【カバンのカビ取り方法】臭いもキレイに除去!!効果的な落とし方&カビ防止対策を紹介!

 

カバンをクローゼットに入れたままにして、いざお出かけするときに使おうと思ったらカビが生えていたことはないでしょうか?

 

 

思い入れがあるカバンやお気に入りのカバンだと、なかなか捨てることはできませんよね。

 

実はカビはご自分でもある程度取り除くことができます。

 

そこで今回は、カバンについてしまったカビの取り方や対処方法についてご紹介します。

 

ぜひ大切なカバンのお手入れの参考にしてみてください。

 

カバンのカビ取り方法

 

カビはいつも空気中に漂っています。

 

湿気と温度、カビの栄養分という条件がそろってしまうと、カビが発生しやすくなってしまいます。

 

特に押し入れやクローゼットの扉を閉め切って、衣類やカバンをしまっておくと湿気がこもりやすく、特に革製のカバンには、カビの栄養分となる成分が多く含まれていますので、湿気の多い梅雨の時期には注意が必要です。

 

 

では、一度カビが付いてしまったカバンは捨てるしかないのでしょうか?

 

カバンにカビが付いてしまった場合は、まず次の方法を試してみてください。

 

①天日干しする

 

カビは乾燥に弱いので、カビが付いてしまったら、まずカバンを天日干しにしましょう。

 

天日干しは、次の手順で行って下さい。

 

【用意するもの】

✔ 布巾

✔ 保湿クリーム

手順

  1. 濡れた布巾をしっかりと絞った後、カバンの表面を丁寧に拭きとっていきます。
  2. その後でカバンを陰干しにします。
  3. 保湿クリームを塗ります。

この方法ではカビを完全に取り除くことはできませんが、まだカビの被害が少ない場合は、この方法でカビの被害が拡がるのを防ぐことができます。

 

革製のカバンの場合は、天日干しにした後で専用のクリームを使って保湿して下さい。

 

②エタノール

 

エタノールには、カビの成分を分解する働きがあります。

 

カバンのカビをとるためには、消毒用のエタノールを使いましょう。消毒用エタノールは、ドラッグストアに行けば数100円程度で購入できます。

 

99%の濃度があるエタノールを8割程度に薄めたものを使いましょう。

 

【用意するもの】

✔ 水

✔ 消毒用エタノール

✔ 布巾かガーゼ

手順

いきなりカバンにエタノールをつけるのではなく、カバンの底など目立たないところに少量つけて、色落ちしないかどうかを確かめてから使ってください。 

エタノールは発火性が高いですので、火の気のないところで使用するなど、使い方には注意が必要です。

 

③重曹

 

重曹もカバンのカビを除去するためには有効です。重曹を使うには、まず重曹スプレーを作りましょう。

 

【用意するもの】

✔ 水

✔ スプレー容器

✔ 重曹小さじ1

✔ 保湿クリーム

手順

  1. スプレーボトルを用意して、その中に水100mlと重曹を小さじ一杯入れ、よく混ぜ合わせてください。
  2. カビが生えてしまった部分にスプレーをかけ、そのあとで布巾を使ってカビを丁寧にふき取ります。
  3. 重曹を使うと、乾いた後で白く粉が浮いてきますので、その場合はクエン酸かお酢を水で薄めて布巾に染み込ませ、カバンを拭いてください。

この場合も、処理が終わった後は専用のクリームを使って保湿してください。

 

専用のクリームが用意できなかった場合は、オリーブオイルを代用品として使ってもかまいません。

 

クリーム、またはオリーブオイルを塗った後は、乾いた布巾で余分な油分をふき取ってください。

 

④ハイター

 

カバンのカビ取りに使用するのは、お洗濯用のワイドハイターです。

 

キッチンハイターの場合は色が抜け落ちてしまいますので、お洋服のお洗濯などにも使用するワイドハイターを使います。

 

