ふと壁紙を見た時、何か汚れがついていると気が付くときありますよね。
よくよく考えてみると「あ!醤油のシミだ!」と思い当たることもあるのではないでしょうか?
また、キッチンで料理をしていてふと醤油を壁紙に飛ばしてしまうこともありますよね。
醤油零した。。。
壁にもついた。。。
キレそう。。。。。。。 pic.twitter.com/MHF5fQkHSP
— 天気のスガ (@siharu) May 8, 2016
壁紙に醤油のシミを付けてしまうととてもショックな気持ちになるものです。
そんな時は壁紙から醤油のシミをきれいに取って、悲しい気持ちも一緒にリセットしてしまいましょう。
今回は『壁紙についた醤油のシミの取り方』についてご紹介していきます。
目次
醤油のシミの特徴
家庭の掃除をする上でよく聞くのが「アルカリ性」や「中性」など汚れの種類を表す言葉です。
ピッタリと合った掃除方法を知っておくためにもその汚れの特徴を知っておくことが大切になります。
ちなみに醤油のシミは『水性の汚れ』になります。
水性の汚れはその名の通り、水に落ちる汚れです。
油性の汚れに比べ、比較的落としやすいのが特徴です。
しかし、壁紙の色や種類によってはとても目立ってしまうので、正しい落とし方を知って掃除の際にシミが広がるなどの二次被害を出さないようにしましょう。
醤油のシミを落とす前に壁紙の種類を知っておくことが重要!
壁紙についた醤油のシミを落とす前に壁紙にも種類があることをご存知ですか?
日本の多くの家庭で一般的に出回っているのは「ビニールクロス」です。
水拭きが可能でお手入れがしやすいことでも人気を集めています。
ビニールクロスは比較的醤油のシミにも対処しやすいのですが、注意が必要な壁紙があります。
それが・・・
- 紙壁紙
- 布壁紙
- 珪藻土壁紙
です。
紙壁紙や布壁紙、珪藻土壁紙は水を付けるとシミになってしまいます。
そのため、醤油のシミを落とす際に濡れたティッシュや洗剤などを使うとより被害を広げてしまうことになります。
紙壁紙などに醤油のシミがついた場合は、「すぐに乾いた布やティッシュなどで拭き取る」ことが大切になります。
時間との勝負です。
また時間が経ってしまったシミは小さいものの場合、消しゴムで落ちることがあります。[/marker]
この際、力強くこすらず優しく根気よくこするようにしてください。
汚れがひどい場合は上塗りや張り直しが必要になることがあります。
壁紙についた醤油のシミを簡単に落とす方法
では壁紙についた醤油のシミを落とすおすすめの方法をご紹介します。
ここでは、ビニールクロスの壁紙を使用していると仮定して、様々な方法をご紹介させていただきます。
主に方法としては・・・
- メラミンスポンジ
- クレンジングシート
- 重曹
- 中性洗剤
- 市販の汚れ落としクリーナー
を使用する方法があります。
ではどんな使い方をすれば汚れが落ちるのかチェックしてみましょう。
①メラミンスポンジを使う方法
洗剤を使うことなく水だけで使用できるメラニンスポンジを使う方法です。
100円ショップや薬局、ホームセンターなどで「激落ちくん」など多くの種類が販売されています。
【用意するもの】
✔ メラミンスポンジ
✔ 水
手順
- メラミンスポンジに水をつけ、よく絞ります。
- 小刻みにトントンと根気よく叩くように汚れを取ります。
注意点としてはメラミンスポンジには研磨剤が入っています。
ゴシゴシとこすってしまうと壁紙を痛めてしまうので優しく叩くようにシミ抜きをしてください。
②クレンジングシートを使う方法
女性なら使ったことがある方が多いであろうクレンジングシートを使用する方法です。
【用意するもの】
✔ メイク落としなどのクレンジングシート
✔ タオル
✔ 水
手順
- クレンジングシートで汚れを軽く拭きます。
- 汚れが落ちるまで繰り返します。
- 汚れが落ちたら水で軽く濡らしたタオルで優しく壁紙を拭き、クレンジング成分を落とします。
注意点としてはクレンジング成分が壁紙に残っていると変色する可能性があるので、しっかりと、しかし強くはこすらずにタオルでクレンジング成分を拭き取ってください。
③重曹を使う方法
近年、掃除アイテムとしても注目されている重曹を使った方法です。
