【ファンデーションの染み抜き方法】簡単!!服についたシミ汚れの落とし方&応急処置!

 

お洋服を脱ぐ時や着る時、ジャケットにファンデーションが付いてしまったことはないでしょうか?

 

ファンデーションの汚れに気が付いて慌ててお洗濯しても、汚れを落とせなかった、という方も少なくないでしょう。

 

ファンデーションの汚れは、普通にお洗濯をしてもなかなか落とせるものではありませんが、実は誰にでも簡単に汚れを落とす方法があります。

 

そこで今回は、ファンデーションの汚れの落とし方についてご紹介します。

 

衣類別のファンデーションの汚れの落とし方と応急処置の方法についても説明しますので、お気に入りのお洋服にファンデーションがついて困っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ファンデーションの成分

 

 

ファンデーションの成分について考えてみたことはあるでしょうか?

 

 

洗濯物の汚れには水溶性のものと油性のものとがあり、汚れを落とすには、その汚れの成分について理解すれば解決できます。

 

そこで次に、ファンデーションの成分について説明します。

 

①合成界面活性剤

合成界面活性剤は、リキッドファンデーションやクリームファンデーションに含まれている成分です。

 

これは、ファンデーションを形成するその他の油性の成分を水性の物と混ぜ合わせるために使われます。

 

②紫外線吸収剤

ファンデーションには、日焼けを防ぐために紫外線吸収剤が含まれています。

 

ファンデーションに使用されている紫外線吸収剤には、だいたい30種類ほどのものがあり、UV効果の高いファンデーションに多く含まれています。

 

③防腐剤

防腐剤は固形のパウダーファンデーションには含まれていない場合が多いですが、雑菌の繁殖を防ぐため、水分の多いリキッドファンデーションやクリームファンデーションに多く含まれている成分です。

 

④シリコンオイル

シリコンオイルには水をはじく性質があります。

 

これは化粧くずれを防ぐ目的で用いられる成分で、成分表を確認したときに「~コン」「~ポリマー」という名称が記載されていたら、合成界面活性剤が含まれているということです。

 

⑤ノンコーティング酸化チタン

ノンコーティングチタンは天然鉱石を粉末状にしたもので、ほとんどのファンデーションに含まれている成分です。

 

ファンデーションに含まれているものには、酸化チタンとノンコーティング酸化チタンとがありますが、成分表にはどちらも酸化チタンと表示されています。

 

衣類に付いたファンデーションを落とすときの注意

 

 

お洋服にファンデーションがついてしまったときは、放置せず、なるべく早く汚れを落とす必要があります。

 

ファンデーションの汚れをそのままにしておくと、汚れが染み込んでしまい、ますます汚れを落としにくくなってしまいます。

 

とはいえ、あわてて水で洗ったり、ゴシゴシ擦ったりしないよう注意しましょう。

 

水洗いをしたり擦ってしまうと、ファンデーションが繊維の奥深くに入り込んでしまい、汚れが染みついてしまうことがあります。

 

ファンデーションの汚れの基本的な落とし方

 

 

始めに、ファンデーションの落とし方について基本的な方法を紹介しましょう。

 

ファンデーションの汚れを落とすには、次の物を用意してください。

用意するもの

タオル

タオルは、ファンデーションの汚れを落とす際に衣類の下に敷き、汚れを染み込ませるために使います。

バスタオルでは少し大きすぎますので、フェイスタオルを使うと良いでしょう。

歯ブラシ

歯ブラシは、汚れを落とす道具として必要になります。

歯ブラシはわざわざ新しいものを用意する必要はありませんので、使い古した歯ブラシを軽く洗ってから使用しましょう。

クレンジングオイル

お顔に付けたファンデーションの汚れを落とすために使用するクレンジングオイルですが、衣類に付いてしまったファンデーションにもクレンジングオイルを使います。

クレンジングオイルはファンデーションを落とすために作られたものですので、衣類に付いたファンデーションを落とす場合にも、クレンジングオイルが最も高い効果を発揮します。

 

続いて手順を説明していきます。

汚れ

手順

1.汚れが付いている部分の下にタオルを敷きます。衣類を置く場所は、清潔な床やアイロン台など、なるべく平らな場所を選びましょう。

2.汚れた部分にクレンジングオイルを適量塗り、歯ブラシを使ってポンポンと軽くたたき込みます。

3.しっかりとクレンジングオイルが染み込んだら、ぬるま湯で汚れ部分をすすぎます。

4.最後に洗濯機に入れてお洗濯すれば完成です。

 

