冬に暖房器具に使用する機会の多い灯油。

 

器具に移し替える時や、ガソリンスタンドで給油している時に「うっかり靴に灯油がかかってしまった!」という経験をした方は多いのではないでしょうか?

 

 

灯油は臭いもきついですし、シミになると目立ってしまうので、ぜひ一刻も早く落としたいですよね。

 

そんな灯油のシミでお困りの方へ向けて、今回は様々な靴の生地に対する灯油のシミ抜きの方法をご紹介していきます。

 

灯油汚れの特徴とは?早めの対処が大切!

 

灯油はその名の通り油ですので、水洗いではシミを取る効果はあまり期待できません。

 

キャンバス地のスニーカーなどを慌てて水洗いしたところ、輪ジミになってしまったという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

慌てて水洗いを行わないように気をつけましょう。

 

また、灯油に限らずですがシミは時間が経過するほどに落ちにくくなります。

 

ですので、灯油が付いたら可能な限り早めに対処するようにしましょう。

 

靴についてしまった灯油の落とし方

 

灯油がかかってしまうと、引火性もありますし臭いも強いので焦ってしまいますが、まずは一旦落ち着いて対処することが必要になります。

 

ここからは、ご自宅でできる処置を、靴の素材別にお伝えしていきます。

 

①キャンバス地の場合

 

冒頭でもお話ししましたが、キャンバス地は水洗いもしやすい素材なので、慌てて水で洗ったりしがちですが、灯油に関してはNGになります。

【用意するもの】

✔ ティッシュや布

手順

  1. ティッシュなどをシミの部分に押し当てて(こすると繊維の中により吸収されてしまうので×)、できる限り灯油を吸い取ります。
  2. 風通しの良い場所で干しましょう。

灯油は揮発性があるため、干すことで臭いは空気中に飛んでいきます。

 

少量の灯油でしたら、この手順でシミにならずに済みます。

 

②革靴の場合

「ac 写真 革靴」の画像検索結果

 

革靴の場合も、なるべく素早く対処することが大切です。

 

革製品は液体、特に油分を吸収しやすく、一旦吸収されると部分的にシミを取り除くのが困難になってしまうためです。

 

ここでは、少量の灯油がかかりその場で対処できる場合の方法についてお伝えします。

【用意するもの】

✔ マイクロファイバー製などの吸水性の良い布

✔ ベビーパウダーもしくは小麦粉

手順

  1. ベビーパウダーや小麦粉など、水分の吸収が良い粉末をたっぷりとふりかけます。
  2. そのまま数時間、できれば一晩そのまま置いておきます。
  3. 油分を吸収したパウダーを優しく布で払い落とします。

※革を擦るのはNG!革の表面が傷む上に、油分がさらに内部に浸透してしまいます

 

ベビーパウダーは革よりも吸湿性があるため、油がかかった直後に振りかければ、できるだけ革を傷めることなく油分を吸収することができます。

 

③スエード生地の場合

「ac 写真 スエード」の画像検索結果

【用意するもの】

✔ スエード用ワイヤーブラシ

✔ スエード用クリーナー

✔ 布

手順

  1. ブラシで靴の表面の汚れを優しく払い落とします。
  2. 屋外の風通しの良い場所で、シミの部分とその周辺に直接スプレーし、すぐに布で拭き取ります。
  3. 乾燥しきるまで布で乾拭きします。

スエード生地は、革製品の中でも繊細でさらに汚れがつきやすく落ちにくいので、自宅でのお手入れも難しいのが前提としてあります。

 

そのため、大量の灯油がかかった場合や時間が経過している場合、とても大切な靴である場合は、無理せずシミ抜きの専門店へ持ち込んでいただくことをおすすめします。

 

自宅で灯油汚れを落とす際の注意点

 

ここまで、灯油が靴にかかってしまった場合の対処方法についてお伝えしてきましたが、どの素材でも言えるのは「できるだけ早く対処することが大切」ということです。

 

また、油は基本的に水とは相性が良くないので、水洗いもおすすめできません。

 

そして、先ほどもお伝えしましたが、シミの状況や靴の素材によっては、無理せず早めに染み抜きを専門としているクリーニング店に持ち込んでいただくことをおすすめします。

 

自宅でのケアでシミが残ってしまった場合の対処は?

 

自宅でシミ抜きを試みたけれどもシミが残ってしまった場合、もちろんクリーニング店に持ち込んでいただくのが良いですが・・・

「そこまでするほどの値段の靴ではない…」

「買い換えようか迷っている靴だから…」

という場合は、靴に色を入れてシミ自体を目立たなくして履き続けるという選択肢もあります。

【用意するもの】

✔ 市販のカラー補修クリーム(靴の色に合ったもの)

✔ 綿棒

手順

綿棒に少しずつクリームをのせ、シミの上に置いていきましょう。

手順はこれだけです。

 

シミを根本から消す方法ではないですが、クリーニング店にもっていくほどではない・・・といった場合にこちらの方法を試してみてもよいのではないでしょうか。

 

靴を灯油やその他の汚れから守る方法

 

ここまで、靴に灯油がかかってしまった場合の対処方法についてお伝えしましたが、大切な靴をそもそも汚れにくくする処理を行っておくことも、大切な靴を長く履いていくためのポイントになります。

 

以下にお伝えする防水スプレーを用いた方法はご自宅でも簡単に行えますので、購入したらすぐに行うことをおすすめします。

【用意するもの】

✔ 靴用ブラシ

✔ 防水スプレー

手順

  1. ブラシで優しくブラッシングし、汚れを払い落とします。
  2. 防水スプレーを全体にまんべんなくかけます。
  3. 防水スプレーが乾くまで、風通しの良い場所で陰干しします。

防水スプレーは撥水だけでなく、汚れの付着も防ぐ効果があります。

 

ただしその効果は時間の経過とともに薄れていきますので、2週間に一度程度は上記のお手入れを行うと良いでしょう。

 

その他に、今回のテーマである灯油を扱う際に気をつけたいポイントとしては・・・

  • 玄関で灯油を扱う時は靴を靴箱にしまっておく
  • 灯油を移し替えるときはサンダルなど灯油がかかっても良い履物を履く
  • 靴のカバーなどをかけた上で灯油を扱う

・・・などを行うことで後々大変な思いをしなくて済みますので、上記の点に気をつけていただければと思います。

 

まとめ

まとめ

 

 灯油は油なので、水洗いではシミを落とすことは期待できない。

 

 灯油がかかってしまった場合は、できるだけ早めに油分を布やパウダーなどで吸い取ることが大切。

 

 灯油は揮発性なので、干して乾燥させることで臭いはほぼなくなる。

 

 灯油のシミができてから時間が経過してしまった場合には、クリーニング店にシミ抜きを依頼する方がベター。

 

 自宅でのケアでシミが残ってしまった場合、靴自体に色を入れてシミを目立たなくするという選択肢もある。

 

 灯油などの汚れから靴を保護するために、購入時に防水スプレーをかけておくなどの対策を行っておくことも大切。

 

 灯油でのシミを防ぐには、灯油を扱う際は大切な靴はしまっておく、靴にカバーをかけて作業するなどの対策を行う。