【空き缶の塗装をはがす方法】簡単キレイに!!おすすめの剥がし方を紹介!

 

そのまま捨ててしまえばゴミになってしまう「空き缶」。

 

しかし、そんな空き缶も子どものエコ工作に変身しますし、DIYでおしゃれなインテリア小物や植木鉢にもリメイクできます。

 

 

 

また、形がお洒落な缶を見つけたけど、「商品説明や色がなければ、もっとおしゃれになるのに…」と感じることも多いでしょう。

 

そんな時、空き缶の塗装をキレイに剥がして使いたいと思いますよね。

 

空き缶の塗装を剥がしてしまえば、それだけでもカフェのような雰囲気のおしゃれな雑貨にリメイクできちゃうんです!

 

そこで今回は、「空き缶の塗装をキレイにはがす方法」をご紹介していきます。

 

空き缶の塗装の成分と剥がすコツ

 

水で洗ったぐらいではまったく変化のないアルミ缶やスチール缶の塗装、どんな材質で出来ているのでしょうか?

 

実はアルミ缶やスチール缶の塗装は、焼付塗装といって熱硬化型のインクを使った印刷をし、高温で製品に塗料を焼き付けるという方法が用いられています。

 

焼付塗装をしているアルミ缶やスチール缶の塗装は、上から直接シンナーや除光液をかけても浸透せずに塗装を剥がすことは難しいです。

 

そのため、手間はかかりますが・・・

  • 身近な材料であるサンドペーパーなどで「表面に塗られている薄い塗装を削り取っていく方法」
  • 専用の剥離剤を使って「塗装を浮かせて取る方法」

が有効です。

 

また、裏技として圧力鍋で煮ることによって表面のコーティングが弱まり、除光液が浸透する性質があります。

 

その特性を利用した方法もありますので、後ほど詳しくご紹介していきます。

 

空き缶(アルミ缶&スチーム缶)の塗装をはがす方法

 

アルミ缶やスチール缶の塗装を剥がす方法としては、主に以下の3種類あります。

  • サンドペーパーで物理的にこすり落とす方法
  • 圧力鍋で煮て、除光液をしみ込ませて剥がす方法
  • 市販の剥離剤を使う方法

サンドペーパーを使ったものは一番手軽ですが、特に柔らかいアルミ缶では傷がつきやすいので注意が必要です。

 

①サンドペーパーを使って磨く

「ac 写真 紙やすり」の画像検索結果

 

アルミ缶やスチール缶の塗装をサンドペーパーを使って磨いて削り落とす方法です。

 

一番簡単な方法ですが、特に柔らかいアルミ缶では細かい傷がついてしまうことがあります。

 

サンドペーパーを目の粗いものから細かいものに順に変えていくなどの工夫をすると傷がつきにくくなります。

【用意するもの】

✔ サンドペーパー#180

✔ スチールウール

✔ ぞうきん

手順

  1. アルミ缶やスチール缶の周囲を一定方向に回しながら少しずつサンドペーパーで削っていきます。
    ※ほぼ下地のアルミが出てくるまで削っていきましょう。
  2. スチールウールを多めにとり、①と同じように一定方向に回しながらこすっていきます。
  3. さいごに、雑巾でキレイに磨きましょう。

 

【参考動画】

 

②電動ブラシ・真鍮ブラシを使って磨く

 

上記のサンドペーパと同じ方法ですが、電動のブラシを使って磨けば力をかけずに早く磨くことができます。

【用意するもの】

✔ 電動ブラシ・真鍮ブラシ

✔ スチールウール

✔ ぞうきん

手順

  1. アルミ缶やスチール缶の周囲を一定方向に電動ブラシ・真鍮ブラシで削っていきます。
    ※ほぼ下地のアルミが出てくるまで削ってきましょう。
  2. スチールウールを多めにとり、1と同じように一定方向に回しながらこすっていきます。
  3. さいごに、雑巾でキレイに磨きましょう。

 

③圧力鍋で煮て除光液を使って剥がす

「ac 写真 圧力鍋」の画像検索結果

 

アルミ缶の塗装が高温で長時間煮ることによってはがれやすくなります。

 

