【漂白剤による色落ちの修復方法】簡単!!服がハイター等で色落ちした場合の対処法!

 

お気に入りの洋服を汚してしまった時はショックですよね。

 

そんな時に漂白剤で落とそうとしたことがある人は多いのではないでしょうか?

 

一番手頃で確実性のある漂白剤はほとんどの家庭に1つはあると思います。

 

しかし、そんな便利な漂白剤も使用方法を少しでも間違えてしまうとお気に入りの洋服の汚れを落とすためのつもりが、漂白剤のせいで色が落ちてしまい、さらに洋服がダメになってしまうこともあります。

 

 

そんな時どうしていますか?もったいないけれど諦めて捨ててしまっていませんか?

 

今回は、漂白剤による色落ちをしてしまった洋服を綺麗に修復する方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

まずは漂白剤の特徴を知ろう!

 

そもそも漂白剤はどのような効果があるものかご存知でしょうか?

 

漂白剤は「色を抜くもの」と思っている方も多いかもしれませんが、じつは少し違います。

 

漂白剤はシミや落ちにくい汚れなどの色素を分解して取れやすくしてくれ、そのおかげで取れなかった汚れをきれいにすることができます。

 

また、漂白剤と聞いて「キッチンハイター」を思い浮かべた人も多いと思いますが、漂白剤には2種類あります。

 

その種類によって使用方法を気をつけないと大変なことになってしまいます。

 

そこで、まずは漂白剤とはどのようなものがあるのかをご紹介します。

 

①塩素系漂白剤

 

 

 

こちらは皆様が思い浮かべるであろう「キッチンハイター」などが当てはまります。

 

塩素系漂白剤の特徴は漂白する力が強いため、柄物の洋服などに使用すると柄が全て真っ白になってしまうほど強力なものになります。

 

そのため塩素系漂白剤を使用する際は「白系統」の洋服にしか使わないほうがいいでしょう。

 

また、塩素系漂白剤は強力な殺菌効果がありますのでノロウイルスなどの感染力の強いウイルスに触れてしまった衣類やタオルなどを殺菌するのにも効果的です。

 

②酸素系漂白剤

 

 

 

こちらは塩素系漂白剤に比べると漂白する力は弱いため柄物の洋服にも比較的安心して使用できます。

 

よくある「おしゃれ着用」などの漂白剤はこの酸素系漂白剤が当てはまります。

 

ただこちらにももちろん注意点があります。

 

それは色落ちしやすい素材の洋服には使用しないこと。

 

いくら塩素系漂白剤に比べて弱いからといっても漂白剤なので白くする力はあります。そのため色が落ちやすい洋服に使用すると色が抜けてしまう可能性があります。

 

また、長時間漂白剤につけ置きした場合にも色が抜けてしまう可能性がありますので注意してください。

 

漂白剤による色落ちの修復方法

 【大前提】色落ちを完全に元に戻すことはできない

漂白剤の種類によって漂白する力が違うことはわかりましたが、間違えて塩素系の漂白剤を使ってしまった時や、気をつけて使ったとしても気づかないうちに一部分だけ色落ちしてしまう時もあると思います。

 

白い洋服の場合は色落ちすることはありませんので心配する必要はありませんが、色が濃い洋服や柄物の洋服に間違って使用してしまった場合真っ白になってしまうか、所々色が抜けてカッコ悪くなってしまいますよね。

 

しかし、漂白というのはとても厄介なもので色素を抜いてしまっている状態ですので、完全に同じ色や柄に戻すというのはできないものだと考えるといいでしょう。

 

でもどうしても長く着たいお気に入りの洋服などもあると思います。

 

そんな時に使えるおすすめの対処法をご紹介しますので参考にしてみてください。

 

①染色

 

一番確実な方法は染め直してしまうことです。

 

全体的に色落ちしてしまった場合は染め直してしまうのが一番手っ取り早い方法になります。

 

 

とは言っても一部分だけの場合全てを染めなおすのは面倒ですし、疲れますよね。

 

そんな時は「染色ペン」というものを使うと楽に対処できます。

 

