自宅にある庭の木が、生長しすぎて毎回の手入れが大変になったり、庭全体をリニューアルしたい…など様々な理由によって、伐採の必要が出てくることがあります。

 

少し大変ですが、チェーンソーやのこぎりで切れば、業者に頼むより経済的に伐採することができます。

 

しかし、問題なのが残された「切り株」

 

このまま残しておくと、邪魔になってしまうし白アリなども心配です。

 

そこで今回は、伐採した木(切り株)を枯らす方法について詳しくご説明していきます。

 

伐採した木(切り株)をそのままにしていてはダメ?

 

伐採した切り株をそのままにしておくと、この切り株を栄養に白アリが発生してしまいます。

 

白アリが本格的に発生すると自宅だけでなく、ご近所にも被害を及ぼし、その白アリ駆除のために余計な費用がかかります。

 

さらに、切り株の表面や樹皮が日光を吸収して新芽が発生し、再び木が成長してしまいます。

 

以上のような問題が発生することを考えると、伐採に加え、もうひと手間かかりますが、切り株を処理する必要があります。

 

伐採した木(切り株)を枯らす方法【薬剤編】

 

我が家も数年前、庭に生えていたカナメモチの木を数本伐採しました。

 

幹が細い木は伐採した後、切り株の周りの土を掘り、根ごと抜くことができましたが、1本だけ大きくなりすぎて木の根が深く掘り起こせませんでした。

 

もし伐採した木が小さいもので、根ごと掘り起こせそうであれば、まず試してみてください。

 

しかし、どうしても木の根が掘り起こせない状態であれば、時間がかかりますが、薬剤や油を使って根を枯らす方法があります。

 

ここでは、簡単にできるおすすめのやり方をご紹介します。

【用意するもの】

✔ 電気ドリル(またはキリ)

✔ 除草剤または害虫駆除剤

✔ スポイト

✔ 粘土またはガムテープ

✔ ビニールまたはラップ

✔ ゴム手袋、マスク、エプロン(作業着)・ゴーグル

手順

  1. 伐採した木の切り株に、穴を開ける
  2. 穴に除草剤または害虫駆除剤を注入する
  3. 穴を粘土やガムテープなどでふさぐ
  4. 1週間から10日ごとに薬剤注入を繰り返す
  5. 根や切り株がスカスカになっていたら根を掘り起こす

 

ここからはそれぞれの手順についてコツや注意点を交えながらも詳しく解説していきます。

 

①伐採した木の切り株に、穴を開ける

電気ドリルで、切り株に穴を3~4か所開けます。

 

穴の深さは、5センチほどが理想です。

 

我が家の場合は、電気ドリルがなかったので、家にあったキリで開けました。

 

2センチくらいの深さでしか開けられなかったので、穴を6か所くらいにしました。

 

また、とても大きい切り株の場合は、穴の数を増やしてみてください。

 

 

②穴に除草剤または害虫駆除剤を注入する

①で切り株に開けた穴に、「除草剤(ラウンドアップ、サンフーロンなど)」または、「害虫駆除剤(スミチオン乳剤、マラソン乳剤など)」などの薬剤を入れたスポイトで穴に注入します。

 

薬剤ですが、除草剤ですと木の周辺に生えている植物まで枯らしてしまうという説があり、我が家の場合は、害虫駆除剤であるスミチオン乳剤を使用しました。

 

 

しかし、有名なラウンドアップやサンフーロンなどの除草剤なら、周辺の植物に影響はないという説もあります。

 

もしご自宅にこれらの除草剤がありましたら、まずそちらから使用してみてください。

 

除草剤の方が効き目は早く、害虫駆除剤の方が時間がかかります。

 

スミチオン乳剤などの薬剤は臭いがきつく、直接手に触れると手荒れを起こす可能性があります。

 

作業中は、必ずマスクとゴム手袋を使用しましょう。

 

また、薬剤が目に入ったり、衣服に付着する恐れもありますので、エプロン(作業着)やゴーグルなども着用すると良いでしょう。

 

③穴を粘土やガムテープなどでふさぐ

穴に薬剤を注入したら、穴を粘土またはガムテープでふさぎます。

 

薬剤が切り株から流れ出すと、効き目がなくなってしまうので、粘土やガムテープで切り株の穴に流し込んだ薬剤にフタをするのです。

 