表面の被膜が取れ、除光液がしみ込みやすくなるため、簡単に空き缶の塗装を剥がすことができます。

【用意するもの】

✔ 圧力鍋

✔ 除光液

✔ コットン

手順

  1. 圧力鍋にコップ1杯の水と空き缶を入れ、蓋をします。
  2. 沸騰するまで加熱し、20分加圧します。
  3. 圧力鍋のピンが下がったら蓋を開けます。缶はとても熱くなっているのでこのまま粗熱をとります。
  4. 冷めたらコットンに除光液を染み込ませ、缶を拭いて塗装を剥がします。

 

④剥離剤を使って塗装を剥がす

 

市販の剥離剤を使って剥がす方法です。

 

アルミ用、スチール用のものも市販されています。

 

材料、手順は、各剥離剤の説明に従って行いましょう。

【用意するもの】

✔ 剥離剤

✔ 刷毛

✔ ぞうきん

手順

  1. 剥離剤を刷毛でアルミ缶またはスチール缶に塗ります。
  2. しばらく置いておきます。
  3. さいごに、雑巾でこすり取りましょう。

 

【参考動画】

 

空き缶の塗装を剥がす際の注意点

①サンドペーパによる粉塵に注意

アルミ缶やスチール缶の空き缶の塗装を剥がす際に、サンドペーパーやスチールウール、電動ブラシ、真鍮ブラシなどで擦る場合は細かい粉塵が発生します。

 

吸い込んでしまうと、長期的な病気のリスクを引き起こす恐れもありますので、十分注意が必要です。

 

作業中はマスクを装着することをオススメします。

 

また、周囲が汚れてしまう可能性もありますので、あらかじめ粉塵が飛んでもいいようにマットを引くなどの対策が必要です。

 

②薬品を使う際には換気をする

除光液、剥離剤を使う際、注意してほしいのが「換気」です。

 

除光液や剥離剤には揮発性がありますので、狭い部屋で作業をする場合は特に換気に注意しましょう。

 

吸い込んでしまうと気分を悪くなる恐れがありますので、しっかり換気した環境で作業を行うようにしましょう。

 

また、引火する恐れもあるので火気にも注意して作業することが必要です。

 

③錆びに注意

塗装には錆止めの役割もあります。

 

特に鉄でできているスチール缶は塗装を剥がしてしまうと、すぐに錆びてしまう恐れがあります。

 

錆を使ったエイジング加工を行う際にはこれでいいですが、塗装を剥がした後、錆びを防ぐためにはさび止め剤やペンキを塗る対策が必要です。

 

塗装を剥がした空き缶の利用法

①インテリアとして活用

塗装を剥がしたアルミ缶のそのままの色を使って、またペンキで好みの色に彩色して、絵を描いて、デコパージュを貼る、お気に入りの布を貼るなどなど・・・。

 

アイデア次第で小物入れや花瓶、植木鉢など、簡単にリメイクできます。

 

 

 

②アイデア工作 アルミ缶風車、風鈴

アルミ缶のサイドに切込みを入れて押し縮めて提灯のような形にしたものです。

 

光があたると反射してキラキラし、僅かな風でも回転して涼しげな音が鳴ります。

 

花壇や畑に設置すれば鳥よけの対策にもなるそうです。

 

 

 

③アウトドア工作

アルミ缶に空気穴をあけてアルコールストーブを作ったり、アルミ缶を上下2本を組み合わせてコンロを作ることもできます。

 

アウトドアに持っていくのに十分使えて便利です。

 

火を使うものなので取り扱い、特にお子さんには十分注意してください。

 

 

まとめ

まとめ

 

✔ 空き缶の種類にはアルミ缶とスチール缶がある。

 

✔ アルミ缶、スチール缶の塗装は高温で焼付塗装が施されている。

 

✔ アルミ缶、スチール缶の塗装を剥がすにはサンドペーパーでこすり取る方法、剥離剤でぬぐい取る方法などがあります。

 

✔ 塗装を剥がしたアルミ缶、スチール缶の利用法として、インテリアや小物をつくる、アルミ缶工作など様々な利用法があります。

 

✔ アルミ缶・スチール缶の塗装を剥がす際、サンドペーパーおを使う際には粉塵の対策が、薬剤を使う際には換気の必要があります。

 

✔ 塗装を剥がすと錆びやすくなるので、さび止めの対策が必要です。