ラーメンに入れても、そのまま焼いても美味しい卵。
出来上がったと思って、お皿に盛り付けると・・・「鍋の底や縁に卵がこびりついている」なんてことはないでしょうか?
やばい卵欲張りすぎて鍋こびりつきそ(´>∀<`)ゝ
水多めにやったんやけどなぁ(´・ω・`)
案の定こびりついてた| ε:) ニョキ♡ pic.twitter.com/yDkNPf8aXz
— 鳩ぽっぽ| ε:) ニョキ♡ (@pegion_pop) February 21, 2018
これが水洗いではなかなか取れずに苦労することもあります。
でも無理やりこすろうとすると鍋に傷がつくし、簡単には取れない卵の焦げ付きは落ちにくくてイライラしちゃいますよね。
そんな厄介な鍋上の卵の焦げ付きの落とし方をご紹介します。
目次
卵が鍋にこびりつく原因とは?
卵は鍋にこびりつく原因として考えられることは何点かあります。
まずは鍋が適切な温度でない場合です。
鍋を十分に熱していない、逆に熱しすぎている場合は卵が焦げ付く可能性があります。
次に、油が十分に入っていない場合です。
油は卵が加熱され固まった際に剥がれやすくしてくれる役割があります。
その油が十分な量入っていなかったり、きちんと鍋に馴染んでいない場合は卵が鍋にこびりつきます。
最後に傷んだ鍋を使用している場合です。
鍋には本来こびりつきにくくする加工がされていますが、その加工が剥がれて卵がこびりつきやすくなってしまうことがあります。
簡単!鍋上の卵の焦げ付きの落とし方
①玉ねぎの皮を使った方法
玉ねぎの皮には、硫化アリルとケルアセチンという成分が含まれておりこの成分が煮立てることで水に溶け出して焦げが浮きます。
【用意するもの】
✔ 玉ねぎの皮
✔ スポンジ
手順
- 鍋いっぱいに水を入れます。
- 玉ねぎの皮を入れて沸騰させます。
- 沸騰してから15分間煮立てていきます。
- 15分経ったらスポンジで鍋を洗いましょう。
②鍋を天日干しする方法
鍋を天日干しにして焦げている部分を完全に乾燥させることでカサブタのように焦げつきを取ることができます。
【用意するもの】
✔ 割り箸
✔ スポンジ
手順
- 鍋を天日干しにして1週間ほど放置します。
※水に濡れないように注意しましょう - 完全に乾いたら割り箸でこすり取っていきます。
- スポンジで鍋を洗いましょう。
③卵の殻を利用する方法
卵の殻を研磨剤の代わりに使用することで焦げ付きを落とす方法です。
【用意するもの】
✔ 卵の殻
✔ スポンジ
手順
- 鍋に水を入れて沸騰させ焦げつきをふやかします。
- 沸騰したお湯を捨てます。
- 砕いた卵の殻をスポンジにつけてこすりましょう。
④重曹で落とす方法
重曹で焦げつきを溶かす方法です。
焦げ付きは酸性の性質を持ち重曹はアルカリ性の性質を持つので溶かすことができます。
【用意するもの】
✔ 重曹
✔ スポンジ
手順
- 鍋に水を入れます。
- 水を入れた鍋に重曹を大さじ2入れます。
- 火をつけ10分間ほど沸騰させます。
- スポンジで鍋を洗いましょう。
⑤お酢を使う方法
お酢のクエン酸で焦げの付着が緩むので焦げ付きを落としやすくなります。
【用意するもの】
✔ お酢
✔ スポンジ
手順
- 焦げつきに直接お酢をかけます。
- スポンジで洗いましょう。
※これで落ちない場合は次に進んでください - お酢と水を1:2の割合で鍋に入れ、そのまま沸騰させます。
- 沸騰したら、水が冷めるのを待ちスポンジで洗いましょう。
⑥クレンザーを使う方法
研磨剤入りのクレンザーで焦げ付きを落とす方法です。
研磨剤で削るようなイメージで焦げ付きを落としていきます。
