや趣味で画材店で買ってきて使うというときは、この水性アクリル絵の具であるという前提で落とし方をご説明していきます。

 

②性質

アクリル絵の具は、乾く前は水に溶ける性質を持っていますが。

 

しかし、いったん乾いてしまうと水彩絵の具と違い、水に溶けにくい性質となるので、服についたら水では落とせないという厄介な面があります。

 

また、すぐに乾きやすく、くっつきやすいという性質も持ち合わせているので、服だけでなくプラスチックなどに付いても落としにくいのです。

 

服についたアクリル絵の具の落とし方【服についてすぐの場合】

 

先ほどお伝えしたようにアクリル絵の具は、乾く前は水溶性・乾けば耐水性があるので、もし絵の具が服についたときは、対処の仕方は乾いているかどうかで変わってきます。

 

①台所用洗剤を使った方法

【用意するもの】

✔ 台所用洗剤

✔ クレンザー(あればなお良し)

手順

台所用洗剤ですぐにぬるま湯で揉み洗いをしましょう。

(もしクレンザーがあれば、洗剤と混ぜて使ってください)

※付いた時に水で拭くと汚れが広がる可能性があります。つまみとってから作業を行ってください。

※落ちるまで繰り返すか、それでも落ちないときは、乾いてからの落とし方と同じやり方を行ってください。

 

②漂白剤を使った方法

【用意するもの】

✔ 洗濯用洗剤

✔ 漂白剤

手順

  1. 洗濯用洗剤を、40~50℃のお湯に溶かし、汚れた衣類をしばらくつけ置きします。
  2. 絵の具の汚れを揉み洗いします。
  3. 衣類用の漂白剤を新たにぬるま湯に溶かし、つけ置きします。
  4. 最後に水ですすぎ洗いをします。

 

③固形石鹸+でんぷんのりを使った方法

 

たらいと洗濯板が必要になるので、どちらもあるというご家庭は試してみてください。

 

でんぷんのりがなければ、ご飯をつぶして代用してください。

【用意するもの】

✔ 固形石鹸

✔ でんぷんのり

✔ おけ、洗濯板

手順

  1. アクリル絵の具がついた箇所にすこし水をつけ、固形石鹸を泡立つまで擦り付けます。
  2. でんぷんのりをたっぷりとつけ、1~2時間放置しておきます。
  3. たらいと洗濯板を使ってでんぷんのりを洗い流します。
  4. 洗濯機で通常通りの洗濯を行ったら完了です。

 

服についたアクリル絵の具の落とし方【絵の具が乾ききった場合】

 

使えるものは以下の通り。

【用意するもの】

✔ 除光液

✔ クレンジングオイル

✔ アクリル塗料リムーバー

✔ ラッカー・シンナー

✔ 無水エタノール(もしくは消毒用エタノール)

 

いずれかを用意してください。使い方はいずれも同じです。

手順

  1. 乾いた絵の具の塊がついていたらなるべくスプーンやナイフなどでこそげ落としておきます。

  2. 汚れた箇所の裏に古い布やタオルなど、汚れてもよい布を敷いておきます。

  3. 除光液、クレンジングオイルなど、上記のいずれかを絵の具汚れにしみこませ、歯ブラシでたたきます。 

※下の布に色が移っていたら絵の具が落ちているということです。

※手が荒れる場合があるので、手袋をはめて行いましょう。

 

アクリル絵の具を落とす際の注意点

《注意1》

付いたらなるべく早く落とすことが重要です。乾いてしまっても、早めに対処しましょう。

 

その際、慌てて落とし方の手順を誤ると被害がひどくなる場合があります。落ち着いて手順を確認しながら行ってください。

《注意2》

ラッカーやシンナーを使うときは、臭いがきついので換気しながら行ってください。

 

布がいたみやすいので使い過ぎに注意しましょう。

《注意3》

アクリル絵の具のメーカーによって成分が違います。紹介した方法では効果がない場合もあります。

 

また汚れの程度でも、完全には落としきれないこともあります。

 

家では落としきれない、しかし目立たないようにしたいときは、クリーニング屋さんで染み抜きをしてもらいましょう。

 

その時、どのような洗濯方法を試みたか伝えておくことも大切です。

《注意4》

服の素材によっては、無理をせずにクリーニング業者に任せたほうが良い場合があります。

 

ポリエステルなら繊維が丈夫で、縮みにくく、摩擦にも強いので汚れを取るのに扱いやすいです。

 

もし綿であれば縮みやすいですし、奥まで汚れが届きやすく、落としにくいかもしれません。

 

羊毛やシルクの場合は繊細な素材なので、もし大事な衣服の場合はすぐに業者に任せてしまいましょう。

 

まとめ

まとめ

 

 アクリル絵の具は速乾性、耐水性、接着性を持っており、服についたら取るのが厄介。

 

 アクリル絵の具が乾く前に中性洗剤を用いてすぐに揉み洗いを行う。

 

 アクリル絵の具が乾いてしまったら、除光液、クレンジングオイル、リムーバー、ラッカー、シンナー、エタノールを使って落とす。

 

 服の素材が羊毛やシルクであれば、無理に作業を行わず、業者に依頼する。

 

 アクリル絵の具のいいところは、水に溶けるので水彩画風に表現でき、速乾性があるので重ね塗りし、油絵風に表現することもできることです。また、乾くと艶が出て絵が映えます。アクリル絵の具とうまく付き合いながら、美術を楽しみたいですね。