【油性ペンキの落とし方】服・手・コンクリートなどについた乾いたペンキをきれいに!

 

少し前から女性のあいだでも流行っているDIY、手作りならではの味が出せたり、自分のこだわりが出せるので楽しいですよね。

 

作品が完成した時の達成感はとても気分がいいものです!

 

そんなDIYでよく使う重要なアイテムといえば「油性ペンキ」

 

お仕事上、油性ペンキを使用する方も中にはいらっしゃると思います。

 

そんな油性ペンキ、一度ついてしまうとなかなか汚れが落ちず、困った経験はないでしょうか?

 

 

その汚れ、案外簡単に落ちるんです!今回は乾いた油性ペンキ汚れの落とし方を、綺麗にしたい場所別ご紹介いたします。

 

困ったときにはぜひ参考にしてみてください。

 

油性ペンキ(油性塗料)とは?

 

油性ペンキは、塗料の成分である樹脂や顔料を有機溶剤のシンナーで薄めている液体になります。

 

耐久性や通気性が良い事からDIY好きの方には人気な塗料ですが、強い塗膜を作るので、汚れを落とすのには少しコツが必要です。

 

床や壁についた油性ペンキの落とし方

 

室内で作業をしていると、いつの間にか床や壁に付いてしまっていたりしますよね。

 

乾いていない場合は水拭きで十分綺麗になりますが、時間がたってから気づいてしまった場合は除光液での落とし方がおすすめです。

 

除光液をお持ちではない方もいるかもしれませんが、油性ペンキが落とせるだけではなく、インクの出なくなった油性ペンを復活させることもできます。

 

非常に優れものですので、この機会に買っておくと便利かもしれません。

 

【用意するもの】

✔ 除光液、もしくは中性洗剤(食器用洗剤や選択用洗剤)

✔ タオル2

✔ 水

✔ 使い捨ての歯ブラシ

手順

  1. 表面が凸凹している素材の場合は、使い捨ての歯ブラシで油性ペンキが付着した部分を優しくこすりましょう。油性ペンキはあまり取れませんが、表面についているほこりや塵を取っておくと今後の作業が楽になります
  2. 除光液か中性洗剤を用意し、中性洗剤の場合は水で少し薄めます。
  3. 2で用意した液体をぞうきんに染みこませ、油性ペンキが付着した部分にかぶせて上から叩いて汚れを落とします。
  4. 油性ペンキが落ちたら、上から水拭きと乾拭きをしましょう。
 換気を十分に行ないながら作業しましょう。また、除光液や中性洗剤で素材が色落ちしないかどうか、目立たない場所で一度確認してから作業を行なってください。

 

服についた油性ペンキの落とし方

 

汚れても良い服装で作業している方が多いとは思いますが、どうせ落ちるのなら綺麗な状態のまま保ちたいものです。

 

汚れてすぐの場合はお湯に浸して軽く手でこすると落ちますが、時間がたって乾いてしまったものにはクレンジングオイルによる落とし方がおすすめです。

 

最近のメイク落としはオイルのものだけではなく、クリーム状やジェル状も流行っていますが、今回効果を発揮するのはオイルのみですので使用前にしっかりご確認ください。

 

【用意するもの】

✔ クレンジングオイル、もしくは中性洗剤(食器用洗剤や選択用洗剤)

✔ スポンジ

✔ 使い捨ての歯ブラシ

✔ お湯

手順

  1. 使い捨ての歯ブラシで油性ペンキが付着した部分を優しくこすりましょう。こうすることで繊維に絡みついた油性ペンキが浮き出て、汚れが落としやすくなります。
    素材が傷つかないよう慎重に行なっていましょう
  2. 中性洗剤、もしくはクレンジングオイルをスポンジにつけ、油性ペンキが付着した部分をお湯につけながらスポンジで軽く押さえつけると汚れが落としやすいです。
  3. 最後に水で洗い流したら、通常の洗濯を行ないましょう。
 中性洗剤やクレンジングオイルで素材が色落ちしないかどうか、目立たない場所で一度確認してから作業を行なってください。

