【ポリエステル製衣服のアイロン跡を消す方法】テカリは直せる!?徹底解説!

 

スーツやブレザー、礼服など改まった場所にしていく衣服に多い「ポリエステル素材」。

 

いざ必要になった時にシワになっていると慌ててしまいますよね。

 

そして、アイロンがけをしたら、アイロン跡(テカリ)ができてしまった経験はないでしょうか?

 

 

 

そこで今回は、『ポリエステル製の服についたアイロン跡の消し方やシワの取り方』を紹介します。

 

すでにテカリができてしまっている服も、場合によってはきれいにすることができますので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

アイロン跡のテカリは消すことはできない!

 

ポリエステルの服を長く着用していたり、アイロンをかけたらテカってしまったという事はないでしょうか?

 

ポリエステルの服ができる原因は、主に熱によるものです。

 

ポリエステルは化学繊維ですので、他のものに比べて熱に弱く、摩擦やアイロンの熱で溶けてしまうことがあります。

 

ポリエステルのテカリは、場合によっては修復することができますが、一度溶けてしまうと基本的には元に戻すことができなくなってしまいます。

 

ポリエステル製衣服のアイロン跡を目立たなくする方法

 

ポリエステル製の服は、一度溶けてしまった場合は残念ながら元に戻すことはできません。

 

しかし、軽度のテカリの場合、ある程度目立たなくすることができます 

 

まだ新しいなのにテカってしまった時や愛着があるお洋服の場合は、ぜひ次の方法を試してみてください。

 

※リスクのある方法ですので、自己責任で行ってください。

 

メラミンスポンジを使う方法

「ac 写真 メラミンスポンジ」の画像検索結果

 

デスクワークの方は、ワイシャツの肘の部分がテカることがありますよね。

 

これは、生地の表面が摩擦で平らになっているためです。

 

そのため、メラミンスポンジを使って繊維を立ててあげるとテカリが目立たなくなります。

【用意するもの】

✔ アイロン

✔ ハンカチなどの当て布

✔ 大きめのボウル

✔ メラミンスポンジ

✔ 酢

手順

  1. はじめにメラミンスポンジを使って、テカっている部分をやさしく擦ります。
  2. 大きめのボウルを用意して、酢と水を入れて混ぜ合わせます。酢と水は1:2の割合で混ぜ合わせましょう。
  3. 当て布にするハンカチなどをボウルに入れ、酢と混ぜ合わせた水に浸した後、軽く水気を切ります。
  4. 酢を入れた水に浸した当て布を入れて水気を切ったら、テカリのある部分に置き、そのままアイロンをかけましょう。

アイロンの温度設定は140℃〜160℃に設定し、それ以上高温にならないようにしてください。

 

②スチームアイロンを使う方法

「ac 写真 アイロン」の画像検索結果

 

ポリエステル製の服にアイロンをかけるときは、通常スチームを使いませんが、テカリを直すときはスチーム機能が役立ちます。

 

シワが深かったりシワになっている範囲が広い場合も、スチーム機能を使えば元に戻すことができます。

 

スチーム機能を使ったテカリの直し方は次のものです。

【用意するもの】

✔ スチーム機能付きのアイロン

✔ アイロン台

✔ ブラシ、または歯ブラシなど

手順

  1. アイロンをスチームに設定します。
  2. テカっている部分から2cm3cmほど離してスチームを当てていきましょう。
  3. 歯ブラシ、またはブラシを使ってテカっている部分を優しく撫でてください。
  4. 最後に、シワにならないよう形を整え、よく乾かしたら完了です。

メラミンスポンジの代用品としてブラシや歯ブラシを使用することもできます。

 

繊維が溶けてしまっているのでなければ、もう一度繊維を立たせることでテカリを目立たなくすることができますので、メラミンスポンジの代わりにブラシや歯ブラシを使っても効果は同じです。

 

③テカリ専用のスプレーを使う

 

テカリを治すための専用スプレーも販売されています。

 

