ハロウィンやクリスマスなどのイベントの時などはて残った料理に挑戦したくなり、オーブンを使った料理や時間をかけて煮込んだ料理などを作る人も多いのではないでしょうか?
そんな時に便利なホーロー鍋を愛用している人もいると思います。
ただうまく作れてもその後に残っている後片付けでこびりついた汚れや焦げに悩まされますよね。
また、作っている家庭で失敗して焦がしてしまい頑固な焦げ汚れに悩まされている人も多いと思います。
そこで今回はホーロー鍋についてしまった頑固な汚れを綺麗に落とす方法をご紹介します。
ホーロー鍋の特徴
ホーロー鍋とは鉄やアルミなど金属で作られた鍋にガラスをコーティングしたものをいいます。
見た目が良く、色鮮やかなものやデザインがおしゃれなものが多く女性に人気の鍋です。
ステンレスレイヤアルミ製の鍋に比べ保温性があるので煮込み料理にとても向いています。
ホーロー鍋のメリット
・焦げや錆に強い
・汚れが落ちやすい
・見た目がおしゃれなものが多い
・匂いがつきにくい
これだけ見るととても便利で有能なアイテムですよね。
ただデメリットもあり、表面が薄いガラスのため衝撃には弱く、落としてしまうと割れやすいので扱いには注意が必要です
焦げや錆に強く、汚れが落ちやすい便利な調理器具かもしれませんが、長い間使用しているとどうしても焦げ汚れが付いてきます。
そんなときのために簡単な掃除方法を紹介します。
ホーロー鍋の焦げの落とし方
煮込み料理にとても有能で便利なホーロー鍋ですが、煮込み料理を作った時の悩みといえば焦げ汚れですよね。
鍋の縁やそこにこびりついてしまった焦げ汚れは落ちにくくて困ります。
そこで簡単で綺麗に落とすことができる方法をご紹介します。
①重曹
掃除の定番アイテムの重曹が焦げ汚れにもとても活躍してくれます。
【用意する物】
・重曹
・スポンジ
汚れ
手順
1.焦げた部分にかぶるくれらいの水の中に重曹を入れ沸騰させます。
2.沸騰したら弱火にして10分程度加熱します。
3.10分程度たったら火を止めそのまま放置します。
4.しばらくすると汚れが浮いてくるのでスポンジで優しく落とします。
ただ、水と重曹を入れて沸騰させるだけで焦げ汚れが浮いてきて簡単に落とすことができます。
重曹は環境にも優しい上に鍋を傷めずに綺麗にすることができます。
もし、1度では完全に綺麗に落ちなかった場合は何度か繰り返すことで綺麗に落とすことができます。
②クエン酸
【用意する物】
・クエン酸
・スポンジ
汚れ
手順
1.焦げた部分にかぶるくらいの水を入れます。
2.クエン酸を入れ混ぜ溶かします。
3.そのまま1晩放置します。
4.スポンジで優しくこすり落としましょう。
クエン酸は重曹と同じく薬局などで簡単に手に入るのでとても試しやすい方法です。
しかも水煮とか仕入れて置いておくだけなのも嬉しいですね。
ただ、一晩放置しなくてはいけないので置き場所があまりない1人暮らしのお家だと邪魔になってしまうかもしれません。
③酢
料理でもよく使うお酢が焦げ汚れに大活躍してくれます。
【用意する物】
・お酢
・スポンジ
汚れ
手順
1.軽く鍋を洗います。
2.1〜2mmほど鍋の底に溜まる程度のお酢を入れます。
3.そのまま火にかけ焦げ汚れ全体にお酢がいきわたるように回します。
4.3分ほど加熱し火を止めます。
5.冷めるまで放置した後スポンジで優しく落としましょう。
どこの家庭でもある酢を使うことでも綺麗に落とすことができます。
しかし、この方法は食品を使うため勿体無いと思ってしまう方にはお勧めできません。
また、お酢を加熱するので部屋中に酢の匂いが充満してむせかえってしまう可能性がありますので、必ず換気扇を回して行いましょう。
④天日干し
お金も道具も必要のない一番簡単な方法は天日干しです。
方法も日光の力を借りて焦げ付きを完全に乾燥して落とす方法なので、化学製品などは使いたくない方にはお勧めの方法です。
しかし、100%落ちるわけではありませんので、少しの焦げ汚れの場合に行うのがいいでしょう。
⑤酸素系漂白剤
よく「塩素系漂白剤」は耳にするかと思いますが「酸素系漂白剤」は知らない人も多いかもしれません。
しかし、この名前で聞くことがあまりないだけで実は有名なものがあります。
「オキシクリーン」という商品を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
一時期とても流行りましたし、今でも使っている人もいると思います。こちらのオキシクリーンは焦げ汚れに有効な「酸素系漂白剤」です!
基本的には衣類の洗濯などに使われているものですが食器などに使用しても問題はありません。
【用意する物】
・酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)
・スポンジ
汚れ
手順
1.鍋に水を入れオキシクリーンを入れて混ぜます。
2.弱火で加熱します。
3.少し煮詰まる程度まで加熱後火を止めて冷まします。
4.冷えたら通常の食器と同じように洗いましょう。
これで焦げ汚れや跡になってしまった汚れを綺麗にすることができます。衣類にも使えるものなので1つ買っておくと便利かもしれませんね。
ただ、漂白剤なので洗い残しのないようにしっかり洗いましょう。
また大量にこびりついた焦げ汚れにはあまり効果はありませんので、重曹などの方法をやった後の仕上げに行うことで新品のように綺麗にすることができます。
焦げ汚れを落とす時の注意点
焦げ汚れと言えばどうしてもたわしなどでゴシゴシこすってしまいがちですよね。
鍋の焦げ汚れ専用のスポンジなども販売されているので買ったことがある人も多いのではないでしょうか?
しかし、ホーロー鍋は衝撃に弱いためそういった専用の硬いスポンジやタワシ、表面を削ってしまう研磨剤などの使用は厳禁です。
ガラス部分に傷がついてしまい割れやすくなってしまいます。
他にもホーロー鍋の焦げ汚れを落とす時に適していないものがありますのでご紹介します。
使用しなほうが良いもの
・スチールタワシ
・研磨剤(クレンザー)
・メラミンスポンジ
これらを使用すると先述した通りガラス部分に傷が入ってしまいせっかく丈夫にできている。
ホーロー鍋の寿命を短くしてしまいますので注意してください。
長く大切に使うコツは「力ずくで落とそうとしない」です。
また、ホーロー鍋は急激な温度変化にもとても弱いので、加熱した後の鍋を冷水で急に冷やしたりすることも寿命を短くしてしまう原因になってしまいますので気をつけましょう。
まとめ
・ホーロー鍋にも種類がある。
・表面はガラスでコーティングされている。
・重曹を使うとよく落ちる。
・加熱後は急激に冷やさない。
・タワシなどでゴシゴシこすらない。
いかがでしたでしょうか?
焦げ汚れはどうしても強くこすったり削ったりしてしまいたくなりますが、ホーロー鍋にとってそれは絶対にやってはいけないことということがわかりました。
そんな中で重曹を加えて加熱する方法は簡単かつ目で見て分かる汚れの取れ方をするので試してみる価値がありますよ。
見た目も可愛くて機能性も抜群のホーロー鍋は寒い季節やイベントごとにはもってこいのアイテムですよね。
そんなホーロー鍋を長く、綺麗に使うために今回の記事を参考にしてみてください。