色んなものに字や絵を描ける油性ペン、とっても便利ですよね。

 

学校用の教科書やノートの記名にも最適です。

 

ですが、数字や文字を間違えて書いてたり、落書きしてしまったり、消せずに困った経験がある方は多いのではないでしょうか?

 

 

そこで今回は、ノートの表紙や教科書に書いた油性ペンを簡単キレイに落とす方法をご紹介いたします。

 

落とせる?落とせない?まずは紙の材質をチェック!

 

紙に書いた油性ペンが落とせるの!?と思われたかもしれませんが、表面がツヤツヤにコーティングされたものに限ります。

 

画用紙や上質紙のようにペンのインクが染み込む紙は、繊維が奥まで染まってしまっているため落とすことはできません。

 

ノートの表紙や教科書は、コーティングされたものが多いと思いますが、中には厚めのクラフト紙などの素材が使われているものもあります。

 

その場合は落とすことはできませんので注意ください。

 

油性ペンの特徴と落とすコツ

 

その仕組みを知るために、まずは油性ペンの特徴を見ていきましょう。

 

油性ペンといえば、速乾性に優れ、プラスチックやビニールにも記入できるのが特徴ですよね。

 

その秘密は、油性ペンに含まれる以下の成分にあります。

  • アルコールなどの揮発性有機溶剤
  • 油溶性の染料
  • 樹脂
  • 定着剤

油性ペンで字を書くと、染料で紙が染まると同時に揮発性有機溶剤が蒸発し、すぐに乾きます。

 

書いた文字が流れ出さないよう樹脂が染料を固め、定着剤がツルツルとした面に染料を接着します。

 

これら4つの成分のチームプレーにより、油性ペンのインクは非常に落としにくくなっているのです。

 

そこで、落とすためには以下の方法が有効です。

 

油性ペンを落とす方法

 

  • エタノールで揮発性有機溶剤を溶かす

エタノールやアルコールは揮発性有機溶剤を分解し、溶かすはたらきがあります。

 

  • 油を使い、油溶性の染料を溶かす

油溶性と言う名の通り、油性ペンの染料は油に溶けます。水性ペンのインクを水で溶かす要領で落とすことができます。

 

  • 乳化剤を使い、油を水に溶かす

乳化剤の油に水を溶かすはたらきを利用し落とします。

 

 

それでは、詳しく見ていきましょう。

 

ノート表紙&教科書に書いた油性ペンを消す方法【書いてあまり時間が経ってない場合】

 

まずは、書いてあまり時間が経っていない場合の落とし方です。

 

時間が経てば経つほど落としにくなりますので、できるだけ早めに対処しましょう。

 

①消しゴムを使う

「ac 写真 消しごむ」の画像検索結果

 

消しゴムの汚れを吸着する性質と、摩擦を利用して油性ペンを落とします。

【用意するもの】

✔ プラスチック消しゴム

✔ 消したいノートや教科書

手順

消したい箇所をプラスチック消しゴムで擦りましょう。

※このとき、インクが完全に乾ききっていないと汚れを伸ばすことになりますので、指やティッシュなどで押さえてインクが乾いているのを確認してください。

 

②エタノールを使う

「ac 写真 エタノール」の画像検索結果

 

エタノールで、揮発性有機溶剤を溶かして落とします。

 

コーティングの種類によっては、エタノールによりツヤが落ちてしまうことがあります。

 

最初に目立たない箇所で試してみてくださいね。

【用意するもの】

✔ エタノール(アルコール)

✔ ティッシュ

✔ 消したいノートや教科書

手順

  1. ティッシュにエタノールを少量含ませます。
  2. 落としたい箇所を1で叩くようにして落とします。
  3. ティッシュにインクがついたら、汚れていない箇所に変えながら12を繰り返しましょう。

 

③日焼け止めを使う

「ac 写真 日焼け止め」の画像検索結果

 

日焼け止めに含まれる油分と紫外線吸収剤を利用し、染料を溶かし吸収します。

【用意するもの】

✔ 日焼け止め

✔ 消したいノートや教科書

✔ ティッシュ

手順

  1. 日焼け止めを少量指にとり、消したい箇所に塗ります。
  2. 5〜10分そのままおき、馴染ませます。
  3. ティッシュで上から抑えるようにしてインクを吸い取りましょう。
    ※このときゴシゴシ擦ると、せっかく落としたインクをまた周囲に付着させるおそれがありますので注意してください。

 

④油性ペンを使う

「ac 写真 油性ペン」の画像検索結果

 

油性ペンで上からなぞり書きをすることで、揮発した揮発性有機溶剤を再び馴染ませ、乾く前の状態に戻します。

 

また、インクに含まれる油分が油溶性染料を溶かし落としやすくします。

【用意するもの】

✔ 油性ペン

✔ 消したいノートや教科書

✔ ティッシュ

手順

  1. 消したい箇所に書いたものを、油性ペンで上からなぞり書きします。
  2. ティッシュで抑えて拭き取りましょう。

 

ノート表紙&教科書に書いた油性ペンを消す方法【書いて時間が経っている場合】

 

書いてから時間が経っている場合は、比較的落としにくいですが、次のようにして落としていきます。

 