専用のスプレーは、細かい粒子を吹きかけることで一時的にテカリを目立たなくさせるというものです。

 

ただし、スプレーは洗濯すると取れてしまいますので、洗濯した後もう一度吹きかける必要があり、根本的な解決法にはなりません。

 

アイロン跡(テカリ)を発生させない対策

 

ポリエステル製の服のアイロン跡やテカリを防ぐには、以下の点に注意しましょう。

 

注意点

 

  • 洗濯表示をチェックする
  • 当て布をする
  • アイロンの温度は低めに設定し、同じ箇所に長時間当てない

 

少し面倒な気がしますが、きれいにシワを伸ばして美しく仕上げるための基本です。

 

①洗濯表示をチェックする

時間がなかったり、家事に慣れてくるとつい面倒で横着をしてしまいますが、洗濯やアイロンがけの前には必ず洗濯表示をチェックしましょう。

 

特に、ポリエステル製の服は熱に弱いため、アイロンの温度を何度に設定すれば良いか確認が必要です。

【CHECK!!】

ポリエステル製の服には洗濯表示にアイロンマークが描かれています。洗濯表示を見ると、アイロンのマークに「中」と書かれていますが、これはアイロンを「中温に設定する」という意味です。

 

②当て布をする

洗濯表示に書かれていることもありますが、ポリエステル製の服にアイロンをかけるときは当て布をしましょう。

 

当て布は傷みを防ぐために用いるもので、アイロンがけをする服の上に布を敷き、その上からアイロンをかけます。

 

当て布は専用の物も販売されていますが、ハンカチや手ぬぐいで代用してもかまいません。

 

③アイロンの温度は低めに設定し、同じ箇所に長時間当てない

ポリエステル製の服は、「高温に設定する」「同じ個所に長時間当てる」と溶けてしまったり、穴が開く恐れがありますので注意しましょう。

 

細かく温度設定ができるタイプのアイロンであれば、アイロンの温度は大体140℃〜160℃に設定しておくと良いでしょう。

 

ポリエステルの服の正しいシワの取り方

 

ポリエステル製の服にアイロンをかけるときは、同じ場所にアイロンをおかないよう注意しながら手早く伸ばしていきましょう。

【用意するもの】

✔ アイロン

✔ アイロン台

✔ 霧吹きなど

✔ ハンガー

手順

  1. シワを伸ばしたい部分に霧吹きをかけて濡らし、上に当て布をします。
  2. 当て布はしっかりと伸ばし、シワが出来ないようにしておきましょう。
  3. 中央部分から外側に向かってアイロンをかけていきます。
  4. 襟や袖はくっきりと折り目が付くようアイロンをかけてください。

スチームアイロンをかけたときや霧吹きを使った後は、ハンガーなどにかけてしっかりと乾燥させると生乾きの臭いを防げます。

 

また、ポリエステル製の服は、熱を持ったままにしておくと、すくシワになってしまいます。

 

シワになると、もう一度濡らすか洗濯しなければならなくなりますので、アイロンをかけた後は広げてから熱を冷まし、シワになるのを防ぎましょう。

 

アイロンがけに自信がない方は、お風呂上がりの湯気を利用して、ハンガーにかけてからシワを伸ばし、そのままバスルームに干しておくのも効果的です。

 

まとめ

まとめ

 

 アイロン後のテカリは、基本的には消すことはできない。

 

 ポリエステル製の服のテカリを直すには、メラミンスポンジを使ってテカリ部分の繊維を立ててあげる。

 

 メラミンスポンジの代わりに歯ブラシやブラシを使ってもテカリを直せる。

 

 テカリを直す専用のスプレーもある。

 

 ポリエステル製の服は熱を持ったままにしておくとシワになりやすいため、熱が冷めるまでハンガーなどにかけておくと良い。

 

 テカリ対策として、ポリエステル製の服にアイロンをかける時は必ず洗濯表示をチェックし、当て布をする。

 

 アイロンの温度は、140℃〜160℃と低めに設定し、アイロンを同じ箇所に長時間当てない。