
服や壁、天井、手など、煤汚れがついてしまったという経験をされたことはないでしょうか?
掃除してて気づいた事…
ストーブから出た煤でリビングの天井壁紙真っ黒。
まぢかぁー
どうする俺。 pic.twitter.com/InW9edc71g— Ryusei@R-cAmp (@RyuDolce) December 28, 2019
焚火後のこの煤汚れ。使い込んだ感も良いけど、服とか煤付けたくない他の所にウッカリ着いちゃって😱ってなるので、本日はこれから煤落としです。 pic.twitter.com/pm6cSNobMf
— りゅうら (@takahane_ryula) November 17, 2019
撤収完了。
手や服が煤で真っ黒…。
とりあえず日常へ帰ります。 pic.twitter.com/2P9lRxi7TK— Kanbe Masaru (@m_k0) December 2, 2015
手で払っただけでは落ちないし、意外に厄介な汚れですよね。
そこで今回は、服や壁・天井・手についたすす汚れの落とし方をご紹介していきます。
困ったときにはぜひ今回紹介する方法を試してみてください!
目次
すすの正体とは?
すすは、煙や炎に含まれる炭素の粒子やそれが含まれる埃のことです。
すすは水にも油にも溶けない頑固な汚れで、服や壁などにこびりついてしまった場合、洗濯しただけではなかなか落ちません。
「バーベキューをした時に服についてしまった!」
「手についたすすが中々落ちない!」
などみなさんも経験したことがあると思います。
そんな困った汚れ、簡単に落とせる方法は無いの?という疑問に、汚れてしまった場所別のお掃除ポイントも添えて詳しくご紹介していきます。
【すす汚れ落とし】重要なポイント
①水で拭かない
すすがついてしまった箇所を、水で塗らしたぞうきんなどで絶対に拭かないでください。
すすは水では溶けない「不溶性汚れ」というものに分類されるので、余計に汚れが広がってしまいます。
また、服の場合は繊維の奥まで汚れの粒子が入り込んでしまいますので、余計に汚れが落ちにくくなってしまいます。
②中性洗剤では落ちない
すすは水にも油にも溶けない不溶性汚れなので、食器用洗剤や洗濯用洗剤では中々落ちません。
あまり無理にこすっても素材に傷がつく恐れがありますので、適した方法で汚れを落としましょう。
慌てて間違った対応をしないように注意しましょう。
すす汚れの基本的な掃除方法
①重曹
お掃除に大活躍と言うことで一躍有名になった重曹ですが、すすを落とすのにも効果的です。
ドラッグストアなどにも売っていて気軽に手に入れられますし、活用法が多数ある重曹はこの機会に購入してしまってもいいかもしれません。
重曹は食塩水に二酸化炭素を加えることで作られていて、どちらも人の体にある物質なのでまったく害がありません。
これが重曹をオススメできる一番の理由です。
【用意するもの】
✔ 重曹
✔ 容器
✔ お湯
✔ ぞうきん
手順
- 容器にお湯と重曹をいれてしっかりと混ぜます。
- ぞうきんやスポンジなどに上記を付けて、汚れた箇所をこすります。
※この時、強くこすりすぎて素材に傷がついてしまわないよう気をつけてください
②クリームクレンザー
キッチンの掃除用で家にある方も多いと思います。
クレンザーには研磨成分が含まれているので、すすを絡め取って浮かせてくれます。
【用意するもの】
✔ クリームクレンザー
✔ ぞうきんやスポンジ
手順
- クリームクレンザーをぞうきんやスポンジなどに付け、汚れた箇所をこすります。
※この時、強くこすりすぎて素材に傷がついてしまわないよう気をつけてください - 上記でこすった場所を乾いたぞうきんなどでふき取ります。
③アンモニア水+エタノール
アンモニア水だけでも汚れを落とす効果はありますが、エタノールを混ぜるとより落としやすくなります。
エタノールはトウモロコシなどが原料となっており、体に無害なので安心して使えます。
ただ、アンモニア水はアルカリ性の溶液なので目に入ったりすると危険です。
ゴム手袋や眼鏡を装着するなど、かならず取り扱いには注意してください。
【用意するもの】
✔ 水 1ℓ
✔ アンモニア水 10ml
✔ エタノール 10ml
✔ 容器
✔ タオル2枚
手順
- 水、アンモニア水、エタノールをそれぞれ容器にいれ混ぜ合わせます。
- 上記をタオルにしみこませて汚れ箇所をふき取ります。
- そのあともう一枚のタオルで乾拭きします。
汚れた場所別のお掃除ポイント
①天井のすす汚れはパンスト
天井の場合はすすと埃が多くこびりついているので厄介なのですが、簡単にうまく落とすコツがあります。
用意するのは、破れてしまって使わないパンスト!