 

手についた油性ペンキの落とし方

 

油性ペンキを使用していて一番汚れるのが手だと思います。

 

皮膚なら簡単に落ちそうなものですが、これが中々落ちにくいものですよね。

 

時間があるときはお風呂にゆっくり浸かれば落ちたりもしますが、これから外出なのに・・・などという場合に試せる簡単な方法をご紹介します。

 

【用意するもの】

✔ 木工用ボンド

✔ ドライヤー

手順

  1. 汚れた場所に木工用ボンドを塗ります。
  2. ドライヤーの冷風で木工用ボンドを完全に乾かします。
  3. 乾いたらゆっくりと木工用ボンドをはがします。
 肌の弱い方は、パッチテストの要領で二の腕に木工用ボンドをつけて、肌が荒れないかどうか試してから作業を行ないましょう。

 

コンクリートについた油性ペンキの落とし方

 

外で作業をしている場合、コンクリートに油性ペンキが付着してしまうことが多々あります。

 

「外だからまあいいか」と諦めがちですが、コンクリートに付着した油性ペンキも簡単に落とせます!

 

 その方法はシンナーです。

 

ホームセンターなどに様々なシンナーが並んでいますが、スプレー式のシンナーがオススメです。

 

ラッカーシンナーなどボトルに入っているものは、こぼしてしまう危険性があり匂いが周囲に広がりやすいので注意が必要です。

 

【用意するもの】

✔ 油性塗料の薄め液(シンナー)

✔ ブラシ

✔ 水

手順

  1. 油性ペンキが付着したコンクリート部分にシンナーをかけます。
  2. ブラシで強くこすります。
  3. 油性ペンキが落ちたら、必ず水で洗い流しましょう。 
 シンナーは皮膚からも吸収する有機溶剤ですので、必ずマスクや眼鏡、手袋を着用しましょう。また、シンナー可燃物ですので作業付近で火を扱うのはやめましょう。

 

車の外装に油性ペンキがついてしまったら?

 

気をつけていても、外で作業をしていたらいつの間にか車の外装に油性ペンキが付いていた、なんてこともありますよね。

 

そんな際は、自分でどうにかしようとせず車に詳しい専門店に急いで駆け込むことをお勧めします。

 

車の外装に使われている塗装によって使用できる洗剤が変わってきます。

 

そのため、間違った方法で油性ペンキを落とそうとすると、車体の塗装ごと剥がれてしまう可能性もありますのでご注意ください。

 

不安な服の汚れはクリーニング店へ

 

やはりどんなに慎重に洗っても、服の種類によってはダメージを受けてしまう可能性があります。

 

色の変色や繊維の損壊などが不安な方は、汚れ落としのプロであるクリーニング店に駆け込みましょう。

 

ただし、油性ペンキなどの強い汚れを扱っていないクリーニング店もあるので、電話などで確認することをオススメします。

 

油性ペンキの汚れを作らない対処法

①室内で作業を行なう場合

床に新聞紙を敷いて作業する方が多いと思いますが、新聞紙は少しの衝撃で破れてしまったり浸透してしまったりと、あまり心もとないです。

 

できれば、大きめなサイズの板を用意し、作業スペースに敷きましょう。

 

床だけではなく近くの壁にも新聞紙などを貼り付けるといいと思います。

 

②コンクリートで作業をする場合

コンクリートで作業をする場合は、あらかじめコンクリートを水で少し塗らしておくといいです。

 

油性ペンキが乾きにくくなるので、付着していることに気が付いたらできるだけ早めに水やブラシで落としましょう。

 

まとめ

まとめ

 

 早めの対処が肝心です!気づいたらすぐに水拭きやお湯で濯ぐなどしましょう。

 

 油性ペンキを落とす際は手袋やマスクを装着し、必ず換気をしてください!洗剤で肌が荒れたり、気分が悪くならないよう自分を守りましょう。

 

 大切な車や服はプロにまかせるのが一番安心です。早めに専門店に相談しましょう。

 

 

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