【引き戸レールの掃除方法】戸車が髪の毛で回らない!!浴室の溝&滑車をキレイに!

 

ご自宅の引き戸のレールは掃除したことがありますか?

 

そこまで掃除をしたことがないという方が殆どだと思います。

 

しかし、最近は引き戸の締まりが悪かったり、以前と比べて重く感じたりしているのであれば、もしかしたらレールの掃除をする必要があるかもしれません。

 

今回は、そんな引き戸レールやなかなか掃除しないけど結構汚い浴室の溝などの掃除方法をご紹介します。

 

引き戸レールの掃除方法

 

引き戸が最近重く感じたり、ソフトクローズ機能(ワンクッション置いてドアが閉まる機能)が働いていないかのようにバタンと閉まったりする場合、思い切って引き戸のレール掃除をしてみましょう。

 

もしかしたら、レールに沢山ホコリやゴミが溜まり、それが戸車に巻き付いてしまって思うように動かないのかも知れません。

 

しかし、実際、引き戸のレール掃除をするには扉を外さなくてはならず、結構力仕事ですし、それなりの時間が必要だと言う事を覚悟して取り掛かりましょう。

 

ただ、これまで重かった戸がなんともスムーズに動く瞬間は気持ちが良いです。

 

準備するもの

・掃除機

・ピンセット(あれば尚可)

・雑巾(濡れ雑巾と乾いた雑巾)

・古い歯ブラシorダイソーのサッシ用ブラシ(←おすすめ)

・マット

・プラスドライバー(ねじ回し)

・ペンチ

・潤滑油

 

①扉の外し方

 

扉は以下のような手順で外しましょう。

 

【用意するもの】

✔ マット

手順

  1. 扉を外す際に床に傷が付かないように、床にマットを敷くなどして床を保護しましょう。
  2. 扉をしっかりと持って、上に押し上げるようにして持ち上げ、手前に引きながら下の戸車をレールから外します。
  3. 次に、そのまま上の戸車をレールから外します。
    (※周りに人がいないか確かめ、扉を倒す際は手を挟まないように気を付けてください)

 

②レールの掃除

 

引き戸のレール部分にはどうしても髪の毛やホコリなどが詰まりやすい場所です。

 

普段から掃除機に付いているブラシなどを使ってこまめに掃除することが必要ですが、一度溜まって固まってしまったホコリは掃除機ではなかなか吸い取ることができない事があります。

 

そこで、使い古しの歯ブラシなどの小さいブラシを使うと綺麗にホコリが取れます。

 

ちなみに、私のおすすめはダイソーで購入したサッシ用のブラシです。丁度良い硬さとサイズがレール掃除にはピッタリで、歯ブラシよりも使いやすいように思います。

 

このように、一度扉を外して、下のレールを綺麗に掃除したら、雑巾で綺麗に拭き上げ、最後はレール部分に潤滑油を塗りましょう。ここまでやればだいぶ扉の閉まりが良くなると思います。

 

しかし、それでもまだ扉が重く感じるなら、次は戸車の掃除に取り掛かりましょう。

 

③戸車の掃除

一枚の扉に対し、多くの場合、戸車は2つ付いています。

 

まず、戸車を固定しているネジをドライバーで外します。この時、ネジはどのくらいの閉まり具合か覚えておけば、再度ネジを取り付ける時に楽です。

 

さて、早速戸車を外して見ると、髪の毛やホコリが戸車にゴッソリ付いていることが多いです。これを、掃除機で吸ったり、先のピンセットなどの先の細い物などで綺麗に取り除きます。

 

ゴミが戸車に絡みついていると当然、戸車が上手く回転せず、スムーズな扉の開け閉めができなくなります。それに、レールを傷つけてしまう可能性もありますね。綺麗に取り除きましょう。

 

浴室の溝掃除

 

続いて、一番汚れる場所なのに、意外とこまめな掃除ができていない方が多いのが浴室の溝!