【用意するもの】

✔ ぬるま湯

✔ 洗面器かたらい

✔ ワイドハイター

手順

  1. 洗面器かたらいにぬるま湯を入れ、ワイドハイターを大さじ2杯程度入れ、よく混ぜ合わせましょう。
  2. その中にカバンを入れて浸け置きします。
  3. カバンを傷めないようあまり長時間放置せず、だいたい1時間から2時間程度浸け置きにします。
  4. もう一度洗濯機に入れ洗い直します。 

洗濯機に入れるときはカバンの型崩れを防ぐため、洗濯ネットに入れてから洗い流すようにしましょう。

 

お洗濯が終わったら、風通しの良い場所で半日陰に干してしっかり乾燥させて下さい。

 

⑤クリーニング

 

今までご紹介した方法でカビが取り除けなかった時は、専門の業者にクリーニングをお願いしましょう。

 

無理に自分でカビを落とそうとすると、カバンを傷めてしまう場合があります。

 

ブランドバッグなど、高価なカバンの場合は無理に自分で対処しようとせず、革製品専門のクリーニング業者にお願いするのが一番です。

 

ブランドバッグの場合は、購入したお店にお願いするとクリーニングしてもらえますが、業者にクリーニングをお願いすると高くつく場合がありますので、どのくらい費用がかかるのか前もって電話で確認してからお願いすると良いでしょう。

 

カバンの素材別カビ対策

 

カバンのカビ取りをするには、「どの素材のカバンにどのアイテムを使ってカビ取りをするのか」覚えておきましょう。

 

素材によっては間違ったアイテムを使用することで色落ちしてしまったり、カバンを傷めてしまうことがあります。

 

それでは次に、カバンの素材別のカビの取り方をご紹介します。

 

①革

 

革製品はデリケートですので、まず天日干しにする方法を取りましょう。

 

日光消毒をして滅菌し、カビの繁殖を防ぎます。

 

これだけでもある程度カビを薄くすることはできますが、それでも取れなかった場合は重曹スプレーを利用して下さい。

 

【用意するもの】

✔ 水

✔ 重曹小さじ1

✔ スプレー容器

✔ 布巾かガーゼ

手順

  1. 重曹スプレーをカビが生えている部分に吹きかけてください。
  2. 布巾かガーゼを使ってぽんぽんと叩くように染み込ませます。
  3. 重曹をつけた部分を布巾かガーゼで軽く拭き取ってください。

最近では革製品専用の洗剤が販売されていますので、専用の洗剤を使って水洗いする方法もあります。

 

革製品専用の洗剤は効果が高く、この方法でカビがきれいになったという口コミも多く見かけますので、一度試してみても良いでしょう。

 

しかし、革製品にはワイドハイターやアルコール類は使用できませんので、この方法でカビが取れなかった場合はクリーニング店にお願いするしかありません。

 

②ナイロン

 

ナイロンは革製品に比べて丈夫ですので、消毒用エタノールでもカビを落とすことができます。

 

しかし、色つきのナイロンバッグの場合は色落ちしないかどうかを確認してからエタノールを使いましょう。

 

カビを落とすためにベンジンを使う方がいますが、ベンジンはいくらナイロンが丈夫でも生地を傷めてしまう可能性があります。

 

【用意するもの】

✔ 水

✔ 消毒用エタノール

✔ 落ちない場合は歯ブラシ

手順

  1. まず布巾を使ってカビが生えている部分にエタノールを染み込ませます。
  2. カビが取れない場合は、エタノールの染み込ませてから歯ブラシなどで軽くこすります。
  3. 最後に洗濯機で洗い流します。

型崩れが心配なようであれば、手洗いがおすすめです。

 

③布

 

布の種類にもよりますが、帆布などの丈夫なカバンであれば、エタノールやベンジンを使っても構いません。

 

布製のカバンであれば、まずワイドハイターを利用しましょう。

 

