
お部屋の雰囲気を明るくしてくれる真っ白な「壁紙」。
しかし、「うっかり壁紙に油性ペンをつけてしまった…」「こどもが目を離した隙に落書きした…」なんてことも良くあります。
ついにやられた…しかも油性ペン🧟♀️
消せやんやつやんな⁇じーじとばーばやって😇
ねぇ娘よ。
壁じゃなく紙に書いてほしかったよ✋#落書き pic.twitter.com/EiwM37CG5B— *まぁ* (@MHM290910) June 25, 2019
【悲報】
息子、壁に落書きする。
賃貸なのに( ;∀;)油性ペンです…多分落ちないだろうな💦 pic.twitter.com/MAGkPDjP12
— かなた@1y5m♂ (@nekoneko2922) August 22, 2019
綺麗な壁紙にマジックペンの黒い線があると、台無しですよね。
そこで今回は、『壁紙についた油性ペンの落し方』についてご紹介していきます。
油性ペン汚れでお困りの際は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
油性ペンの汚れの特徴
油性ペンのインクが壁紙につくと、なかなか落ちない理由は、油性ペンのインクが水に溶けないためです。
油性ペンに用いられているインクには・・・
- 溶剤
- 定着剤
- 着色料
- 樹脂
が含まれています。
油性ペンは、これらの薬剤が含まれているため落ちにくく、乾きやすいという特徴を持っているため、壁紙などにつくと水拭きだけでは、なかなか落とすことが難しくなってしまいます。
壁紙についた油性ペンの落とし方
それではここから、壁紙についた油性ペンの落し方について紹介していきます。
油性ペンの汚れは、なるべく早く対処する必要がありますので、ぜひ次に紹介する方法をお試しください。
①除光液を使った方法
普段ネイルを楽しんでいる方は、油性ペンの汚れを落とすために除光液が使えます。
除光液がない方は、代わりにエタノールを使ってもかまいません。
手順と用意するものは同じですので、ぜひ参考にしてみてください。
【用意するもの】
✔ ゴム手袋
✔ 除光液
✔ 布、またはガーゼなど
✔ 布巾
✔ ピクニックシートなど
手順
- はじめに手荒れを防ぐため、ゴム手袋をはめてから作業をしましょう。
- 除光液が落ちてもいように、下にビニール袋やピクニックシートを敷いておきます。
- 布、またはガーゼに除光液を染み込ませ、油性ペンがついた部分を拭き取ります。
- 最後によく絞った布巾で拭き取り、しっかりと乾燥させましょう。
※除光液は、においで加えが悪くなる方もいますので、窓を開けよく換気しながら作業をしましょう。
②ハンドクリームを使った方法
ハンドクリームには、乾燥から皮膚を守るために油分が含まれていますので油汚れと相性が良く、油性ペンの汚れを落とすアイテムとして適しています。
【用意するもの】
✔ ハンドクリーム
✔ ティッシュ
✔ 布巾
手順
- 油性ペンの汚れがついた部分にハンドクリームをのせます。
- くるくると円を描くようにハンドクリームをなじませていきましょう。
- ハンドクリームに油性ペンの色がまじりあってきたら、ティッシュで拭き取ります。
- 最後に、よく絞った布巾で残ったハンドクリームをきれいに拭き取ってください。
ハンドクリームが手元にない場合は、オリーブオイルやお料理用の食用油を代用してもかまいません。
オリーブオイルや食用油を用いるときは、下に垂れてこないようにティッシュなどで抑えながら作業をすると良いでしょう。
③口紅を使った方法
大人の女性であれば、だれでも持っている口紅。
流行の口紅を購入したけれど、使い切るまでに流行りが終わってしまったということも多いですよね。
実は、この口紅もまた油性ペンの汚れを落とせるアイテムの一つです。
口紅を使った油性ペンの汚れの落し方は次のものになります。
【用意するもの】
✔ 口紅
✔ クレンジングクリーム、またはクレンジングオイル
✔ ティッシュ
✔ 布巾
手順
- まず、油性ペンの汚れが付いている部分に口紅を塗ります。
- 口紅をよくなじませたら、そのまま少し時間をおきましょう。
- つけた口紅を少し削ってみて、油性ペンの汚れが落ちているようであれば、ティッシュなどで拭き取ってください。