パンストをかるく手でこすり合わせて停電させ、箒などにかぶせます。
帯電させると発生した微弱な静電気でうまく埃とすすが取れ、作業が楽になります。
②壁・床のすす汚れは歯ブラシ
もう捨てようかな?なんて思っている使い古しの歯ブラシ、一家にひとつはありますよね。
そんな歯ブラシで壁を磨き、すすをできるだけ落としてから重曹などで汚れをふき取ると効果的です。
③服のすす汚れは固形石鹸
中性洗剤ではなかなか落ちにくい汚れですが、固形石鹸はすすの不溶性汚れを水に溶かしてくれる働きがあります。
固形石鹸で汚れた箇所にこすりつけ、少しお湯の中につけたあとしっかり揉み洗いをします。
それでも落ちない場合は洗濯ブラシやスポンジなどでこすってみてください。
服は傷つきやすいので強くこすりすぎないよう注意しましょう。
上記の方法を試してから、通常の洗濯をしてみてください。
④手のすす汚れはお風呂
手洗い石鹸で洗ってもなかなか落ちないすす汚れですが、湯船に浸かってから重曹を軽く手のひらに出してこすると綺麗に落ちます。
爪のあいだに挟まったすすは爪楊枝やピンセットで掻き出すといいでしょう。
簡単に綺麗になりますが、怪我をしないよう慎重に行なってください。
⑤鍋のすす汚れはメラミンスポンジ
鍋やフライパンなどのすすは、付着した直後にメラミンスポンジでこするだけで綺麗に取れます。
メラミンスポンジは100円均一などにも売っていて手に入れやすいですし、使い捨てできるのが嬉しいですよね。
対処は早ければ早いほど苦労せずに汚れを落とせますので、気づいたら早めに取り掛かりましょう。
基本的には洗剤などをつけずメラミンスポンジで少し強めにこするだけでいいのですが、それでも汚れを落とすのが難しい場合は上記の「すす汚れの掃除方法」で紹介した洗剤をつけて実践してみてください。
ただ、アルミ素材の鍋やフライパンの場合は重曹を使ってはいけませんので、注意していただきたいです。
重曹は「炭酸水素ナトリウム」というアルカリ性の物質でできているので、アルミとは化学反応を起こしてしまいます。
化学反応が起こると、徐々に黒ずみが目立つようになり、二度と綺麗にすることはできなくなってしまいます。
服や衣製品はクリーニング店に相談するのがオススメ!
服などはどんなに慎重に洗っても、色が変色してしまったり毛羽立ちが心配ですよね。
その場合はできるだけ早めにプロのクリーニング店に駆け込むことをオススメします。
頑固なすす汚れは、染みぬきに特化しているクリーニング屋でないと受け付けてくれない場合もありますので、電話などで確認してから行くと良いでしょう。
鍋やフライパンなどのすす対策
①基本的なすす対策
すす汚れはかなり手ごわいので忙しい時間を割いて行なわなくてはなりません。
そんなこと、できることならやりたくありませんよね。
ここで簡単にすす汚れ予防の対策をお教えいたします。
【用意するもの】
✔ クリームクレンザー
✔ 食器用洗剤
✔ 固形石鹸
※上記いずれかひとつを用意してください。
手順
- 用意した洗剤を少し水で薄めます。
- 上記を鍋やフライパンの底にできるだけ厚く塗っていきます。
洗剤の白さが目に見えるくらい塗ると効果的です。 - 鍋やフライパンを使い終わった後、水ですすぐ。
それだけで綺麗に汚れが落ちると思いますが、落ちにくい場合は水ですすぎながらスポンジで軽くこすってください。
②裏ワザ!を紹介
- ①で紹介した洗剤が用意できない場合
- 水場が遠くてあまり水を使えないキャンプ場にいる場合
などですす汚れを綺麗にしたい場合に活用できる方法です。
簡単なので、こちらのほうが手軽に実践できるかもしれません。
用意するのは土や泥だけ!
鍋やフライパンの底に土や泥をできるだけ厚く塗りましょう。
そうすることで使い終わった後、軽く土をこそぎ取ってから水で流すと綺麗になります。
まとめ
まとめ
✔ すす汚れには重曹がオススメ!重曹は手軽に入手できるし、人体にも安全なので安心して使用できますよね。
✔ こすり過ぎないように注意!力を入れすぎて素材が剥がれ落ちたり、劣化しないように気をつけてください。
✔ すす汚れが発生した場所によって掃除用具を使い分けましょう!適切な方法でこすることによって、よりスムーズに汚れが落ちます。
✔ 大切な洋服などはプロのクリーニング屋さんにおまかせするのが安心!