【服についた鳥のフンの取り方】超簡単!!おすすめの染み抜き方法&注意点を紹介!

 

お出かけの最中や洗濯物を干しているときに、鳥のフンが衣服に付いてしまったという経験はありませんか?

 

 

それがお気に入りの服だったときはがっかりしてしまいますよね。

 

また、外を歩いていたら不意に服についていることもありますよね。

 

 

じつは鳥のフンには無数の細菌や寄生虫が付着しており、それが人体に入り込むと死に至るような病気に感染してしまう危険性もあります。

 

そのため、衣服に付いた鳥のフンを除去する際には注意が必要なのです。

 

今回は、『服についた鳥のフンの取り方』をご紹介していきますので、お困りの際のぜひ参考にしてみてください。

 

鳥のフンを掃除するときは細心の注意を!

 

鳥のフンにたくさんの病原菌が付着しています。

 

その細菌を人が触れたり、吸い込んでしまったりすると感染症を引き起こしてしまう可能性があります。

 

鳥のフンに含まれている病原菌に感染することで発症する疾患は以下の通りです。

 

発症する疾患例

 

  • クリプトコッカス症

ハトや猫のフンに付着しているカビから発症します。経口から感染し、肺に感染してしまうと発熱や胸痛などの症状が出現します。症状が悪化し、髄膜炎を引き起こしてしまった場合には死に至る場合もあります。

 

  • オウム病

細菌とウイルスの中間的な病原体であるクラミジアが原因でオウム病を発症します。鳥だけではなく人間にも感染する恐れがあります。感染した場合にはインフルエンザと似たような症状を引き起こし重症化してしまうと死に至る場合もあります。

 

  • サルモレラ食中毒

ネズミが多く保有している菌ですが鳥が保有していることもあります。重篤な食中毒症状を引き起こします。

 

  • 脳炎

高熱や頭痛、嘔吐、意識混濁、けいれんなどの重篤な症状を引き起こします。四肢の麻痺や知能障害の後遺症を残すことが多くあります。

 

  • アレルギー

乾燥した鳥のフンを吸い込んでしまうことで肺疾患や喘息のアレルギー症状を引き起こすことがあります。

 

  • ニューカッスル病

人間に感染してしまうと急性類粒結膜炎が主症状です。

 

  • トキソプラズマ症

妊婦の方が感染してしまうと流産したり生まれてくる子どもに脳障害を起こしたりしてしまう危険な病気です。

 

また、フンの中には寄生虫も多く含まれており人間を刺咬し、人体の健康に影響を与える危険性があります。

 

このように鳥のフンには危険がたくさん潜んでいるのです。

 

以上のことから、鳥のフンを処理する際には細心の注意が必要です。

 

服についた鳥のフンの取り方

 

 

鳥のフンを処理する際には、人体に病原菌や寄生虫を付着させないように気を付ける必要があります。

 

フンの処理をする際の服装

 

  • 使い捨ての手袋の装着
  • 使い捨てのマスクの装着
  • ゴーグルの装着

 

 

①外出時の応急処置

 

外出中に鳥のフンが付着してしまった場合、必要な道具をそろえるのが難しいですよね。

 

そんなときの処理方法について説明します。

【用意するもの】

✔ ティッシュペーパー

✔ 水

✔ 液体せっけん

手順

  1. フンをとれるだけティッシュペーパーで取り除きます。
  2. 中に着ている衣服に染みこまないように染みの裏側にティッシュペーパーを当てておく。
  3. 新しいティッシュペーパーを水で濡らし、石鹸があるようであれば石鹸も塗布します。
  4. 染みの周囲から内側に向かって濡らしたティッシュペーパーでたたきます。
  5. 塗れたティッシュペーパーの綺麗な部分でふき取ります。
  6. 新しいティッシュペーパーを水で濡らし石鹸分を拭き取ります。
  7. 乾いたティッシュペーパーで水気を拭き取ります。
  8. 帰宅後、通常通りの洗濯をします。     

※処理後にはしっかり手洗いをしておきましょう。

 

液体酵素系漂白剤を使用する

「ac 写真 液体酵素系漂白剤」の画像検索結果

 