種類別のファンデーションの汚れの落とし方

 

 

特にワイシャツは襟が立っていますので、襟元にファンデーションが付いてしまいがちです。

 

しかし、シャツは比較的汚れを落としやすい衣類ですので、先ほど紹介した方法で簡単に汚れを落とせます。

 

次に紹介するのは、ファンデーションが付いてしまうと汚れが落ちにくい素材の洗い方について紹介します。

 

①ダウンジャケット

 

 

襟元がふんわりしているダウンジャケットのファンデーションが付きやすい衣類です。ダウンジャケットの汚れを落とすには、次の方法を試してみて下さい。 

【用意する物】

・タオル

・スポンジかコットン

・クレンジングオイル

ダウンジャケットのファンデーションの汚れを落とす手順は、シャツの汚れの落とし方とほとんど同じです。

汚れ

手順

1.汚れが付いた部分の下にタオルを敷きます。

2.スポンジかコットンにクレンジングオイルを含ませて、汚れ部分を軽く押し当ててクレンジングオイルを染み込ませていきます。

3.洗濯機に入れる前にぬるま湯に浸したタオルで水拭きをし、その後で乾いたタオルで水分を拭き取りましょう。

4.最後に洗濯機に入れてお洗濯すれば終了です。

 

ダウンジャケットには丸洗いできるものや、ドライクリーニングができる家庭用洗濯機もありますが、ご自宅でお洗濯できないものは、クリーニングに出しましょう。

 

セーター

 

 

セーターの場合は、まず洗濯表示を見てまず洗いできるものかどうかを確認しましょう。

 

「水洗い可」の表示がないものは、クリーニングに出すしかありません。

【用意する物】

・タオル

・ガーゼ、またはハンカチ

・洗濯洗剤かおしゃれ着用中性洗剤

汚れ

手順

1.これまでと同じ様に汚れが付いた部分にタオルを敷きます。

2.中性洗剤が固形洗剤を水に溶かし、ガーゼかハンカチに含ませた後、汚れが付いた部分をポンポンと軽く叩きながら汚れを落とします。

3.ある程度汚れが落ちてきたら、洗濯機、または手洗いでお洗濯をして完成です。

4.生地が伸びてしまわないようハンガーを2本使ってM字に干します。セーターは直射日光を避けて半日陰に干しましょう。

 

セーターはゴシゴシ擦ると毛玉の原因になってしまいますので、擦らないよう注意してください。

 

応急処置の方法

 

 

これから人と会う約束があった場合にファンデーションの汚れを見つけてしまったら、すぐに汚れを落としたいですよね。しかし、そこであわてて水で洗ったりゴシゴシ擦ったりすると、かえって逆効果になってしまいます。

 

ファンデーションが付いてしまった場合の応急処置は、次の方法を試してみて下さい。

【用意する物】

・ハンカチ、またはハンドタオル

・シートタイプにメイク落とし

・ティッシュ

汚れ

手順

1.汚れ部分にティッシュをあてて軽く押し当て、ファンデーションの油分をティッシュに染み込ませます。

2.ティッシュを少し湿らせてハンドソープを含ませたものか、シートタイプのメイク落としを汚れた部分にあてて軽く叩きます。

3.汚れ部分の裏側にハンカチかハンドタオルをあて、今度は乾いたティッシュで汚れを吸い取ります。

 

その他の落とし方

 

 

ファンデーションの汚れは食器用洗剤か、緑色の固形石鹸「ウタマロ」を水に溶かして汚れ部分に含ませてからぬるま湯で洗うと、汚れを簡単に落とせます。

 

しかし、色落ちする物やセーターなどのデリケートな素材の衣類には使用しない方が無難です。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は衣類についたファンデーションの汚れの落とし方について説明しました。

 

お洋服にファンデーションが付いてしまったときには・・・

・クレンジングオイルを汚れ部分に染み込ませる。

・歯ブラシを使って汚れた部分を軽く叩く。

・ぬるま湯で軽く洗い流した後、洗濯機でお洗濯する。

 

これは素材によっては不向きな方法ですので、洗濯表示を事前に確認してから行いましょう。

 

襟が汚れているとそれだけで不潔に見えてしまいますので、応急処置の方法と合わせて参考にしてみて下さい。