夏のうなるような暑さの日は、エアコンを使用するのはもちろんですが、お部屋全体が涼しくなるよう、扇風機を活用されるご家庭も多いと思います。
しかし、「この扇風機・・・よく見ると汚れやホコリなどが溜まってる!?」
さらに、「この扇風機・・・ただ回しているだけなのになぜこんなに汚れてしまうの?」と疑問に思ったことはありませんか?
このホコリを効果的に落とす落とし方や、汚れ防止対策が分かれば便利ですよね。
そこで今回は、扇風機が汚れる原因や汚れた扇風機の効果的な落とし方、掃除方法、また汚れを防止する対策法をご紹介します。
目次
扇風機の汚れの原因
扇風機はモーターを使用し、背面から空気を吸い、それを風として前方に送る仕組みで使用することができます。
その際、風を吸い込むことで背面のモーター部分の編み目にホコリが詰まったり、羽根にホコリが付いているのも、モーターで受け取り切れなかったものが付着していることになります。
さらに、羽根を通り越し、前方のカバーにホコリが付いている状態を目にすることもあるでしょう。
もちろん実際に扇風機を使用している時にホコリが目につくということはまずありません。しかし、扇風機を切ってみると、モーターや羽、ガード部分にたくさんのホコリが付着しているのを確認することができます。
そこで初めてあまりの汚れに驚いて掃除をするという方が多いのではないでしょうか?とは言え、そこまで目に見て分かるほど汚れてしまう前に綺麗に掃除しておきたいものですね。
この後は、扇風機の汚れを効果的に落とす方法や、汚れを防止する方法をご紹介していきます。
【軽い汚れに!】簡単にできる扇風機の掃除方法
扇風機の掃除を行う際は、以下の手順に沿って行うようにしましょう。
この時、掃除を行う前に、感電事故を防止するために必ずコンセントを外して行いましょう。
【用意する物】
・クイックルワイパー、キッチンペーパー
・スポンジ
汚れ
手順
1.扇風機の羽根、カバー、ネジなど、外れる部分ははずしておきます。
2.クイックルワイパーやキッチンペーパーなどを使用してホコリを取っておきましょう。
3.ホコリを取り除いた後は、雑巾を使用して水拭きします。
4.羽根など、水洗いできるものは柔らかいスポンジを利用して綺麗に汚れを洗い流します。
5.洗い終わったら日陰で干すなど、しっかりと乾燥させてから保管しましょう。
扇風機は、羽根やカバーは水洗いすることはできますが、モーター部分については水洗いができません。
羽根やカバーを洗うことと同様に、水で洗ってしまうようなことのないよう十分に注意してください。
モーターは精密機器であるため、水に濡れると故障の原因となってしまうため、掃除の際は取扱いには十分に注意してください。
そしてこの時、せっかく綺麗に掃除をしたにも関わらず、翌年利用する際に再びホコリが付いてしまわないよう、袋やビニールなどを扇風機にすっぽりとかぶせておくようにしましょう。
そうすることでホコリが被ることなく綺麗な状態のまま保管することができますね。次に使用する時はホコリが被っていない綺麗な扇風機を出して使用することができます。
【ひどい汚れに!】ひと手間加えた扇風機の掃除方法
扇風機を掃除する際、雑巾を使用した水拭きだけでも十分に綺麗になります。
しかし、それよりもさらに綺麗に掃除することができる方法があることをご存知ですか?
その方法は、「重曹」を使用することです。
重曹はドラッグストアなどでも手軽に購入することができるため、多くの方がその存在をご存知だと思います。
①重曹を使用した掃除方法
この重曹を使用すると、より扇風機を綺麗に掃除することができます。
【用意する物】
・重曹
・スポンジ
汚れ
手順
1.ぬるま湯に重曹を溶かし、そこに扇風機のガードや羽根を10分ほど浸け置き洗いします。
2.汚れが浮いてきたことを確認したら、スポンジなどを使用して汚れを落としてください。
3.汚れがなくなるまで綺麗に洗い流した後、しっかりと乾燥させましょう。
このように、重曹を使用することでゴシゴシと汚れをこすらなくても、汚れが浮いてくるのでよりお掃除がしやすくなります。
②台所洗剤を使用した掃除方法
重曹がすぐに準備できないという場合でも、べたべたとした油汚れなどは台所洗剤を使用するとスッキリと落とすことができます。
その場合、特に油汚れなどに効果絶大で、よりこびりついた汚れの場合はぬるま湯に洗剤を溶かし、5分ほど浸け置き洗いをしてからスポンジで軽くこすって汚れを落としましょう。
重曹の代用品に台所洗剤も十分綺麗にお掃除できます。
③柔軟剤を使用した掃除方法
ホコリは空気中を無数に漂っています。
そのため、扇風機を綺麗に洗った時は、ホコリひとつついていない状態で使用することができますが、知らず知らずのうちにいつのまにか汚れてしまっていませんか?
そんな時、私たちが日常生活で使用している家庭用品の中で、まさかの柔軟剤が役に立つのです。
重曹や台所洗剤を使用してカバーや羽根を洗った後、水で薄めた柔軟剤の中に雑巾をつけ、カバーや羽根をサッとひと拭きしてみましょう。
これは、柔軟剤でコーティングすることで、カバーや羽根にホコリがつきにくくするために効果的だと言われています。
そして、これを行っておくだけでも、扇風機の清掃回数は各段と減るためおすすめです。
扇風機の汚れを防止対策
扇風機の掃除ができたら、できるだけホコリが付かないような状態で保管しておきたいものです。
せっかく手間暇かけて洗ったにも関わらず、すぐにホコリが付いてしまっては、お掃除する側の方の労力がかかってしまいます。
特に、夏場はキッチンで料理をする際の熱が暑く、そのような場所で扇風機を使用する場面もあるでしょう。
しかし、キッチンで使用する扇風機は特に水分や油分を含んでいすため、どうしても汚れが落ちにくい傾向にあります。
その場合は重曹などを使用し、油汚れを落とした後、ホコリが付かないようにする方法や柔軟剤やリンスを少量入れて薄めた水を使用してカバーや羽根を拭き、コーティングしてみましょう。
実は、この方法については、何も扇風機だけに捉われる必要はありません。
リビングのテレビボードの上に尋常なないほどホコリが溜まっていませんか?
これは静電気によるものがほとんどですが、まさかテレビボードにカバーをかけるなどといったことはできないため、こまめにお掃除する他ありません。
そんな時も、硬く絞った雑巾に柔軟剤を薄めた液体を含め、ボードの上を拭き上げしておくだけで、ホコリが付きにくい状態にすることができるのです。
もちろん、クイックルワイパーなどで定期的にお掃除をする、また、掃除機などを使用してホコリを吸い取るなどと言った方法でもOKです。
まとめ
・モーター部分
・羽根部分
・カバー部分
については、特にホコリが溜まりやすく、多くの方が困ってしまうようです。
そんな時は・・・
・重曹
・台所洗剤
を使用することで簡単・手軽に汚れが落ちるだけではなく、さらに汚れ防止のためにも柔軟剤を水で薄めた液体を使用して拭き上げることで、ホコリの付着を防ぐことができます。
そろそろ夏の終わりが近づいてきたので、扇風機を片付ける前に、翌年の利用を考慮し、綺麗にお掃除してから保管するようにしましょう。