温かい豚汁や冷奴、そうめんなどのお供にきざみねぎを入れることも多いですよね。
美味しい味だけでなく、彩りも華やかにしてくれるネギは料理には欠かせない存在です。
そんな万能なネギですが、包丁で刻むと手についたクサイ臭いがなかなか取れない…。なんてことはないでしょうか?
手ェ洗ってもネギ臭い…
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そこで今回は、手についたネギの臭いを消す方法をご紹介していきます。
ネギの臭いで困ったときには、ぜひ今回紹介する方法をお試しください!
目次
ネギの臭いの原因は?実は「雑菌」が関係している!
このネギの独特な臭いの元は硫化アリルから作り出される「アリシン」です。
アリシンはネギに含まれる硫化アリルと酵素が反応してできる物質です。
そして、このアリシン以外の臭いの原因物質の多くは「細菌」だと言われています。
じつは、ネギ自体の臭いだけではなく、ネギを調理する際にまな板や包丁などから付着した細菌が臭いを発生させています。
つまり、手につくネギの臭いの正体は、「アリシン」と「ネギに付着して繁殖する細菌の臭い」なのです。
手についたネギの臭いを消す方法
ここからは手に付着したガンコなネギの臭いを取る方法は数多くあります。
家庭にある身近なものを使用した方法から、本格的な方法まで幅広く紹介していきます。
①ステンレスソープで臭いを落とす方法
ステンレスソープで臭いを取る方法があります。
この方法は臭いのプラスイオンがステンレスのマイナスイオンに反応し、くっついて臭いが取れるというものです。
ステンレスのものであれば何でも代用はできるので、スプーンやステンレス製のたわしなどでも効果はありますよ。
【用意するもの】
✔ ステンレスソープ
手順
ステンレスソープで手をこするようにしながら流水で手を洗いましょう。
②お酢で手を洗う方法
お酢に含まれるクエン酸が臭いの原因である細菌を殺菌してくれるので、臭いが落ちます。
ただし、お酢自体の臭いも強烈なのでお酢で洗ったあとにしっかりと石鹸で手を洗うようにしてください。
【用意するもの】
✔ お酢
✔ 石鹸
手順
- お酢を手になじませます。
- 石鹸でしっかりと手を洗いましょう。
③レモン汁で臭いを取る方法
レモン汁には臭いの原因となる細菌を殺菌してくれるクエン酸が含まれています。
クエン酸は柑橘類に多く含まれるので、レモンだけではなくグレープフルーツやかぼす、ゆずなどでも問題ありません。
クエン酸自体はお酢に含まれる成分と同じですが、柑橘類はお酢のように強烈な臭いがないのでおすすめです。
【用意するもの】
✔ レモンなど柑橘類の皮
✔ 石鹸
手順
- レモンなどの柑橘類の皮を折り曲げて皮の外側を手にこすりつけます。
- 臭いが取れてきたら石鹸でしっかりと洗い流しましょう。
※レモン汁は肌に刺激を与えることもあるので肌が弱い人などは注意してください。
④お茶の出がらしで臭いを取る方法
お茶に含まれるカテキンには、消臭効果があります。
この消臭効果を利用して、手についたネギの臭いを取ることができます。
【用意するもの】
✔ お茶の出がらし
✔ 石鹸
手順
- お茶の出がらしを揉むように手でこすります。
- 臭いが取れてきたら石鹸でしっかりと洗い流しましょう。
⑤オレンジオイル配合の洗剤で取る方法
オレンジオイル配合の洗剤は頑固な臭いを取る性質があります。
オレンジオイルに含まれるリモネンが臭いを消臭してくれます。
【用意するもの】
✔ オレンジオイル配合の洗剤(キッチン用の頑固な油汚れに使用する洗剤)
手順
オレンジオイル配合の洗剤で手を洗いましょう。
⑥歯磨き粉で臭いを取る方法
歯磨き粉は消臭効果が絶大です。
通常の石鹸などよりも消臭に特化しているためガンコな臭いも取れやすいです。
【用意するもの】
✔ 歯磨き粉
手順
歯磨き粉で手を洗うだけでOKです。
⑦重曹で手の臭いを取る方法
重曹の中和作用で臭いを取ることができます。
臭いの原因である細菌は酸性で重曹を使うことでアルカリ性にかたむき、中性に近づくことで臭いを取ることができます。
【用意するもの】
✔ 重曹
✔ 水
✔ 石鹸
手順
- 水500mlに重曹を小さじ2入れます。
- 上記で作成した重曹水で手を洗います。
- 臭いが取れてきたら石鹸でしっかりと洗い流しましょう。
手にガンコなネギの臭いをつけないための対策
①料理中はゴム手袋をつける
ネギの臭いを手につけないようにするには、ゴム手袋をはめることがおすすめです。
一番簡単で速攻性がある対策法なので、すぐに実施できます。
どうしてもゴム手袋がない場合は、ネギを切りながらキッチン用のハンドソープもしくは食器用洗剤でこまめに手を洗いましょう。
②細菌をできるだけ発生させないようにする
また、最初に説明した通り、臭いの原因は細菌であることが多いので、細菌をなるべく落としながら料理をすると手に臭いがつきにくくなります。
特に細菌は消毒用アルコールに弱いので、手洗い+アルコールで手の消毒を行うと効果が高い細菌をより落とすことが可能です。
③ネギ臭はストレスから来ているかも!?
どんな対策をしてもネギの臭いが何日も消えない場合は、ネギが原因の臭いではない可能性もあります。
人間の体は年齢や性別に関係なく、強いストレスを感じるとネギのような臭いを発することがあります。
疲労臭などと呼ばれることもありますが、日々料理をしている主婦などは手に臭いがつくことも多いので気づかないこともあるようです。
この場合は特徴的なニオイ成分を含んだガスが皮膚から発生するので、どんな対策を行っても臭いが消えない可能性があります。
上記のように、臭いの原因は必ずしも触ったものからくるというわけではありません。
中には体から臭いを発する病気などもありますので、どうしても気になる臭いが体から消えない場合は病院などで診察を受けてみてもいいかもしれません。
まとめ
まとめ
✔ ネギの臭いが手につく原因は細菌がネギを元に作り出す物質である。
✔ ステンレスを手にこすると電荷のパワーで臭いが取れる。
✔ お酢に含まれるクエン酸で手についた臭いが取れる。
✔ 柑橘類に含まれるクエン酸で手についた臭いが取れる。
✔ お茶に含まれるカテキンの消臭効果で臭いを取ることができる。
✔ オレンジオイル配合の洗剤で手の臭いを取ることができる。
✔ 歯磨き粉の強力な消臭効果で手についた臭いを取ることができる。
✔ 重曹の中和作用で臭いを取ることができる。
✔ 強いストレスを感じると手からネギの臭いがすることがある。