 

お風呂場は汚れた体を綺麗に洗う場所、浴室も常に綺麗にしておきたいものです。では、早速、汚れがちな浴室の溝と滑車のお掃除方法をご紹介します。

 

①浴室の扉の外し方

浴室の扉部分のレールは、扉を外したらとても掃除しやすくはありますが、扉を外すのはおすすめしません。

 

一度取り外し、また取り付ける際、微妙な締め方の違いで締りの位置が変わってしまいます。特に中折れ戸の場合は更に調整が難しいようです。

 

ということで、素人は下手に扉は外さない方が良いでしょう。

 

②浴室の扉の溝(レール)の掃除

浴室扉の溝の汚れは一度水分を含んで固くなってしまっている為、掃除機ではなかなか綺麗に吸えません。その為、やはり歯ブラシなどの小さなブラシで埃やゴミなどを掻き取りましょう。

 

歯ブラシ以外のおすすめはやはりダイソーで購入したサッシ用のブラシです。サッシ用のブラシとあって、汚れが溜まりやすい溝の端っこ部分の汚れも綺麗に取れます。ブラシには中性洗剤を浸けて擦ると汚れが落ちやすいです。

 

汚れを取ったら綺麗に濡れ雑巾で拭き上げて、最後は乾いた雑巾で水分を完全に取ってしまうことが重要です。

 

③浴室の扉の滑車掃除

浴室の扉はなかなか外せない為、滑車掃除はとても難しいですね。

 

溝と違い、ブラシでは滑車の掃除が出来ないので、先の細い爪楊枝などを使って滑車の中のゴミを取り除きましょう。

 

カッターなどを使う方も多いようですが、傷付いてしまう恐れがある為、あまりおすすめはしません。

 

④浴室の扉の開閉調整

意外と知らない事が多いのがこれ!

 

浴室の扉の溝掃除や滑車の掃除をせっせとやっても一向に扉がスムーズに開閉できない場合、扉の調整をしてみてはいかがですか?

 

実は、多くの扉は開閉の調整ができるようになっています。

 

その場合、メーカーにもよりますが、「調整ねじ」という物が扉に付いている事が多く、その調整ねじを緩めたり、きつく締めたりすることで、扉自体の開閉調整ができます。掃除をしてもなお扉が重く感じる場合は調整してみてください。

 

扉を良く見るとほとんどの扉に注意書きや調整の方法などが書かれているはずですので、よく確認してから行いましょう。

 

浴室扉の掃除を楽にするコツ

 

浴室の扉の汚れは、どんどん蓄積され、放っておくと落としにくい頑固な汚れへと変わってしまいます。

 

そうなると、なかなか掃除しても綺麗にならず、掃除の意欲がガタッと下がってしまいますよね。

 

やはり、浴室扉の掃除を楽にするコツは毎日のちょこちょこ掃除です。

 

お風呂掃除の度に、浴室扉の溝も浴室を洗ったスポンジやブラシでサッと掃除し、シャワーで水を掛けて汚れを流したら雑巾でサッと拭き上げるだけです。時間にしたら1分も掛かりませんね。

 

毎日のこうしたちょこちょこ掃除が常に綺麗な浴室扉を保つコツであり、また、扉の寿命も伸ばせるコツでもありますよ。

 

まとめ

まとめ

 

 引き戸レール(浴室以外)は扉を外してから掃除する。

 

 レールの掃除は掃除機やブラシなどを使い、ホコリやゴミを丁寧に取り除くこと。

 

 戸車の掃除はまず戸車を固定しているねじをドライバーで外し、中に絡まっているホコリやゴミを取り除くこと。

 

 浴室の扉は外してしまうと取り付けが難しいのでおすすめしない。

 

 浴室の扉の溝はブラシに中性洗剤を浸けた物で擦るようにして汚れを落とす。

 

 浴室の扉の滑車は爪楊枝など先の細い物を使って汚れを掻き取る。

 

 多くの浴室の扉は調整ねじで開閉調整ができるようになっている。

 

 レールや溝も毎日こまめに掃除することが大切。

 

毎日部屋の掃除を欠かさない方でも、意外と引き戸のレールや戸車までは掃除が行き届いていないのではないかと思います。

 

かくいう私も、なかなか掃除できていない一人です。しかし、先日、ご紹介した方法で思い切って掃除をしてみたところ、面白い程ゴミやホコリがとれました。そして、なんだか気持ちが晴れやかになりました。

 

今、何かに悩んでいたり、気持ちが曇っていたりする方は是非この機会に普段掃除しない引き戸レールや浴室扉の溝掃除などしてみてはいかがでしょか?

 

気持ちまですっきり晴れやかになるかもしれません。