【用意するもの】

✔ ぬるま湯

✔ 洗面器かたらい

✔ ワイドハイター大さじ2

手順

  1. 洗面器にぬるま湯を入れ、ワイドハイター大さじ2杯入れて良く混ぜ合わせます。
  2. ワイドハイターに浸けて1時間から2時間程度浸け置きにします。

また、ベンジンを使う場合は以下の手順に従って行いましょう。

 

【用意するもの】

✔ ベンジン

✔ 布巾

手順

  1. 布巾にベンジンを染み込ませ、始めに目立たない場所につけて色落ちしないかどうかを確認します。
  2. カビが生えた部分にベンジンを染み込ませます。
  3. カビが生えている部分をぽんぽんと叩いてきれいに拭き取ります。
  4. 洗濯機でもう一度洗います。

拭き取った後はしっかり乾燥させてからクローゼットにしまいましょう。

 

ベンジンは窓を閉め切って使用すると、気分が悪くなる場合がありますので、必ず窓を開けるなどしっかりと換気をしましょう。

 

かばんのカビ予防対策

 

ここまではカビの取り方についてご紹介してきましたが、やはりカビは生えないようにするのが一番です。

 

カビの生え方によっては根が深く張り、なかなか取れない場合があります。

 

そうなるとクリーニングに出す必要があり、カバンを購入したときよりも費用が高くつくことがありますので、下記のカビ対策を実施しましょう。

  

①防水スプレー

カビ予防には、雨の日に使う防水スプレーをかけると効果的です。

 

特に梅雨の時期のお出かけ後は、カバンをしっかり乾かしたつもりでも、生地が湿っていることがあります。

 

防水スプレーをかけておけば、ある程度カビ予防になりますが、お天気の悪い日にお出かけをした後は、ドライヤーなどを使ってしっかり乾かしてからクローゼットにしまってください。

 

②とにかく喚起

カビは湿気を好み乾燥に弱いですので、しっかりお部屋の換気をしましょう。

 

クローゼットの扉は閉め切りにせず、1週間に一度は扉を開けて風通しを良くしてください。

 

また、クローゼットの扉の前に扇風機をおいて換気するという方法もあります。

 

カビを防いでにおい対策も!

 

カバンを長持ちさせるには、こまめにお手入れする必要があります。

 

しかし、具体的には何をすればよいのでしょうか?

 

カビを防ぐためのお手入れには、重曹やアロマオイルがおすすめです。

 

カビが苦手とするアロマオイルがありますので、これを重曹と水で混ぜ合せ、スプレーを作ります。

 

クローゼットにしまう前にアロマオイルスプレーを吹きかけておくと、カビが生えにくくなり、イヤな臭いを解消することもできます。

 

【用意するもの】

✔ 水適量

✔ 重曹100g

✔ お好みのアロマオイル10

✔ スプレー容器

手順

  1. それぞれを混ぜ合わせます。
  2. 気になる部分に吹きかけます。

カビ予防に効果の高いアロマオイルはラベンダーやユーカリ、レモングラスなどが香りもよいのでおすすめです。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?今回はカバンについたカビの取り方についてご紹介しました。

 

カビが付いてしまった場合は、捨てなくても除去する方法もありますが、まずはカバンにカビがつかないよう予防することが大切です。

 

カビを取り除くには…

 

 天日干しにする。

 

 消毒用エタノールを水で薄めてカビの生えている部分に染み込ませてお洗濯する。

 

 重曹スプレーをかけてからお洗濯する。

 

 ワイドハイターに浸け置きにする。

 

 取れなかった場合はクリーニングに出す。

 

 防水スプレーやアロマオイルを吹きかけてカビを予防する。

 

カビは根深いものだとなかなか取ることができず、プロの力を借りなければならなくなります。

 

そうなると費用も高くかかってしまいますので、なるべくカビが生えないようこまめにお手入れしましょう。

 

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