いずれも紙を傷つけるおそれがありますので、様子を見ながらおこなってください。

 

①プロピレングリコール含有の除光液を使って落とす

「ac 写真 除光液」の画像検索結果

 

除光液にも色々ありますが、今回はプロピレングリコールという成分が含まれているものを使います。

 

プロピレングリコールのもつ乳化作用と、除光液に含まれるアルコールを利用して油と揮発性有機溶剤を溶かして落とします。

 

こちらもエタノール同様、コーティングを変質させるおそれがありますので目立たないところで試してからおこなってください。

【用意するもの】

✔ 除光液(ポロピレングリコール含有のもの)

✔ 消したいノートや教科書

✔ ティッシュ

手順

  1. ティッシュに除光液を含ませます。
  2. 消したい箇所に当て、指先で小さく擦ります。
    ※ゴシゴシ擦るとインクを伸ばしてしまうため、極力小さく擦るようにしましょう
  3. ティッシュを外し、インクで汚れていない綺麗な箇所にまた除光液を含ませます。
  4. 2〜3を繰り返しましょう。

インクのついたティッシュがノートに触れると、インクが付着する可能性がありますのでこまめに位置を変えながら拭いてください。

 

②メラミンスポンジを使う

「ac 写真 メラミンスポンジ」の画像検索結果

 

メラミンスポンジの硬くて細かな繊維で、油性ペンのインクを絡め、削り落とします。

 

ノートや教科書のコーティングに細かく傷をつけることになりますので、様子を見ながら慎重にとこなってください。

【用意するもの】

✔ メラミンスポンジ

✔ 消したいノートや教科書

✔ 水

✔ ティッシュ

手順

  1. メラミンスポンジを水で湿らし、硬く絞ります。
  2. 消したい箇所に当て、そっと擦ります。
  3. 表面に残った水分をティッシュで拭き取りましょう。

 

③柑橘類の皮を使う

「ac 写真 オレンジの皮」の画像検索結果

 

柑橘類の皮にはリモネンという油脂を溶かす成分が含まれています。

 

それを利用して油性ペンのインクを溶かしていきます。

 

紙の素材によっては、黄色っぽいシミができる可能性がありますので、しっかり水を弾くコーティングの上から使うのがオススメです。

【用意するもの】

✔ ミカンやオレンジなど柑橘類の皮

✔ 消したいノートや教科書

✔ ウェットティッシュ

手順

  1. 柑橘類の皮を軽く摘み、汁を少量出します。
  2. そのまま皮を消したい箇所に当て、小さく擦ります。
  3. ウェットティッシュで汁を拭き取りましょう。

 

④消しゴム+エタノールを使う

「ac 写真 消しごむ」の画像検索結果

 

上でご紹介した、消しゴムとエタノールの合わせ技です。消しゴムの吸着力と摩擦で落としたあと、エタノールで揮発性有機溶剤を溶かして落とします。

 

エタノールは目立たないところで試してから使用してくださいね。

【用意するもの】

✔ プラスチック消しゴム

✔ エタノール(アルコール)

✔ ティッシュ

✔ 消したいノートや教科書

手順

  1. プラスチック消しゴムで、消したい箇所を擦ります。
  2. インクが薄くなってきたら、ティッシュにエタノールを含ませて拭きます。

 

⑤砂消しを使う

 

砂消しを使い、紙の表面を削ることでインクごと落とします。

 

紙やコーティングは傷つきますが、どうしても落としたい!という方にオススメです。

 

不安な方は、こちらも目立たない箇所で試してからおこなってくださいね。

【用意するもの】

✔ 砂消し

✔ 消したいノートや教科書

手順

消したい箇所を砂消しで擦りましょう。

※先端の細い部分を使い、書いた字の形に沿って、インクの箇所だけを擦り落とすようにすると傷は少なくて済みます。

 

こんなものまで!?油性ペンを落とすことのできるアイテム集

 

今回は紙に使うということでご紹介は控えましたが、以下のものも油性ペンを落とすのに効果的です。

 

油性ペンを落とせるアイテム

 

  • バターやマヨネーズ

バターやマヨネーズには、乳化成分が含まれているので、油性ペンのインクの油を水に溶かし落としてくれます。

 

  • ポテトチップス

ポテチチップスの油分で油溶性染料を溶かし、油性ペンのインクを落とすことができます。

 

  • 口紅

口紅にも乳化剤が含まれていて、油性ペンのインクを落とすことができます。

 

  • タバコの灰

タバコの灰の研磨作用を利用して、油性ペンのインクを落とすことができます。

 

  • わさび

わさびには、油性ペンと同じ有機溶剤が含まれているので、溶かして落とすことができます。

 

 

なかなか面白いですよね!不要なノートを使って自由研究の課題にするのも楽しいと思います。

 

まとめ

まとめ

 

 コーティングされた紙に書いた油性ペンは落とすことができる。

 

 書いて時間が経っていないときは消しゴムやエタノールが有効。

 

 時間が経ってしまった場合は、除光液やメラミンスポンジ、砂消しを使って消す。

 

いかがでしたでしょうか?

 

ノートや教科書はもちろん、絵本に書いたお子さんの名前を消すのにも便利です。

 

少しでもこの記事がお役に立てれば嬉しいです!