鳥のフンであれば漂白剤で綺麗になることが多いです。試してみてください。

【用意するもの】

✔ 液体酵素系漂白剤

✔ 洗濯用の洗剤

✔ 水

手順

  1. 取り除けるフンをティッシュなどでつまみ取り除いておきます。
  2. 汚れている部分を水で濡らし液体酵素系漂白剤を塗布し漂白剤の表記に合わせた時間放置します。
  3. もみ洗いします。
  4. 流水で洗い流し、通常通りの方法で洗濯機で洗濯します。
    (※可能であれば他の衣服を汚染させないように分けて洗うのが良いでしょう)

 

重曹やセスキ炭酸ソーダを使用する

「ac 写真 重曹」の画像検索結果

 

鳥のフンは酸性なのでアルカリ性の成分で効果的にフンの汚れを落とすことができます。

 

安心安全な成分で手軽に手に入るのでおすすめです。

【用意するもの】

✔ 重曹(セスキ炭酸ソーダ)

✔ 水

手順

  1. 取り除けるフンをティッシュなどでつまみ取り除いておきます。
  2. 汚れているところを水でもみ洗いします
  3. 重曹(セスキ炭酸ソーダ)を振りかけしばらく放置します。
  4. 流水でよく洗い、通常の方法で洗濯します。

 

服についた鳥のフンの取る際の注意点

①体の弱い人は掃除を避ける

上記でも述べましたが、鳥のフンは人体にとても有害です。

 

処理をする際には体内に取り込まないように細心の注意を払いましょう。

 

また、以下に該当する方は感染リスクが高まりますので、家族の方にお願いして処理することをおすすめします。

  • 呼吸器疾患やアレルギーがある
  • 免疫力が低下している
  • 妊娠中である
  • お年寄りの方

 

②フン処理後の掃除道具&衣服について

洗浄するときに使用する物品に関しては、使い捨ての物を使用することをおすすめします。

 

また、処理後に洗濯をする際も他の衣服に菌が付着しないように単独で洗うのが良いでしょう。

 

処理が終われば手洗いうがいを行い、清潔を保つようにすることが大切です。

 

③フンが付いたら早めの対処を心がけよう!

衣服に鳥のフンが付着してしまった際は、なるべく早く処理をするようにしましょう。

 

時間がたつにつれて乾燥し、菌を飛び散らす恐れがあります。

 

また、時間の経過とともに汚れも落ちにくくなるので注意が必要です。

 

綺麗に染みが取れなかった場合は、クリーニングに出すと良いでしょう。

 

クリーニング店では染みの種類により、処理の方法が異なるので鳥のフンの染みであることを伝えておくとよいでしょう。

 

鳥よけ対策を行おう!

 

洗濯物にフンが付着しないようにすることが一番大切です。

 

ベランダに鳥よけを仕掛けたり手すりなどに鳥がとまらないように「鳥対策のトゲ」を設置したりするのもおすすめです。

 

 

洗濯干し場の上に電線がある場合などは、電線管轄業者に連絡することをおすすめします。

 

無料で電線にとげを設置してくれるようなサービスもあります。

 

まとめ

まとめ

 

 鳥のフンには人に有害な病原菌が多く付着しており重大な疾患を引き起こす可能性がある。

 

 処理をする際にはマスク、手袋、ゴーグルを着用し気を付けて処理をすることが大切。

 

 鳥のフンが外出先で付着した際も水と液体せっけんで応急処置ができる。フンが染み込まないように早めに処理をすることが大切である。

 

 衣服に付着した鳥のフンはまず除去できるものは先に取り除き、その後流水で洗う。液体酵素系漂白剤やアルカリ性である重曹・セキス炭酸ソーダで洗浄するのが効果的。

 

 洗濯する際は他の衣服に菌を移さないように汚染された衣服を単独で洗うことがおすすめ。

 

 呼吸器系疾患やアレルギーのある方、免疫力の低下している方、妊婦の方やお年寄りの方は病原菌感染リスクが高まるためより注意が必要。

 

 洗濯物に鳥のフンが付着しないように鳥よけを設置したり、電線管理業者に連絡したりすることが大切である。