サッカーのプレイヤーはもちろん、応援用にも人気のサッカーのユニフォーム。
プロチームのユニフォームはレプリカなども販売されており、コレクションされてる方も多いですよね。
そんなユニフォームですが、「大切に使っていたのに背番号が剥がれてきてしまった…。」そんなお悩みの声もよく聞かれます。
洗濯エマールでやったのに…劣化してたんやろな…背番号剥がれた💦
ビニールテープで補修です😂 pic.twitter.com/2P954BpdVt— YU@ (@sachi_pom) July 16, 2016
風呂上がりにユニホーム着て、ベッドに寝転んでたら、汗で綺麗に背番号が取れた(笑) pic.twitter.com/4S53Vahfn1
— まるち (@Maltiiy) August 17, 2016
そこで今回は、サッカーユニフォームの背番号が剥がれた時の補修方法をご紹介いたします!
お困りの際はぜひ参考にしてみてください!
目次
素材や接着法は?背番号が剥がれる原因
でも、どうして背番号は剥がれてしまうのでしょうか?まずはその原因から見ていきましょう。
サッカーのユニフォームの背番号は、「ラバー圧着」という方法で作られている場合がほとんどです。
薄いラバーを文字の形にカッティングし、専用のプレス機にて150度前後の熱と圧力にて接着します。
この「ラバー圧着」はローコストで発色が良く、小ロットでも作成可能というメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。
デメリット
- 長期間の使用でラバーや接着剤が劣化し、割れや剥がれが生じる。
- 引っ張られる、地面に強く擦り付けるなど激しいプレーで接着部に強い負荷がかかると剥がれるおそれがある。
- 熱に溶ける接着剤を利用しているため、熱が加わると接着力が弱まり剥がれの原因となる。
また、間違った洗濯方法や保管方法により、剥がれやすくなる場合もあります。(※こちらは後ほどご説明致します)
つまり、残念ですが製造の過程上、剥がれてしまうのは仕方がないことなんです。
ユニフォームの背番号の補修方法
ここからは、お家で簡単にできる背番号の補修方法をご紹介致します。
いずれかの方法を試してみてください。
①背番号をユニフォームに縫い付ける
一番のオススメは、背番号をユニフォームに縫い付けることです。
剥がれた箇所はもちろん、全体をあらかじめ縫っておくことでこの先の剥がれも防ぐことができます!
全体はちょっと大変、と感じられる方は、数字の角の部分を留めるだけでも強度が変わります。
②布用ボンドを使って背番号を貼り付ける
縫うのは苦手という場合には、布用ボンドでも補修が可能です!
最近は「洗濯可能」なタイプも出ていますので、そちらを使用しましょう。
剥がれた背番号の裏にボンドをつけ、ユニフォームに貼り付け乾燥させてOKです。
③アイロンテープで背番号を貼り付ける
アイロンテープを使用して、背番号を貼り付けることもできます。
ただし、上に書いたように背番号は熱に弱いですので、絶対に直接アイロンを当てないようにしましょう。
詳しい方法は以下の通りです。
【用意するもの】
✔ 白い布
✔ アイロンテープ
✔ アイロン
✔ アイロン台
✔ はさみ
手順
- アイロンテープを使用したい形に合わせて、はさみで切ります。
- アイロン台の上で、背番号とユニフォームの間に1を挟み、上から白い布を当てます。
- アイロンを一番低い温度に設定します。
- 2の上からアイロンを2〜3秒当て、貼り付いたか確認します。
- まだ剥がれるようなら、少し温度を上げ、2〜4を繰り返しましょう。
当て布に柄のあるものを選ぶと背番号に色移りするおそれがありますので、必ず白い布を使用しましょう。
適したものがない場合は、未使用の白い紙でも代用することができます。
④サッカーショップやスポーツ用品店に相談する
サッカーショップやスポーツ用品店に相談すると、背番号を貼り替えてもらえる場合があります。
ただし、前の接着跡が残ってしまうのと、剥がす手間が加わるため新しく背番号をプリントするよりも費用はかかります。
どうしても補修したい!場合の最終手段として考えましょう。
長持ちさせる!ユニフォームの取り扱い方法
上で「間違った取り扱い方法が劣化を早める」と書きましたが、実は何気なく行なっている洗濯法が背番号の寿命を縮めている可能性があるのです。
日頃の心がけで少しでも長持ちさせることができるなら気を付けていきたいですよね。
そこで、最後にユニフォームの正しい取り扱い方法をご紹介いたします。
正しい取り扱い方法
- 洗濯は手洗い推奨!
洗濯機でユニフォームを洗うと、他の衣類との摩擦や水圧によりラバー部分が傷みます。出来る限り手洗いで、優しく洗ってあげましょう。
- 洗濯機使用の際は裏返してネットに
手洗いが難しい場合は、裏返してネットに入れた上で洗濯機に入れるようにします。そうすることで他の衣類と擦れることがなく、背番号を守ることができます。洗濯機使用の場合でも、泥などで汚れがひどい箇所は、あらかじめ手で揉み洗いしておきましょう。
- 洗剤は中性洗剤で。蛍光剤や柔軟剤入りはNG!
洗剤は、生地に負担をかけない中性洗剤を使用してください。蛍光剤は色落ちの原因に、柔軟剤は剥がれの原因となりますのでユニフォームには使用しないようにしましょう。
- 乾燥機やドライクリーニングは絶対NG!
熱で接着されている背番号は熱に弱いです。乾燥機の使用やドライクリーニングは絶対行わないようにしましょう。
- 屋外に干す際は裏返して日陰で!
ラバーは日光が当たると劣化が進みます。屋外に干す際は、必ず裏返して風当たりの良い日陰で干すようにしましょう。
- 保管時はハンガーで吊るす、がベスト!
ユニフォームを保管する際ラバー部分を折り曲げて保管すると折り跡がついてしまったり、そこから割れてしまったりする可能性があります。そのため、出来る限りハンガーにかけてクローゼットなどで保管するのがオススメです。
まとめ
まとめ
✔ サッカーのユニフォームの背番号は、薄いラバーを熱と圧力で接着して作られている。
✔ 摩擦や熱、ラバーの劣化により割れや剥がれが起こる。
✔ 背番号を縫い付けることで、補修や補強をおこなうことができる。
✔ 縫うのが難しい場合は、布用ボンドでも可。必ず洗濯可能なボンドを使用する。
✔ アイロンテープでも背番号を補修することができる。当て布をし、一番低い温度で行う。
✔ サッカーショップやスポーツ用品店で貼り直ししてもらえる場合もある。