その名の通り染料ペンタイプになっているものですので細かい部分もきれいに塗ることができます。

 

インターネットなどでも様々な色が売られていますので手持ちの洋服に多い色などのペンは持っておくと何かあった時に便利かもしれません。

 

 

染色する際の注意点は色が抜けてしまった部分に漂白剤が残らないようにしっかりと洗ってから染色しないと、どんなに頑張って染めたとしても漂白剤が残っているので染まりませんので気をつけてください。

 

②クリーニング

 

少々お金はかかってしまいますがクリーニングのメニューの中に色落ちした部分を修復してくれるメニューがあるお店がありますので、自分で染めたりするのは不安という場合はクリーニングに持ち込むのもいいでしょう

 

ただし、こちらも100%元に戻るわけではありませんので色落ち具合によっては、修復不可能や少し色が違う状態で戻ってくる可能性もありますので覚えておきましょう。

 

③マジック

こちらは黒い服限定になってしまいますが色落ちしてしまった部分を油性ペンなどのマジックで塗りつぶしてしまうという方法です。

 

こちらはあくまでも応急処置のものにはなってしまいますが、一時的に誤魔化したい場合は有効な方法であると言えます。

 

漂白剤による色落ちを防ぐ方法

 

そもそも色落ちを防ぐことができれば染めたり、クリーニングに持ち込む手間がかかることもありませんよね。

 

そこで、ここではいくつか色落ちを防ぐ方法をご紹介しますので参考にしてみてください。

 

①パッチテストをする

素材によって色の落ち具合なども変わってくるので漂白する前に、まず洋服の目立たない場所でどれくらい色落ちをしてしまうのかチェックしておくといいでしょう。

 

チェックテスト

1、漂白剤を綿棒などに染み込ませる

2、洋服の目立ちにくい場所につけて数分放置する

3、洗い流し塗った部分が色落ちしていないか確認する

 

漂白剤を少し洋服につけて確認するだけですので誰にでも簡単にできますね。

 

注意して欲しいのは絶対に目立たない場所に漂白剤をつけることです。

 

間違って目立つ箇所につけてしまうと万が一色落ちした場合に大変なことになりますので注意してください。

 

②洗濯機を使わない

スイッチ一つで洗濯をしてくれるのでとても便利ですが漂白剤を使用する場合は、手洗いで洗う方が安心で無難な方法になります。

 

万が一色落ちしてきたなと気づくことができればすぐに洗い流すこともできますし、すすぎ洗いもよりしっかりとすることができますので漂白剤が洋服に残ったままになることも防げます。

 

ただしお湯の温度が高ければ高いほど洋服は色落ちしやすくなってしまいますので、手洗いするときのお湯の温度は高すぎないように気をつけましょう。

 

③漬け置き時間は短く

長く漬ければつけるほどきれいに落ちると思ってつけたまま放置してしまう人もいると思います。

 

しかし、漂白剤の場合はつけ置き時間が長ければ長いほど洋服の元々の色も一緒に落としてしまう可能性がありますので、漬け置き時間は短くしておくのがいいでしょう。

 

漬け置きをしてもあまり落ちなかった場合は何度か繰り返すなどして、決して1度で完全に落とそうと長時間つけ置きしないようにしましょう。

 

まとめ

まとめ

 

 漂白剤には2種類ある。

 

 塩素系漂白剤は漂白する力が強いので色物や柄物には不向き。

 

 漂白剤は色素を完全に抜いてしまっている。

 

 素材によって向き不向きがある。

 

 手洗いで漂白剤を使用するのが無難。

 

 つけ置きするときはお湯の温度に気をつける。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

1度や2度はやってしまった経験があるであろう漂白剤の色落ちは、完全復活させるのは難しいものの工夫次第で色落ち部分をごまかすことはできます。

 

ほんの少し色落ちしている部分があるくらいの場合は試してみることで、色落ちした部分がわからなくなる可能性もあるので参考にしてみてください。

 

また、漂白剤は1つ家にあると食器や包丁などいろいろなものに使えるものもありますので1つは持っておくと便利かもしれません。