【用意するもの】
✔ クレンザー
✔ たわし
手順
- クレンザーを焦げ付きにかけます。
- タワシでこすりましょう。
⑦酸素系漂白剤を使う方法
酸素系漂白剤に含まれる過炭酸ナトリウムの性質を利用して落とす方法です。
過炭酸ナトリウムと混ぜるお湯の温度が50℃以上になると過炭酸ナトリウムが一気に分解されて焦げ付きに作用する間もなく空気中に逃げてしまうので注意が必要です。
【用意するもの】
✔ 酸素系漂白剤
✔ スポンジ
手順
- 鍋に酸素系漂白剤を大さじ1入れます。
- そこに40〜50℃くらいのお湯を入れます。
- 5分間放置したらスポンジで洗いましょう。
⑧焦げ付き専用のタワシを使った方法
ステンレスタワシに研磨剤を含んだ焦げ付き専用のタワシを利用する方法です。
鍋に傷がつきにくいように、細いステンレスを使用しているから安心です。
【用意するもの】
✔ 焦げ付き専用タワシ
手順
- 焦げ付き専用タワシでこすりましょう。
⑨ドライヤーを使う方法
ドライヤーで焦げを完全に乾燥させて落とす方法です。
天日干しでは時間がかかるのでドライヤーがおすすめです。
【用意するもの】
✔ ドライヤー
✔ 割り箸
手順
- 焦げの箇所を10分間ドライヤーで温めます。
- 割り箸で焦げをこすり取りましょう。
卵を鍋にこびりつかせないための対策
卵をこびりつかせないようにするためには、調理時の鍋の温度に気を使うといいでしょう。
科学的に説明すると鍋の温度が80度になったときに吸着水があるとタンパク質と金属が結合します。
卵はタンパク質なので、80度だと鍋とくっついてしまうということです。
なので、80度以上の温度で調理をするとこびりつきにくくなります。
ですが、高ければ高いだけいいというものでもありません。
鍋の温度が200度を超えると、今度は卵自体がすぐに焦げてしまいますので、80度〜200度の間の温度で調理をすると卵が鍋に焦げ付くことはないでしょう。
普段からの手入れで焦げ付きは激減!鍋の種類で手入れの方法が異なる?
鍋にはアルミ製、鉄製など様々な種類があります。
日頃からの手入れで焦げ付きを抑えられるのですが、鍋の種類で手入れの方法も違うのでここで少し説明していきます。
①鉄の鍋
鉄の鍋はじゃがいもの皮で磨くとキレイになります。
毎日ではなくてもじゃがいもを使った日に皮で鍋を磨くと傷もつかずキレイにできます。
②アルミの鍋
アルミの鍋はレモンの皮が有効です。
レモンから出るクエン酸で汚れを取ることができます。
レモンの皮が場合はレモン汁でも代用ができるので簡単です。
③銅の鍋
銅の鍋はケチャップが有効です。
銅鍋はアルカリ成分に弱い性質があるので酸性食品であるケチャップを塗ることでキレイに保つことができます。
まとめ
まとめ
✔ 卵がこびりつく原因は鍋の温度調整が悪いから。
✔ 玉ねぎの皮の硫化アリルとケルアセチンで焦げ付きを落とせる。
✔ 鍋の焦げを天日干しやドライヤーで乾かすことでカサブタのように剥がすことができる。
✔ 卵の殻を研磨剤の代わりにして焦げ付きを落とすことができる。
✔ 重曹の中和作用で焦げ付きを落とすことができる。
✔ お酢のクエン酸で焦げ付きを溶かすことができる。
✔ 酸素系漂白剤の過炭酸ナトリウムで焦げ付きを落とすことができる。
✔ 焦げ付き専用のタワシで鍋に傷をつけずに焦げ付き落とすことができる。
✔ 鍋の温度は80〜200度で調理をすると焦げ付きしにくい。
✔ 鉄の鍋はじゃがいもの皮で磨くとキレイになる。
✔ アルミの鍋はレモンに含まれるクエン酸でキレイになる。
✔ 銅の鍋は酸性食品であるケチャップでキレイにすることができる。