釣りが趣味の人なら「ロッド」が何か分かりますよね?
そう、釣竿です。釣竿にはグリップという持ち手がありますが素材も様々です。
中でもコルク製のグリップは見た目が良い反面、「汚れたらどうやってきれいにしたら良いんだろう?」と疑問をもつ人も多いと思います。
ロッドのコルクの部分の汚れの落とし方を誰か教えてください。
— 我楽多@がらくた (@narakutaaaa) September 5, 2019
そこで今回は、ロッドのコルク製グリップの汚れの落とし方をご紹介します。
傷つけずに汚れを落とせるので、ぜひ試してみてくださいね。
目次
ロッドのコルク製グリップの汚れの落とし方
ロッドのコルクは普通のコルクと比べると耐久性があるので多少力を入れてこすってもボロボロになることはありません。
グリップは通常手で握りますので、グリップにつく汚れは手垢や皮脂が大部分となります。
そのため、油汚れを落とせるものを使うと比較的きれいになりますよ。
①中性洗剤
皮脂は油ですので、油汚れを落とすことのできる中性洗剤でグリップの汚れを落とすことができます。
食器用洗剤ならどの家庭でもあるはずなので、手軽にきれいにできるのでおすすめの方法です。
【用意するもの】
✔ 中性洗剤(食器用洗剤でOK)
✔ 雑巾か古布、スポンジなど
✔ あればサンドペーパー
手順
- コルクの汚れに中性洗剤をつけ、雑巾や古布でゴシゴシこすり落とします。
- 汚れが取れたら固く絞った雑巾で拭いて洗剤を取り除き、日陰で乾燥させればOKです。
- 汚れが取れない場合は目の細かいサンドペーパーで少しずつ削ればOKです。
今日は嫁ちゃんとのランチデート💕
からの、釣り具屋さんでラインとフックシャープナーを購入✨
リールメンテのついでに、ロッドのコルク部分を中性洗剤で洗ってみたら色が明るくなった(о´∀`о)
こんなに汚れてたのかとビックリ(笑) pic.twitter.com/7GuJ5bjK9N
— るんパパDK 【釣りバカナース】 (@runpapa0128) January 24, 2019
②メラミンスポンジ
水だけで汚れを落とすことができるメラミンスポンジでも、コルクの汚れを落とすことができます。掃除道具として家に置いてある人も多いと思います。
ただ、メラミンスポンジは研磨して汚れを落とすので、磨きすぎには気を付けましょう。
【用意するもの】
✔ メラミンスポンジ
手順
- メラミンスポンジに水を少量つけます。もしくは濡らして、水滴が垂れない程度に絞ります。
- 汚れ部分をこすり落とします。優しく撫でるように落とします。
- 汚れが落ちたら日陰で乾かせばOKです。
噂には聞いてたがめっちゃロッドの汚れが落ちる‼️
写真では分かりにくいがコルク部が黒々してたのにほぼ新品の色合いに戻った
スゴいぞこのスポンジ✨ pic.twitter.com/9jrT7RCgDa— ベテ丸 (@detemal888) July 8, 2019
③ウェットティッシュ
アルコールを含むウェットティッシュ、もしくは消毒用エタノールを含ませたティッシュで拭くだけで、黒ずみや皮脂が綺麗に取れます。
また、アルコールを含むため殺菌効果でカビが生えるのも防ぐことができます。
どこでも購入できますし、必要なものや手順も簡単なので試してみてくださいね。
【用意するもの】
✔ アルコール入りのウェットティッシュ(もしくは消毒用エタノール+ティッシュ)
手順
- ウェットティッシュの場合は、汚れを拭き取ればOKです。取りにくい場合は強く押しあてると良いでしょう。
(※ウェットティッシュが乾いてきたら新しいものに変えてください) - エタノールを使う場合はティッシュにエタノールをたっぷりしみ込ませて、汚れ部分を拭き取ります。
- コルクの溝などの汚れはテッシュを強く押しあてて、汚れを吸い取ります。
- あとは乾燥させればOKです。
④白木用ワックス
白木用ワックスはロウもしくは樹脂が入ったワックスで、主に白木床や家具などのツヤを出したり質感を整えるために使います。
液体と固形のタイプがありますが、どちらでもOKです。
汚れを取り除くほかに、コルク自体にコーティングをして汚れをつきにくくしてくれるので、仕上げに使うのもおすすめです。
【用意するもの】
✔ 白木用ワックス
✔ 古布
手順
- 白木用ワックスを古布を巻いた指でとり、汚れ部分に塗り込んで落とします。
- 汚れが取れたら新しいワックスをきれいな布で薄く塗り、乾拭きで仕上げます。
ワックスを塗ることで表面が薄くコーティングされ、汚れがつきにくくなります。塗りすぎると滑りやすくなるので気を付けましょう。
作業を行う際の注意点
グリップの汚れを取る時には、以下の点に注意しましょう。
注意点
- 水で洗わない
汚れを取ろうとして水洗いしたくなりますが、水で洗うとコルクの内部に汚れが染み込む場合があります。また、コルクが水分で柔らかくなりボロボロになりやすくなるので注意しましょう。
- 削りすぎない
コルクは柔らかく削れやすいので、サンドペーパーやヤスリがけする場合はなるべく撫でるように優しく削ってください。強い力で削ると破損や傷みの原因にもなります。亀裂が入るとそこからボロボロと剥がれてしまうので削りすぎないように気を付けてくださいね。
グリップの交換も検討しよう!
もし汚れが取れず、気になるようなら取り外して新しいものに交換するのもひとつの方法です。
専門店などでは交換用のグリップシートが各種販売されているので、自分のものに合うシートを購入すれば大丈夫です。
基本的な流れは・・・
- ペンチなどで元々のグリップを剥がす
- 下地をきれいにする
- 接着剤で新しいシートを貼る
の3ステップだけです。
ただ、グリップは剥がしてみないとその中がどのような形状になっているのか分からないため、「剥がしてみたら複雑だった」「元に戻せない」などのリスクがあります。
それを踏まえた上で剥がした方が良いでしょう。
また、コルクの抜けや隙間が気になる場合にはコルクペースト(コルクパテ)がおすすめで、コルクの穴や隙間を補修するためのものです。ホームセンターや釣具用品のお店で購入することができます。
使い方は穴や隙間が気になるところに塗りこみ十分乾燥させ、はみ出たところなどを削ればOKです。
まとめ
まとめ
✔ ロッドのコルク製グリップの汚れは皮脂や手垢のことが多いので、油汚れに使えるものを使うと落としやすい。
✔ 身近なものだと中性洗剤をかけてこするのがおすすめ。
✔ メラミンスポンジ、アルコールでも落とすことができるが、メラミンスポンジは研磨して汚れを落とすので磨きすぎには気を付ける。
✔ 仕上げ剤として白木用ワックスもおすすめだが、つけすぎると滑りやすくなるので薄く塗るようにする。
✔ 水で洗うと汚れが内部まで浸透してしまったり、柔らかくなって傷つきやすくなるので、汚れても水で洗うのは避ける。
✔ ヤスリなどで削る場合は優しく撫でるように削る。
✔ どうしても取れない汚れが気になるならグリップの交換もできるが、素人には難しい場合があるので自己責任で行う。
✔ 隙間や穴が気になる場合はコルクパテで埋めるのがおすすめ。