怪我をした際に大活躍の絆創膏。
何かあったときのためにと常に持ち歩いている方も多いのではないでしょうか?傷口の保護に便利ですよね。
ですが、困るのが剥がした後に残るベタベタ。
怪我して先生からもらった絆創膏
めっちゃ粘着力つよ...
ベタベタする pic.twitter.com/QK0SszAs9U— ログアウト (@Black_Mouse_L) November 12, 2018
見た目も汚い上になかなか落ちないんですよね。
そこで今回は、絆創膏のベタベタを簡単キレイに落とす方法をご紹介いたします。
目次
絆創膏の粘着の特徴と落とし方のコツとは?
では、どう落とすのが効率的なのか、まずは絆創膏の粘着の特徴から見ていきましょう。
現在主に絆創膏に使われている粘着剤は、アクリル系粘着剤です。
アクリル系粘着剤は、アクリル樹脂を原料としており、次のような特徴があります。
- 熱や水分で柔らかくなり、粘着力が低下する
- 油に溶ける、または油と混ざることで粘着力が低下する
- 有機溶剤に溶ける
- 冷やすことで固くなる
つまり、熱や水、油、有機溶剤、冷却する方法が絆創膏のベタベタ落としに効果的ということですね。
絆創膏のベタベタを取る方法
①絆創膏の粘着面を使って落とす
剥がしてすぐベタベタを発見した場合、絆創膏の粘着面を使って落とします。
粘着力が落ちていて剥がれない場合は、新品の絆創膏やサージカルテープを使うのもオススメです。
【用意するもの】
✔ 剥がしたての絆創膏
手順
- ベタベタの残った部分に剥がした絆創膏の粘着面を当てて押さえ、軽く指で擦ります。
- 剥がして粘着面に汚れが貼りついていないか確認しましょう。
②入浴する
お湯で粘着剤を緩めることで落とします。
【用意するもの】
✔ お風呂
✔ タオルや体洗い用のスポンジ
手順
- お風呂でお湯にベタベタを浸け、ゆっくりとふやかします。
- タオルや体洗い用のスポンジで優しく擦り落としましょう。
入浴が難しい場合は、洗面器に約40度のお湯を張りベタベタがついている箇所を浸けましょう。
③氷で冷やす
粘着剤を氷で冷やすことにより、粘着剤を固めて剥がしやすくすることができます。
【用意するもの】
✔ 氷
✔ ビニール袋
✔ ハンカチ
手順
- ビニール袋に氷を入れ、ハンカチで包みます。
- ベタベタのついた箇所に当て、5分ほどおきます。
- 固まったベタベタを指や爪先でつまんで剥がしましょう。
④オイルを使う
食用油やベビーオイル、クレンジングオイルなどを使い、粘着力を低下させて落とします。
【用意するもの】
✔ オイル
✔ 綿棒
✔ 柔らかいタオル
手順
- 綿棒にオイルを取り、ベタベタに付けていきます。
(※ベタベタの範囲が広い場合は、コットンに含ませてパックするのもオススメです) - そのまま2〜3分おき馴染ませたあと、柔らかなタオルです優しく擦り落としましょう。
- 落ち切らない場合は1から2を繰り返しおこないます。
⑤ワセリンを使う
上のオイルを使う方法と同じ原理で、ワセリンでも落とすことができます。
少しベタつきますが、垂れてこないのが安心です。
【用意するもの】
✔ ワセリン
✔ キッチンペーパー
手順
- ワセリンをベタベタの上に薄く塗ります。
- 5〜6分おき、馴染ませます。
- キッチンペーパーで優しく擦り落としましょう。
ワセリンはドラッグストアで購入可能ですので、簡単に手に入れることができます。
⑥ハンドクリームを使う
こちらもハンドクリームの油分を利用し落とします。
何気なくできるのが良いですが、傷が塞がっていない場合は触れないように気をつけましょう。
