
ソファーでくつろぎながらテレビを観たり、読書をしたりするのは至福の時間ですよね。
しかし、そんなある日・・・
「太ももの裏が痒くなった」
「目が痒い、咳が出るなどのアレルギー症状」
があれば、もしかしたらソファーに潜むダニの影響かもしれません。
ソファー破れてしまい・・・家族から、「そこからダニが出て来てるんだって!痒くて座れない!」って😅防ダニシート置いてみたけど・・・効くのかな? 年季の入ったソファーだし、買い替えなんだろうけども😅 pic.twitter.com/2Nqq4nSzMV
— あお (@DOp4y) July 24, 2018
そこで、今回は本革や合皮製のソファーを中心にダニの駆除方法や掃除方法、そしてダニの予防法まで一挙にご紹介します!
目次
ダニが発生する原因は?
ダニが発生しやすい環境には大きく分けて以下の2点があります。
逆を言えば、この2点の環境を作らないように意識すればダニが発生しにくくなると言えるのです。
①ホコリやゴミを溜めないこと
ダニも生き物なのでやはり食べ物がないと生きることはできませんよね。
ダニの餌となる物は髪の毛やフケなどを含むホコリやゴミなので、汚れた場所は必然的にダニの温床となってしまう可能性があります。
ダニを予防するには、やはりこまめな掃除を心掛けるべきなのです。
②高温多湿を避ける
ダニは高温多湿な場所に生息しますので、乾燥は大の苦手です。
部屋の換気を良くし、結露の起きやすい窓際や加湿器の近くにソファーを設置するのは避けましょう。
本革や合皮ソファーに発生したダニの退治方法
ソファーと言っても、ファブリック、本革、合皮と3つのタイプがありますよね。
ファブリックは温かみのある優しい雰囲気になるとあってとても人気のタイプです。
しかし、実際にはホコリが出やすく、アレルギーや喘息の方にはおすすめできません。
また、ダニもホコリが出る分、当然多く発生してしまいます。
そこで、アレルギーや喘息をお持ちの方やダニが気になるという方には本革や合皮タイプのソファーが良いでしょう。
では早速、本革と合皮タイプのソファーのダニの駆除方法をご紹介します。
①本革のソファーの場合は『掃除機で!』
本革の多くのソファーが牛革を使って作られています。
高級感があり、使い続けると良い風合いが出て、丈夫であるという点が最大のメリットです。
ダニに関して言うと、本来、本革のソファーにはダニは発生しにくいのです。
ただし、ソファーの隙間にホコリや食べかすなどが溜まってしまっている場合は要注意です。
ダニを駆除するには、まずソファーの間に入ってしまっているホコリや食べかす含む全てのゴミを徹底的に掃除機などで吸いこんでしまうことです。
詳しい手順を説明していきます。
【用意するもの】
✔ 掃除機
✔ 消毒用アルコール
✔ 乾いた布
手順
- ソファーの側面、溝、背もたれ部分などに入り込んでしまったホコリやゴミをまずは掃除機で吸い取りましょう。細かい部分は掃除機のノズルをブラシに替えて掃除すると取りやすいです。※本革はデリケートで傷が付きやすいので優しく撫でるようなイメージで掃除機をかけてください。
- 可能であればソファーを裏返して掃除機をかけましょう。ホコリを徹底的に取る事でダニを寄せ付けないようにします。
- 細かい溝などに入り込んでしまったホコリやゴミが固まって掃除機では吸い取れない場合は、固く絞った雑巾でホコリやゴミを掻き出すように拭き取りましょう。※本革は水にとても弱く、変色や傷めてしまう原因となってしまいます。雑巾で拭く場合は、必ず固く絞ってから使うようにしましょう。
- 最後に消毒用アルコールを少し吹きかけた布で乾拭きしましょう。ダニの駆除率が一気にアップします。※事前にソファーの目立たない箇所で変色しないか試してみられることをおすすめします。
②合皮のソファーの場合は『天日干し』も効果的!
