お気に入りのサテン生地の洋服を汚してしまい、「シミができてしまった!」なんてことはありませんか?

 

サテン生地ってサラサラでツヤツヤしてて、他の生地とは少し違うけど・・・

「シミはとれるの?」

「クリーニングに出したら高そう!」

「家で染み抜き出来ないかな?」

今回はそんな疑問にお答えして、サテン生地の染み抜き方法を中心にご紹介していきます!

 

サテン生地の特徴とシミの原因

 

 

最初に、実は『サテン生地』とは繊維の名前ではないのです!

 

サテンとは『繻子織り(しゅすおり)と呼ぶ折り方』のことをさします。

 

素材にはポリエステル・ナイロン・絹など様々で、安価なものから高価なものまで幅広く使われています。

 

サテン生地の特徴

 

  • 見た目はツヤツヤして光沢があり肌触りなめらかです。
  • 吸水性はあまりありません。
  • とてもデリケートな素材で傷つきやすいです。
  • 扱い方によってはシワにもなりやすいです。
  • 摩擦に弱いです。

 

 

パジャマ、ドレス、スカートやスーツのジャケットの裏地、パーティー衣装などに使われているものといえば分かりやすいでしょうか。

 

サテン生地はデリケートなだけに雨や水に濡れただけでシミが出来てしまいます。

 

何もなければ素材自体は一定の方向に目(毛並み)が揃っていますが、水などがついてしまうと目(毛並み)が乱れ、繊維に伸びや縮みヨレが生じ、さらには繊維に含まれていた柔軟剤が移動をしてしまいます。

 

そこに光の反射が加わるとシミが出来たように見えるのです。

 

これこそがシミの原因『ウォータースポット』です。

 

雨には特に排気ガスなど大気の汚れを含むため、サテン生地につくと汚れを繊維深くにまで残してしまいます。

 

特に素材が絹(シルク)やレーヨン、キュプラなどのサテン生地はシミになりやすいので注意しないといけません。

 

シミの種類は全部で4種類!

 

ここまではサテン生地やシミの原因についてご紹介してきましたが、出来てしまったシミについても触れておかないといけないことがあります。

 

それはシミの種類です。

 

シミの種類によっては落とし方も多少違いがあるので先にご説明しておきます。

  • 水溶性の汚れによるシミ(水や洗剤でおちるシミ=たんぱく質やでんぷん質)

例 : お茶・コーヒー・醤油・汗・血液・牛乳・卵・酒類など

  • 油性の汚れによるシミ(洗剤+有機溶剤でおちるシミ)

例 : チョコレート・口紅・化粧品・バター・皮脂・ボールペンのインクなど

  • 不溶性の汚れによるシミ(頑固なシミ)

例 : 泥・墨汁・砂・ほこり・鉄粉など

  • 3つが混じりあった混合性のシミ

例 : マヨネーズ・ケチャップ・ドレッシング・カレー・ビーフシチュー・ミートソース・アイスクリームなど

以上のように大きく4つに分けられます。

 

それぞれの染み抜きの方法を下記でご紹介いたしますので、参考にしてみてください。

 

簡単!サテン生地の染み抜き方法

 

まずシミ抜きをする前に、以下を確認しましょう。

  • 必ず「洗濯表示を確認」してくださいね!「水洗い×」なら家庭でのシミ抜きはできません。
  • 水につけたら色落ちするものも×です。
  • 「水溶性のシミ」か「油性のシミ」かを判断してください。わからない時は「油性のシミ抜き方法」→「水溶性のシミ抜き方法」を行ってください。

それでは、ここからは汚れの種類別染み抜き方法をご紹介していきます!

 

①水溶性のシミ抜き方法

【用意するもの】

✔ 中性洗剤

✔ 歯ブラシ

✔ 綿棒

✔ タオル

✔ 水

※衣料用漂白剤塩素系(白地用)または衣料品用漂白剤酸素系(色柄もの用)

手順

  1. シミ部分をタオルの上にのせ、水をつけた歯ブラシでぬらします。
  2. シミ部分に中性洗剤をつけて歯ブラシで軽くたたきます(やさしくやさしく)
  3. 落ちない場合は布地が白地なら塩素系漂白剤(ハイター)、色柄ものなら酸素系漂白剤を綿棒でつけて歯ブラシで軽くたたきます。この時、シミの裏側からシミのまわりを中心に向かってたたいてください。
  4. 乾いた時に輪ジミができないように、まわりをぼかします。
  5. よく水洗いして水分を拭き取り、自然乾燥させて完了です。