【用意するもの】
✔ ハンドクリーム(化粧乳液でも代用可能)
✔ ティッシュ
手順
- ハンドクリームを指にとります。
- ベタベタのついた部分に付け、クルクルと円を描くように馴染ませます。
- 最後にハンドクリームをティッシュで拭き取りましょう。
⑦消毒用エタノールを使う
消毒用エタノール(アルコール)で粘着剤を溶かして落とします。
お肌への刺激がありますので、顔など皮膚が薄い箇所は避けましょう。
また、アルコールは肌の皮脂を奪いますので、使用後はハンドクリームなどでケアしましょう。
【用意するもの】
✔ 消毒用エタノール
✔ 綿棒
✔ 柔らかいタオル
手順
- 綿棒にエタノールを含ませます。
- ベタベタに付けて2〜3分なじませます。
- 柔らかいタオルで優しく擦り落としましょう。
⑧除光液やベンジンなどの有機溶剤を使う
除光液に含まれる溶剤「アセトン」や、ベンジンを使って粘着剤を溶かして落とします。
こちらもお肌への刺激がありますので、皮膚の薄い部分やお子さんには使用を避け、使用後はケアしてください。
【用意するもの】
✔ 除光液、もしくはベンジン
✔ 綿棒
✔ 柔らかなタオル
手順
- 綿棒に除光液やベンジンを含ませ、ベタベタに付けます。
- そのまま2〜3分おき、なじませます。
- 柔らかいタオルで優しく擦り落とします。
⑨ピンセットや毛抜きを使う
タオルで擦っても落ち切らない!という場合は、ピンセットや毛抜きを使い剥がしていくのもオススメです。
爪でがゴシゴシ擦るよりも肌の負担が少ないです。
誤って皮膚を摘まないよう注意してください。
【用意するもの】
✔ ピンセットや毛抜き
手順
- ピンセットや毛抜きの先端でベタベタを摘みます。
- ベタベタの形に沿うようにして剥がしましょう。
今はさまざまなタイプの絆創膏がありますが、粘着力が強すぎて落ちない場合もあるかもしれません。
そんなときは、お湯でふやかしたあとオイルで落とすという合わせ技がオススメです。
また、絆創膏やテーピングの跡に使う「サージカルのり落とし」も市販されています。
使用頻度が多い方や、気になる方は購入を検討してみてください。
絆創膏を綺麗に剥がすには?
落とす方法も色々ありひと安心ですが、できることなら絆創膏の跡は残したくないですよね。
接着剤を緩めて、痛みも軽減しながら剥がす方法を最後にご紹介します。
キレイに剥がす方法
- 絆創膏をぬるま湯にしばらく浸しておく
絆創膏を貼ったままお風呂に入ると、いつのまにか剥がれていたりしますよね。
お湯の熱で粘着力を緩めて優しく剥がす方法です。
- オリーブオイルやベビーオイルを粘着部に染み込ませておく
剥がす前に、綿棒にとったオイルを絆創膏の上から染み込ませておきます。体毛の多い箇所に貼ったときなど特にオススメです。
- ドライヤーの温風をしばらく当ててから剥がす
こちらも熱を利用した方法です。火傷しない程度の距離で当ててください。
まとめ
まとめ
✔ 絆創膏のベタベタは、熱、油、有機溶剤で落とすことができる。
✔ 入浴しながらふやかすのも有効な方法である。
✔ 食用油やベビーオイル、クレンジングオイル、ハンドクリームなどを落としても落とすことができる。
✔ しつこい汚れには除光液やベンジンを用いると良い。
いかがでしたでしょうか?
特に小さなお子さんは、絆創膏を使う機会も多い上にお肌が弱いので大変ですよね。
大人の方も、絆創膏跡が残っているとなんとなく清潔感が失われてしまいます。
身近にあるもので落とすことができますので、ぜひ試してみてくださいね。