しっかりと粘土やガムテープで穴が塞げた場合は良いのですが、やがて風や雨で粘土やガムテープが外れてしまいます。

 

そこで我が家は、穴をガムテープでふさいだ後、ビニールやラップでさらに切り株をおおい、端もガムテープで留めて固定していました。

 

④1週間から10日ごとに薬剤注入を繰り返す

1週間から10日後に、切り株の穴に再度薬剤を注入してフタをする作業を行います。

 

3~4回繰り返し、様子を見ましょう。

 

⑤根や切り株がスカスカになっていたら根を掘り起こす

薬剤注入を繰り返し、根や切り株がスカスカになっていたら根を掘り起こして撤去します。

 

この薬剤注入の期間、もし木の脇から新芽が生えたら、摘み取りましょう。

 

我が家は害虫駆除剤を使ったため、半年ほど時間がかかりましたが、最終的に根を枯らすことができました。

 

薬剤以外の物を使って枯らす方法

 

切り株に穴を開け、薬剤を使って枯らす方法を紹介しましたが、薬剤以外の物を使っても枯らす方法があります。

 

①切り株の表皮(木の皮)をはがす

大木を枯らすための「巻き枯らし」という方法です。

 

木は表皮から栄養を吸収するため、表皮をはがし、栄養吸収を絶たせることで枯らすことができます。

【用意するもの】

✔ チェーンソーまたはのこぎり

✔ 軍手、作業着(作業用)

手順

チェーンソーなどを使い、切り株の脇の表皮(木の皮)をはがしましょう。

※表皮をはがす際は、けがのない用、軍手などを着用してください

 

かなり時間がかかりますが(1年以上)、だんだんと枯れていきますので、気長に待ちましょう。

 

②食用油を使う

食用油を切り株に塗り、切り株からの栄養吸収を妨げ、徐々に枯らしていくという方法です。

【用意するもの】

✔ 食用油

✔ ゴム手袋

✔ キッチンペーパー

手順

食用油をたっぷり染み込ませたキッチンペーパーを切り株にたっぷり塗れば完了です!

食用油は、料理に使用した物でOKです。調理後の高温のものであるほど、効果が高いと言われています。

 

高温の油を使用する場合は、くれぐれもやけどにご注意ください。

 

③黒いビニール袋で覆う

黒いビニール袋で切り株全体を覆うことにより、日光吸収を妨げ、徐々に枯らす方法です。

 

かなり時間がかかりますが、確実に根を枯らすことができます。

【用意するもの】

✔ 黒いビニール袋のみ

手順

切り株、表皮全体を黒いビニール袋で覆い放置するだけでOKです

しかし、温度の高い季節は黒いビニール袋の中が蒸れて、白アリが虫などが発生する可能性がありますので、定期的にビニール袋の中を虫がついていないか確認する必要があります。

 

伐採した木(切り株)を枯らす際の注意点

 

伐採した木(切り株)を枯らす方法をいくつかご紹介してきましたが、注意点があります。

 

どの方法も「伐採したばかりの切り株で枯らす作業をする」という点です。

 

伐採して時間が経った際の乾いた切り株ですと、薬剤などの吸収が悪くなり、効果が薄い可能性があります。

 

もし、伐採して時間経過してしまった場合は、もう1度チェーンソーやのこぎりで切り株を切り直し、表面を生木の状態にしてから枯らす作業を行ってください。

 

また、薬剤や食用油を使う場合は、くれぐれもけがのないよう、マスクや手袋、作業着を着用してください。

 

作業後も、子どもや動物が口に入れることのないよう十分ご注意ください。

 

まとめ

まとめ

 

 伐採した木(切り株)はそのままにしておくと、白アリの被害にあう可能性がある。

 

 切り株から新芽が生え、また生長してしまう。

 

 伐採した木(切り株)の根を枯らすには、切り株に穴を開け、除草剤や害虫駆除剤を注入する方法が有効。

 

 切り株全体に黒いビニールをかぶせたり、切り株に食用油を塗る、伐採した木の表皮をはがして徐々に枯らす方法もある。

 

 作業を行う際は、伐採したばかりの生木の状態の切り株で行う必要がる。

 

 根が枯れたら、掘り起こして切り株や根を除去する。

 

 作業中のけがなどに注意。マスクや作業着、手袋を着用するようにする。