赤ちゃんのオムツかぶれやアトピー性皮膚炎など、治療のためにワセリンを使っている方も多いのではないでしょうか?

 

医師からは、12回たっぷり塗るよう指示されたりもしますが、このベトベトがママにとってもなかなかのストレスですよね。

 

 

手についても落としにくい…さらに服もベトベトでワセリンが蓄積すると服が徐々に黒ずんでいくんです…。

 

そんなお洋服を赤ちゃんに着せるのは気が引けますよね。

 

また、最近はワセリンを保湿や美容のために、顔や体、髪に使っている方も少なくありません。

 

しかし、量をつけすぎてベタベタになったり、思うように落とせなくて不快な思いをしている方もいるでしょう。

 

そこで今回は、顔や体・服などについたワセリンの落とし方についてご紹介していきますので、困ったときにはぜひ参考にしてみてください!

 

 ワセリンの特徴と落とす際のコツ

 

ワセリンは保湿剤のひとつで、原料は「石油」です。

 

肌に刺激のある不純物を取り除き、安全なレベルになるまで精製したものになります。

 

ワセリンの役割は、ご存知の通り皮膚に水分を与えるというより、皮膚から水分が失われるのを防ぐこと

 

スキンケア目的で使う方も多いと思いますが、必ず化粧水で水分を補給してからワセリンで閉じ込めるというイメージで使うようにしましょう。

 

また、ワセリンは酸化するスピードが非常に遅く、劣化がしにくいという特徴もあります。昨年開封したワセリンも問題なく使えますし、気になるようなら空気に触れている部分だけ避けて使っても良いでしょう。

 

色々な使い道があるワセリンですが、ワセリンの原材料は油なので、ベタベタが強く普通に洗っただけでは落としにくいのです。

 

ここでポイントとなるのは、ワセリンは40~60℃で溶けるという点です。

 

そのため、『温める』というのを意識して落としていきましょう。

 

また、油は水では落とせませんが、油は油で落とすことができます。

 

クレンジングオイルやオリーブオイルなどのオイルを界面活性剤として使うことで、油を溶かしスッキリと落とすことができます。

 

顔や体など肌についたワセリンの落とし方

ティッシュで押さえる

「ac 写真 ティッシュ」の画像検索結果

 

お化粧の前にワセリンをつけすぎてしまった時、石けんやお湯ですぐに落とせない時には、ティッシュペーパーにワセリンの油分を吸い取らせることで、手軽に落とすことができます。

 

油とり紙の代わりにティッシュペーパーを使う方もいますよね。

 

その要領になります。肌への負担が少なく、手軽な落とし方です。

【用意するもの】

✔ ティッシュペーパー

手順

  1. ティッシュをとり、ワセリンを落としたい部分へかぶせます。
  2. 指の腹で温めるように押さえてワセリンをティッシュで拭き取ります。

 

蒸しタオルを使う

「ac 写真 蒸しタオル」の画像検索結果

 

ワセリンは4060℃で溶ける性質があるため、蒸しタオルの蒸気を利用してワセリンの油分を浮きあがらせ、拭き取る方法です。

【用意するもの】

✔ 清潔なタオル

✔ お湯もしくは水と電子レンジ

手順

  1. お湯に浸して絞ったタオル、もしくは水で濡らして絞ったタオルをレンジで1分ほどチンしたものを用意します。
  2. タオルを手で持てる程度まで冷まします。
  3. ワセリンを落としたい部分へ温めたタオルを被せます。
  4. そのまま10秒ほど被せておき、軽く拭きながらワセリンを取り除きます。

上記を繰り返し、ワセリンを落とします。タオルをゴシゴシ擦るのは肌を傷めてしまうのでやめましょう。

 

また、火傷には注意してください。

 

 ③油を使う

「ac 写真 油」の画像検索結果

 

食用油は、サラダ油やてんぷら油でも落とせますが、オリーブオイルの方が肌に優しいのでおすすめです。

 

肌への負担を軽くし、つるんと落とせます。

【用意するもの】

✔ クレンジングオイルやマッサージオイル、オリーブオイルなどの食用油

手順

  1. オイルを手にとり、手のひらでぐるぐると軽く温めたあとに、ワセリンを落としたい部分へ塗ります。
  2. ワセリンが浮き出てくるまで、ぐるぐると優しくなじませていきます。
  3. 水を少量足して、更に優しくぐるぐるとなじませます。
  4. ぐるぐるなじませる時の指への抵抗がなくなってきたらOKです。
  5. 最後にたっぷりと泡立てた石鹸で洗ってください。

 

髪の毛についたワセリンの落とし方

 

基本的にはいつも通りのシャンプーで落とします。

 

シャンプー前には、先に40℃以上の熱めのお湯でしっかりと洗いましょう。

 

しかし、シャンプーで落とせないほどべったりついてしまったワセリンには、先ほどと同じようにオリーブオイルなどで落としていきます。

 

髪を濡らす前にオイルを使います。

【用意するもの】

✔ オリーブオイル

✔ 40℃以上の熱めのシャワー

✔ シャンプー

手順

  1. 手にとったオイルを少し手で温めてから、ワセリンを落としたい部分に、両手で髪を挟むようにしてなじませます。
  2. 一度お湯でオイルを洗い流します。
  3. 通常通りシャンプーをします。この時しっかり泡立てるようにしましょう。
  4. お湯で洗い流します。ベタつきが残っているようなら、もう一度軽くシャンプーしましょう。
  5. ドライヤー前にタオルドライをし、残ったワセリンを拭き取ります。