主にキッチンについてしまった醤油のシミにこちらの方法がオススメです。
キッチンについた醤油のシミは多くが料理をする際にはねてしまったシミです。
その場合、醤油だけでなく油も一緒についていることが多いので重曹を用いた方法が効果的です。
【用意するもの】
✔ 重曹(食用)
✔ お酢
✔ 水
✔ ボウルまたは大きめの皿
✔ 割りばし
✔ タオルや布など
✔ 霧吹き
手順
- ボウルや大きめの皿の中に重曹を入れます。
- ボウルなどに入れた重曹に少しずつ水を加えていきます。
- 割りばしを使い、重曹と水を練ります。
- ペースト状になった重曹を作り、壁紙の醤油のシミに塗ります。
- 10分以上そのままにします。
- 待っている間に霧吹きにお酢と2倍の水を入れます。
- 10分以上たったら重曹を剥がします。
- 重曹をつけた部分を濡らしたタオルなどで拭き取ります。
- 壁紙に凹凸があり、重曹がうまく拭き取れない場合、霧吹きに入れたお酢を吹きつけます。
- 重曹とお酢が反応し、泡がたちます。
- 泡立った部分を濡らしたタオルなどで拭き取ります。
④中性洗剤を使う方法
キッチンにある食器用洗剤で出来る簡単な方法です。
こちらは汚れがついてすぐにもっとも効く方法です。
【用意するもの】
✔ 中性洗剤
✔ タオルまたはキッチンペーパー
✔ 水
手順
- タオルやキッチンペーパーを濡らし、中性洗剤をしみこませます。
- 中性洗剤をつけた布を壁紙の醤油のシミに軽く当て、トントンと軽く叩くようにします。
- 汚れが落ちたら中性洗剤をつけていないタオルやキッチンペーパーを濡らし、壁紙についた中性洗剤をしっかりと拭き取ります。
注意点としては中性洗剤が壁紙に残ってしまうと変色することがあるので、しっかりと拭き取ってください。
⑤【番外編】市販の汚れ落としクリーナーを使う方法
これまでご紹介した方法以外にも市販の汚れ落としクリーナーを使う方法があります。
それぞれの商品の説明に従った方法で醤油のシミを落としてください。
壁紙についた醤油のシミを落とす際の注意点
壁紙についてしまった醤油のシミは意外と頑固です。
また、掃除方法と壁紙の相性も重要です。
そのため、落とす際の注意点としては・・・
- 醤油がついてからの時間
- 見えにくい部分で一度壁紙を傷めないか試してからアイテムを使うこと
- こすらず優しく拭き取ること
- 落とした後の二次被害を防ぐこと
があります。
醤油がついてからの時間に関しては、シミがついてからすぐに対処をしたほうがより効果的ということです。
時間が経ってしまったシミはなかなか落ちないので後回しにせず、今回ご紹介した家にあるアイテムでぜひすぐにシミを落としてください。
しかし、どんなに急いでいても醤油のシミにいきなり中性洗剤や重曹をつけるのは危険です。
それぞれ壁紙との相性があるので、あまり人には見えない部分で一度アイテムを使用してみてください。
中性洗剤やクレンジングシートなどを使っても壁紙が変色しないことを確かめてから醤油シミを落とすことに取り掛かってください。
また、壁紙はとてもデリケートです。汚れを落としたいからといってゴシゴシと力任せにこすってしまうと壁紙を痛めてしまいます。
優しく根気をもって拭き取るようにしてください。
さらに、中性洗剤やクレンジングオイルなど、壁紙に化学成分がついてしまうと変色や劣化につながり二次被害が起きてしまいます。
二次被害を防ぐためにも必ずしっかりと使用したアイテムを壁紙から拭き取ることを忘れないでください。
まとめ
まとめ
✔ 醤油のシミは水性のシミ。
✔ シミ抜きをする前に壁紙の種類を知っておく必要がある。
✔ 壁紙の種類によって水分は厳禁。
✔ 壁紙についた醤油のシミを落とすには、メラミンスポンジ、クレンジングシート、重曹、中性洗剤、市販の汚れ落としクリーナーを使用する方法がある。
✔ 壁紙に醤油のシミがついたらすぐに落とす。
✔ 壁紙はゴシゴシこすらない。
✔ 壁紙に洗剤などを用いた場合、しっかりと拭き取る。
いかがでしょうか?
意外と日常生活でつきがちな壁紙の醤油シミ。
すぐに対処すればきれいな壁紙を維持できます。
ぜひきれいな壁紙で気分よく過ごせるよう、醤油のシミがついた場合は今回ご紹介した方法ですぐに掃除をしてみてくださいね。