 

②油性のシミ抜き方法

【用意するもの】

✔ 中性洗剤

✔ クレンジングオイル

✔ 歯ブラシ

✔ 綿棒

✔ タオル

✔ 水

✔ ぬるま湯(40℃くらい)

※衣料用漂白剤塩素系(白地用)、衣料用漂白剤酸素系(色柄もの用)

手順

  1. 乾いたタオルの上にシミの表側を当て、水で濡らします。
  2. 中性洗剤をつけて軽くたたき、次にクレンジングオイルを綿棒で擦りつけ、歯ブラシで上からたたきます。シミをタオルに移すためです。
  3. ぬるま湯でやさしくこすり洗いします。(ゴシゴシ洗いは生地を傷めます)
  4. シミが落ちにくい時は、衣料用漂白剤を綿棒でつけ歯ブラシで軽くトントンたたき出します。
  5. 輪ジミ防止のため、シミの回りにも洗剤をつけてたたいてぼかしておきます。
  6. よく洗い流したら、タオルなどで水分を拭き取り自然乾燥させて完了です。

※クレンジングオイルの他にもベンジンや除光液が代用できます。

 

③不溶性のシミ抜き方法

<泥汚れの場合>

【用意するもの】

✔ ドライヤー

✔ 洗濯用固形石鹸

✔ 還元系漂白剤(ハイドロハイター)

✔ 歯ブラシ

✔ 水

手順

  1. はじめにシミ部分が濡れているようならドライヤーなどでよく乾かします。
  2. 乾いた泥をたたいて落とす。
  3. シミ部分を水で濡らし、洗濯用固形石鹸をつけてやさしくこする。
  4. 還元系漂白剤をつけてしばらく様子を見ます。
  5. 水でよく洗い流したら、タオルで水分を拭き取り自然乾燥させて完了です。

 

<ガムの場合>

【用意するもの】

✔ 氷

✔ 中性洗剤

✔ 歯ブラシ

✔ タオル

✔ 水

手順

  1. ガムがついている部分に氷をつけ、固まったら剥がします。
  2. 歯ブラシで中性洗剤をつけてやさしくこすります。
  3. 水洗いします。
  4. タオルなどで水気を拭き取り自然乾燥させて完了です。

 

④混合性のシミ抜き方法

混合性のシミ抜きをするときは…

 

  • 油性のシミ抜き方法+水溶性のシミ抜き方法を行ってください。

 

しつこいシミには数回繰り返し行うと良いです。

 

シミ抜きをするときに気をつけること

 

染み抜きをするうえで以下の点には注意しましょう。

 シミはこすらず、伸ばさず、たたいてうつす!を徹底しましょう。

 

 洗剤はシミのまわりからつけ、シミをたたく時にも中心に向かってたたいていくようにします。その時は裏側からたたいてタオルなどにうつすようにしてください。

 

 水溶性の汚れ(たんぱく質汚れ)にお湯(50℃以上)を使うと固まりとれにくくなります。

 

 乾かす時には必ず自然乾燥させます。

 

 漂白剤を使用する時は、換気を忘れないように気をつけて使用してください。

 

 シワを伸ばすときにアイロンを当てる場合は、必ず当て布を使用します。さらにアイロンに使う水(スチーム)は一回ずつ替えないと酸化して新たなシミを作り出してしまいます。

以上に十分気をつけてご家庭でのシミ抜きを行ってみてください。

 

まとめ

まとめ

 

 『サテン生地』とは繊維の名ではなく、折り方の名前のこと。

 

 『サテン生地』の特徴には見た目がツヤツヤし肌ざわりも良いが、吸水性はあまりなく、摩擦に弱く、シワになりやすいという点があげられる。

 

 『サテン生地』のシミの原因は繊維に「ウォータースポット」と呼ばれる現象がおきるから。

 

 シミには大きく分けて4つの種類があります。(①水溶性のシミ②油性のシミ③不溶性のシミ④混合性のシミ)

 

 それぞれのシミ抜き方法をご紹介しましたが、使う漂白剤など多少の違いはあってもたたいて溶かし、落とすという基本部分は同じ。

 

 シミ抜き方を行う時には気をつけなければならないことがある。

 

外出先でうっかりシミをつけてしまった時には、とりあえず応急処置で汚れをうつせるように、シミ取用のハンカチなどを鞄に用意しておくのも得策ですね!

 

そして家に帰ったらなるべく早くシミ抜きを行ってください。