 

服についたワセリンの落とし方

 

洗濯槽にワセリンがつくとお掃除が大変ですので、洗濯機で洗う前に予洗いするのが大切です。

 

熱いお湯で浸け置き洗い

「ac 写真 お湯」の画像検索結果

 

40~60℃で溶けやすいというワセリンの性質を利用します。

 

洗濯機で洗う前に熱いお湯で浸け置き洗いをし、ワセリンの油分を溶かし出しておきます。

【用意するもの】

✔ 4060℃の熱めのお湯

✔ 洗面器などのお湯をためておけるもの

✔ 洗濯用洗剤

手順

  1. 洗面器に熱めのお湯を入れます。
  2. 洗濯用洗剤を入れよく溶かします。
  3. 洗剤を溶かしたお湯の中へ、ワセリンを落としたい服を入れ、そのまま10分~1時間ほど浸けておきます。
  4. もみ洗いをし、すすいだ後、他の洗濯物と一緒に洗います。

 

②煮洗い

「ac 写真 お湯」の画像検索結果

 

綿100%のTシャツや天然素材の肌着などに使える方法です。

 

昔ながらの洗濯方法ですが、洗剤の洗浄力は60℃以上になると急激に高くなるため、浸け置き洗いより汚れを落としやすいを言われています。

 

高温で煮ることでワセリンの油を溶かし、ワセリンも落としやすくなります。

 

しかし、生地が傷んだり、型崩れの恐れがあるため注意が必要です。

【用意するもの】

✔ ステンレスかホーローの大きな鍋

✔ 水

✔ 洗濯用洗剤

手順

  1. 用意した鍋に水を入れ、洗剤を入れます。
  2. 洗剤を入れた鍋の中へ服を浸し、鍋を火にかけます。
  3. 沸騰直前で火を止め、水ですすぎます。

 

③アルカリ剤を使う

「ac 写真 セスキ炭酸ソーダ」の画像検索結果

 

普段使用している洗濯用洗剤ではなく、お掃除などで役立つアルカリ剤を使う方法です。

【用意するもの】

✔ 過炭酸ナトリウムもしくはセスキ炭酸ソーダ

✔ 4060℃のお湯

✔ 洗面器などのお湯をためておけるもの

手順

  1. 4060℃のお湯を洗面器などの容器に張ります。
  2. お湯10ℓに過炭酸ナトリウムもしくはセスキ炭酸ソーダを大さじ1程度入れ、よく溶かします。
  3. ②の中へワセリンのついた服を入れ10分~1時間程度浸け置きします。
  4. お湯が冷めてきたらつまみ洗いし、お湯を捨てます。
  5. 通常通り洗濯機で洗います。

 

④ワセリンカットを使う

ワセリンカットは服についたワセリンと落とすために作られた専用洗剤です。

【用意するもの】

✔ ワセリンカット

✔ お湯

✔ 洗面器などお湯をためておけるもの

※大人用のTシャツ2-3枚を洗う際には、水4ℓに対しワセリンカット10~20gが使用料の目安となります。

手順

  1. 洗面器などに4060℃の熱めのお湯を4リットル入れます。
  2. 1020gのワセリンカットをお湯の中へ入れ、よく溶かします。
  3. ワセリンカットを溶かしたお湯の中へ、ワセリン汚れを落としたい服を入れて約1時間放置します。汚れがひどい場合は、状況に応じて12時間程浸けておいても大丈夫です。
  4. ワセリンカットを溶かしたお湯も一緒に洗濯機へ入れます。
  5. 洗濯機で通常通り洗濯をします。

ワセリンカットによりワセリンが分解されているため、他の服も一緒に洗濯しても構いません。

 

浸け置きした後は洗剤をしっかり落とす必要がありますが、赤ちゃん用洗剤では十分に落とせません。

 

赤ちゃんの服に使った場合は、普通の粉末洗剤で洗った後で、赤ちゃん用洗剤で洗い直してください。

 

予洗いは、温度の高いお湯につけ置きしておくことが大切ですが、服の素材によっては、縮みや色落ちの原因となりますので注意してください。

 

また、大事な衣服の場合は、クリーニングへ持っていくのが良いでしょう。

 

店員さんへワセリン汚れであることを伝えると、専用の洗剤で落としてくれます。

 

まとめ

まとめ

 

 ワセリンは原料が石油だから、ベトベトして落としにくい。

 

 40~60℃で溶ける特徴があるため、落とす際には『温める』『熱めのお湯を使う』のがポイント。

 

 皮膚や髪についたワセリンは、オリーブオイルなどのオイルを使うとすっきり落とせる。

 

 洗濯槽にワセリンがつくと掃除が大変なので、ワセリンのついた服を洗う際には洗濯機で洗う前に必ず予洗いする。

 

 過炭酸ナトリウムやセスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯でつけ置き洗いをすると効果大。

 

 頑固なワセリン汚れには、ワセリン落とし専用洗剤やクリーニングを利用する。