スーパーで買い物したのについ寄り道をしてしまったり、帰宅後バタバタしていたら、冷蔵庫に食材を入れ忘れたりしてしまった事はありませんか?

 

ちなみに私もよく忘れます・・・。

 

しかし、その買った食材の中に牛乳が含まれていた場合、どうしたらよいのでしょうか?

 

 

このように、もし牛乳を冷蔵庫に入れ忘れて常温の状態で放置してしまった場合、未開封で何時間なら保存が可能であるのか?徹底解説していきます。

 

未開封でも低温殺菌された牛乳は腐りやすい

 

 

 

一度開封してしまった牛乳は空気中の雑菌などが入り込んでしまっている可能性が高いため、10度以下で保存しないと、雑菌が繁殖し、腐りやすくなります。

 

しかし、未開封の場合はどうでしょうか?

 

①牛乳の種類によって異なる

意外と知られていませんが、牛乳には大きく「超高温殺菌」「高温殺菌」「低温殺菌」の3種類に分けられます。

 

CHECK!!

「超高温殺菌」されている牛乳は130℃で2秒間、「高温殺菌」は、72~85度で15秒間以上、それに対し、低温殺菌されている牛乳は62℃~68℃で30分間殺菌されています。

 

高温で殺菌をし、滅菌することで食中毒リスクを減らす事ができるばかりではなく、大量生産に都合が良いとのことで、今や、スーパーで売られているほとんどの牛乳は超高温殺菌か高温殺菌されたものです。

 

しかし、低温殺菌の場合は、牛乳本来の甘さやまろやかさが残るということで、賞味期限が短く雑菌が繁殖しやすいのが難点です。

 

このことから、牛乳を何らかの理由で常温で放置してしまった場合には、超高温殺菌や高温殺菌されたものに比べ、低温殺菌された牛乳は腐りやすくなってしまうということになります。

 

②牛乳の賞味期限はあくまで未開封の場合のものである

 

 

 

牛乳の賞味期限は未開封の状態を想定したものです。

 

その為、一度開封してしまうと賞味期限はもう全く関係のないものになってしまいます。

 

開封済の牛乳の賞味期限は開封してから2~3日後であることに気を付けてください。

 

牛乳の常温保存は6時間以上は危険

 

 

未開封の牛乳を様々な理由で常温に放置してしまった場合、何時間までなら大丈夫なのでしょうか?一晩?1日?2日?それとも・・・

 

実は、未開封の状態で常温保存した場合、どの位の時間で牛乳が腐ってしまうかという事が明確に示された論文等はないようです。

 

しかし、よほどの猛暑時の室内や、外に放置しない限り、「6時間」が一区切りになるようです。

 

と言いますのも、例えば、29℃の室内に開封した牛乳を6時間放置した場合、通常細菌は衛生基準にひっかかってしまう程増殖しないと言われています。

 

しかし、29℃で同じ条件の中、半日(12時間)牛乳を放置すると、一般細菌が100倍、大腸菌群に至っては1万倍まで増殖するそうです。

 

もちろん、これは牛乳が放置された環境などによっても大きく差が出てくるとは思いますが、高温殺菌された牛乳の場合は、6時間までならギリギリOKというところになります。

 

しかし、半日以上常温に放置してしまった場合は、飲むのは止めた方が良いでしょう。

 

その為、1日以上経った牛乳を飲むなんて言語道断だと言えます!

 

ちなみに、低温殺菌の牛乳であれば、たとえ数時間程度であっても飲むのは止めた方が良いかもしれません。

 

牛乳が飲めるか判断するポイントとは?

 

 

牛乳を常温で6時間以上放置してしまった場合、未開封で勿体ないとは思うでしょうが、先にご紹介した通り、飲むのは止めた方が賢明でしょう。

 

しかし、数時間であった場合、あなたはきっと飲んで良いものか悩んでしまうと思います。

 

次は、本当に飲んでも大丈夫か迷った時の判断基準をご紹介します。

 

①白いつぶつぶがある、あるいはドロドロになっている

牛乳が腐るとヨーグルトのようにドロドロとなります。

 

または、白いつぶつぶが表面にある場合があります。

 

この時点でもう飲む方はあまりいないように思いますが・・・

 

牛乳に白いつぶつぶがあったり、ドロッとしだしたら腐り始めているサインです。

 

 

②黄色くなっている

細菌が繁殖して腐りだすと、牛乳は本来の白い色から黄ばんだ色になってきます。

 

 

③酸っぱい匂いがする

牛乳から酸っぱい匂いがするなんて明らかにおかしいですよね。

 

完全に腐っていますので、廃棄してください。

 

 

④苦味を感じる

牛乳が腐ると苦味が出てくる事があるようです。こちらも、とても分かりやすいサインですね。

 

こうなると、飲もうと思ってももう飲めないと思いますが・・・

 

このように、いつも飲んでいる牛乳と味や匂い、見た目などが少しでも違うと感じた場合はすぐに飲むのを止めましょう。

 

 

加熱しても安心はできない

 

 

細菌が繁殖し、腐った(腐りかけた)牛乳を飲んでしまう事で食中毒を起こしてしまう可能性は非常に高まります。

 

そこで、しばらく常温に放置して直接飲むのが不安に感じる牛乳は「シチューやホットミルクなどで加熱すると殺菌されるから大丈夫。」という情報を良く見聞きします。

 

しかし、この情報は半分正解で、また半分間違っており、鵜呑みにしてしまうと非常に危険です。

 

よく牛乳の食あたりの原因となるのは、「黄色ブドウ球菌」です。ただ、この黄色ブドウ球菌実は、私達の皮膚や口腔などにも存在しているごく身近な菌であり、さほど毒性はありません。

 

しかし、温度が20℃以上になると突如「エンテロトキシン」と呼ばれる毒素を作り出してしまうのです。

 

そして、このエンテロトキシンこそ食あたりを引き起こす原因とされています。

 

一番厄介なのは、黄色ブドウ球菌は加熱することで確かに死滅するのですが、エンテロトキシンは加熱してもなくなる事はないのです。

 

その為、牛乳を加熱しても食中毒を完全に防ぐ事はできないのです。

 

勿体ないと思う気持ちは大切ですが、色んなリスクを背負ってまで牛乳を飲む必要はないと思います。

 

まとめ

まとめ

 

 牛乳の賞味期限は未開封時のものであり、開封後は2~3日で使い切る事。

 

 牛乳には「超高温殺菌」、「高温殺菌」、「低温殺菌」の3種類に大別される。

 

 牛乳は10℃以下で保存する必要があり、常温で放置してしまった場合でも高温殺菌の牛乳なら6時間以内であればあまり心配はいらない。

 

 低温殺菌の牛乳は高温殺菌の牛乳より腐りやすい。

 

 賞味期限内であっても、①牛乳に白いつぶつぶがある、②ドロッとしている、③黄色くなっている、④酸味が出ている、⑤苦味がある、などの見た目や味、匂いなどに少しでも違和感があれば腐っている可能性がある。

 

 牛乳を加熱しても安全ではない。

 

毎食欠かせない程好きな方も多い牛乳ですが、意外と菌の繁殖が早い食品とも言えるようです。

 

その為、牛乳は冷蔵庫から出したらすぐにしまい、なるべく常温に放置しないようにするなどの配慮が必要です。

 

ですが、うっかりして長時間常温で放置してしまった場合、勿体ないとは思いますが万が一のリスクを考えると飲むのは止めたほうが良さそうですね。