天井裏や床下でバタバタ音がする…というときに頭に思い浮かぶのがネズミ。
一日中動き回っている音が聞こえると嫌ですし、なんとか駆除しようとネズミ捕りを使う人も多いのではないでしょうか？
しかし、うっかり「ネズミ捕りを踏んでしまった！」なんてこともあります。
【悲報】俺氏、ネズミ捕りにひっかかる
実家にネズミが出たらしく、母が家の至るところにチーズをくっつけたネズミ捕りを仕掛けていて、「トムとジェリーの世界観かよw」と笑ったのも束の間。
姉の部屋に封神演義の4巻を取りに行った瞬間、足に粘着質な違和感。
足ネバネバの無間地獄を見ました。 pic.twitter.com/AXxAwXfm6u
— せっちん丸 (@OKB460) August 15, 2018
特に子供はそこまで気が回らないので遊び回っているうちに粘着面を踏んでとれなくなってしまうことってよくありますよね。
そこで今回は、『子供の足(皮膚)についたネズミ捕りの粘着の取り方』をご紹介します。
安全に取ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ネズミ捕りが皮膚につくと危険？
ネズミ捕りを使ったことがある人は分かると思いますが、粘着面は結構ベタベタしています。
ネズミ捕りには、足が小さく素早いネズミを捕獲するため、ポリブデンという粘度の高い成分が使われています。
聞いたことがないので危険なものか判断しづらいと思いますが、実はこの粘着成分は、化粧品などにも使われている安全な成分なんです。
そのほか、逆さにしてもベタベタが垂れないように垂れ防止成分が含まれていたり、粘着力が落ちないよう酸化防止剤、粘着付与剤などが含まれていたりと様々な成分が含まれています。
しかし、いずれの成分も強い毒性はなく皮膚についても安全ですので、子供の足や手についても慌てないでくださいね。
子供の足(皮膚)についたネズミ捕りの粘着の取り方
ネズミ捕りの粘着はベタベタしていて、水で洗うだけでは取れないので厄介ですよね。
しかし、あるものを使えば簡単に取ることができます。
ほとんどの家庭にあるものなので「こんなに簡単なの！？」とビックリするかもしれません。ぜひお試しください。
①小麦粉やベビーパウダーなどの粉類
ネズミ捕りのベタベタは粉類をまぶすことで取ることができます。
完全に取り除くことはできませんが、大まかに取ることはできるので後からの作業でラクに取ることができます。
小麦粉やベビーパウダーのほか、片栗粉や強力粉などの粉類でも取ることができます。
【用意するもの】
✔ 小麦粉やベビーパウダーなど粉類
✔ ビニールシート
手順
- 粘着がついてしまったところにたっぷり粉類をふりかけます。
- 粘着部分にしっかりとつけたら、こすります。
- ボロボロと取れてくるので、カスが出なくなるまでこすりましょう。
- あとは石鹸を使って洗い流せば完了です。
②油類
こちらは油で溶かして取る方法です。
こちらの方法は、①の粉類の方法で大まかに取った後におこなうのが適していますが、粘着が少ししか付いていない場合にも向いています。
油の種類は液体ならほとんどの種類がOK。サラダ油、オリーブ油、ベビーオイルなどが比較的入手しやすく、家庭に常備してあることが多いものなのでおすすめです。
【用意するもの】
✔ 油類
✔ タオル
✔ ビニールシート
手順
- 粘着のベタベタが残っているところに油をかけます。
（※こちらもお風呂場で作業するのが良いでしょう） - 油を馴染ませると粘着が溶けていくので、すべて溶けたらタオルで拭き取り石鹸で洗い流せば完了です。
③マヨネーズ
身近にあるものとして、マヨネーズもネズミ捕りの粘着を取るのに使えます。
マヨネーズにも油が含まれているので、強力な粘着を溶かすことができます。
食品なので皮膚についても安心ですし、だいたいの家庭にあるものなので簡単でおすすめです。
洗うときは、下記手順のように食器洗い用の洗剤を使うとマヨネーズによるヌルつきもキレイに取ることができます。
【用意するもの】
✔ マヨネーズ
✔ あればタオル
✔ 中性洗剤
手順
- ベタベタがついたところにマヨネーズをかけ、馴染ませます。
- ある程度馴染んだら洗い流すかタオルで拭き取ります。
（※まだベタベタが残っているようであれば、再度マヨネーズをつけて繰り返します） - 最後に食器洗い用の中性洗剤で洗えば完了です。
④ハンドクリーム
多少時間はかかりますが、ハンドクリームでも粘着を取ることができます。
通常肌に使うものなので安全ですし、肌が荒れる心配もありません。
特に子供の肌はデリケートなので、油やマヨネーズを使うのが心配な場合にはおすすめです。
【用意するもの】
✔ ハンドクリーム
✔ タオル
✔ 石鹸
手順
- ハンドクリームを粘着部分に塗り込みます。
- くるくると馴染ませたら粘着が徐々に溶けてくるので、タオルで拭き取ります。できれば濡れタオルの方が良いでしょう。
- 最後に石鹸で洗い流せば完了です。
ネズミ捕りの粘着をとる際の注意点
①無理矢理取らないようにする
粘着を取るときには無理矢理取ろうとしないようにしましょう。
ネズミ捕りの粘着力は強力なので、無理矢理剥がしたりゴシゴシし過ぎると皮膚を傷つけてしまう危険性があります。
特に子供の皮膚は大人と比べると薄く柔らかく、より傷つきやすいため、力ずくで取らないようにしてください。
一度に取ろうとせずに、少しずつ取るようにしましょうね。
②水を付けるのはNG
粘着を取ろうとして、まず水で洗ってしまうこともあるかと思いますが、これはNG行為です。
粘着を取る方法として粉類や油をなじませる方法を紹介しましたが、水がついていたり皮膚が湿っていると、粉類がうまくまぶせないので粘着を取ることができません。
また、油分で落とす場合にも水が油を弾いてしまうので、うまく馴染まず落とすことができないのです。
粘着がついてしまうと、とっさに「洗えば落ちるかも！」と洗ってしまう人も多いと思いますが、最初に水で洗わないように気を付けてくださいね。
まとめ
まとめ
✔ ネズミ捕りの粘着には、粘度の高いポリブデンという成分が含まれているのでベタベタする。
✔ ネズミ捕りの粘着は毒性のない成分なので皮膚についても安心。
✔ ネズミ捕りの粘着を取るには小麦粉やベビーパウダーなど粉物を使うと簡単。
✔ 粘着が少ししか付いていないなら油も有効。
✔ 油と同様に、マヨネーズも粘着取りにつかうことができる。
✔ ハンドクリームも粘着を取るのに使うことができる。
✔ 皮膚が傷付く可能性があるので、無理矢理取ろうとしない。
✔ 粉類がうまくつかなかったり、油を弾いてしまうので最初に水洗いはしない。