- そのままだと口紅が残ってしまいますので、クレンジングクリーム、またはクレンジングオイルをなじませ、ティッシュで拭き取ります。
- 最後によく絞った布巾で、きれいに拭き取りましょう。
口紅には、乳化剤が含まれていますので、油を含む油性ペンとインクを溶かすことができます。
使い切れなかった口紅を利用すれば、お掃除アイテムを買い足す必要もありませんのでとても経済的です。
④バターを使った方法
油性ペンのインクは、油と相性が良いため、バターっても汚れを落とすことができます。
【用意するもの】
✔ バター
✔ 布、またはガーゼ
✔ ティッシュ
✔ 中性洗剤
✔ 布巾
手順
- 室温で柔らかくしたバターを布、またはガーゼにつけます。
- 油性ペンの汚れがついた部分を、バターをつけた布、またはガーゼを使ってやさしく拭き取ります。
- なかなか落ちない時は、油性ペンの汚れがついた部分に布を当て、押さえるようにして少し時間をおいてから、ティッシュなどで拭き取りましょう。
- 中性洗剤を溶かし入れた水に布巾を浸し、よく絞ります。
- 中性洗剤を浸した布巾でよく拭き、最後にもう一度水拭きと乾拭きをして完了です。
バターがない方は、マーガリンを使用しましょう。用意するものや手順はバターを使った方法と同じです。
マーガリンを使用したからと言って汚れが落ちにくくなるということはありませんので、安心してご使用ください。
⑤レモンの皮を使った方法
レモンなどのかんきつ類は、皮や実に「リモネン」という成分が含まれています。
リモネンは、油と相性が良く油汚れを溶かす働きがあるため、油性ペンの汚れもよく落ちます。
【用意するもの】
✔ レモン、またはグレープフルーツなどの皮
✔ 布、またはガーゼ
✔ 布巾
手順
- まず、レモンの皮などをガーゼや薄めの布に包み、輪ゴムでとめます。
- レモンの皮を包んだものを油性ペンの汚れがついた部分にあって、軽くこすってください。
- 汚れが落ちたら、よく絞った布巾で水拭きし、最後にから武器をして完了です。
レモンの皮は、水気がなくなったら効果が薄れますので、新しいものと交換しましょう。
また、レモンの皮に果汁を含ませると、より効果的です。
どうしても油性ペンの汚れが落ちない時の対処法
今回紹介した方法でも、時間が経過している場合などは汚れが落ちないこともあります。
その場合は・・・
- クロスを張り替える
- 上から専用のペンキで塗りかえる
- クリーニングをお願いする
のいずれかの方法を行うと良いでしょう。
油性ペンの汚れが落ちない時は、無理をせず専門の業者にお願いするか、張り替え・塗り替えをしましょう。
壁紙によっては上からペイントできる壁紙用のペンキも販売されていますので、ご自分でも塗り替え可能です。
クロス用の天気は100円ショップでも販売していますが、壁が広い場合やカラー、素材によってはそこだけ塗り替えるわけにはいきませんので、大量のペンキが必要になります。
その場合は、ホームセンターなどで大きめのものを購入した方が経済的でしょう。
まとめ
まとめ
✔ 油性ペンが壁紙につくと、なかなか落ちない理由は、水に溶けないため。
✔ 壁紙に付いた油性ペンの汚れは、除光液で落とすことができる。
✔ 壁紙に付いた油性ペンの汚れは、ハンドクリームで落とすことができる。
✔ 壁紙に付いた油性ペンの汚れは、口紅で落とすことができる。
✔ 壁紙に付いた油性ペンの汚れは、バターで落とすことができる。
✔ 壁紙に付いた油性ペンの汚れは、レモンなどの柑橘類の皮で落とすことも可能。
✔ 汚れが落ちない場合は、「クロスを張り替える」「上から専用のペンキで塗りかえる」「専門の業者にクリーニングをお願いする」のいずれかがおすすめ。
いかがでしたでしょうか?
今回は、壁紙についた油性ペンの汚れの落とし方について紹介しました。
DIY中にうっかり油性ペンを付けてしまうこともありますが、油性ペンをお子さんの手の届く場所に置いておき、「気がついたら壁一面にお絵かきされていた」という話しもよく耳にします。
油性ペンは、壁紙の素材によっては汚れが落ちないこともありますので、使ったらしまっておくなど、保管場所にも注意しておきましょう。
万が一壁紙に油性ペンの汚れが付いてしまった時は、ぜひ今回紹介させていただいた方法を試してみてください。