合皮のソファーも本革同様、ダニが発生しにくい素材です。
汚れてもサッと拭くことができ、水にも強くお手入れが簡単だという事で、特に小さなお子さんがいるお宅などでは人気です。
合皮ソファーのダニ駆除方法も基本、本革と同じです。
とにかく、溝に溜まったホコリやゴミを徹底的に排除することが基本です。
ただし、合皮の場合は本革のダニ駆除方法以外に天日干しによる方法があります。
天日干しによるダニ駆除
ダニは高温になると死んでしまいます。その為、一番手っ取り早いのが天気の良い日に天日干しすることが効果的です。
布団を干す意味と同じですね。天日干し後は掃除機をかけて死んだダニを吸い込んでしまいましょう。(※本革の場合は、天日干しはNGなので気を付けてくださいね。)
ソファーを掃除する頻度は?
空気中には常にホコリが舞っています。
そのホコリは当然、私達が活動していない間に下に落ちるのですが、もちろんソファーの上にもどんどん落ちてゆくわけです。
そこで、ソファーもこまめに掃除をすることがダニ駆除やアレルギー等の予防にはおすすめなのですが、毎日の掃除はなかなか難しいかもしれません。
しかし、最低でも週に1度はソファーの側面や溝などを丁寧に掃除するようにしましょう。
また、普段ソファーに座っている時は近くにコロコロを置いておき、テレビを観ながらコロコロでホコリを取るなどの『ながら掃除』がおすすめです。
革製ソファーのダニの予防法
先にご紹介した方法でソファーに潜むダニの駆除をしたら、次は今後ダニが発生しにくくなるように予防策を施さなくてはいけません。
そこで、ソファーのダニの発生を予防する方法をご紹介したいと思います。
①こまめな掃除を心掛ける
週に1回は掃除機でソファーの溝などに入ったホコリやゴミを吸い取りましょう。
とにかく、ダニの餌となるホコリやゴミを溜めない事が一番のダニ予防策となります。
②クッションやぬいぐるみは要注意!
ソファーの上にはきっとクッションやぬいぐるみを置かれている方も多いかと思います。
インテリア的に映えるし、何よりリラックスできますよね。
しかし、クッションやぬいぐるみはダニの温床になりやすいのです。
クッションやぬいぐるみを定期的に天日干ししたり、クッションのカバーをこまめに洗濯したりして清潔を保つようにしましょう。
③ダニ予防のスプレー等を使う
市販のダニ予防スプレー、またはアルコールやレモンの皮を混ぜて作ったスプレーを布に噴射したものでソファーを拭き上げてしまいましょう。
レモンはダニが危険を察知した時に出す匂いと似ているらしく、レモンの香りがすることでダニが近付かなくなるそうです。
④ダニ予防予防シートを使う
市販でダニ予防のシートが売られていますが、そのシートをソファーのホコリやゴミが溜まりやすい場所にあらかじめ挟んでおきましょう。
まとめ
まとめ
✔ ダニはホコリやゴミが溜まっていること、そして、高温多湿である事という条件が揃った時に繁殖しやすい。
✔ 本革や合皮のどちらもファブリック製のソファーと比べるとダニは発生しにくい素材であると言える。それでもやはり、ホコリやゴミが溜まっているとやはりダニは繁殖する。
✔ ダニを駆除するにはソファーの隅々まで掃除機や雑巾などを使ってホコリやゴミを徹底除去する事が大切。
✔ ダニを今後寄せ付けないようにする為にはもちろんこまめな掃除は必須。それに加え、ダニ防止スプレーやシートなどの市販や手作りのグッズを使うと良い。
✔ ソファーにクッションやぬいぐるみを置いている方は要注意。ソファーの掃除と併せ、クッションカバーをこまめに洗ったり、ぬいぐるみを天日干ししたりしてダニを駆除&予防しましょう。
ダニはコンクリートでも発生すると言われている程、とてつもない生命力を持っています。
その為、本革や合皮のソファーでも餌さえあればもちろん発生します。
人間が生活する上で、ダニを一匹残らず駆除するというのはほぼ不可能と言っても過言ではありませんが、できる限りダニの繁殖を防ぐという事は可能です。
毎日のちょっとした心掛けで、ダニに怯えずリラックスできる環境づくりをしましょう!