
夏や冬などのシーズンが終わり、模様替えしようと思って部屋を掃除していると・・・
- 「床(フローリング)に古い輪ゴムが落ちていて、溶けかかって跡になっている…」
- 「カーペットの裏につけていた、ゴムの滑り止めの跡が床(フローリング)についてしまった…」
- 「おまけにゴムの色が、床(フローリング)に色移りしてる!」
などなど、ショッキングな発見してしまうことがあります。
カーペット裏の滑り止めのゴム跡がフローリングに😭😭
拭いてもサラダ油も洗剤も無効だったがどうしたら消える???? pic.twitter.com/rSonGWFTQO— 千夏🌸 (@yspchinatsu) February 9, 2019
がぁぁぁぁぁぁぁぁぁん
衣装の靴を履いて
踊りの練習してたら、、、床がぁぁぁぁぁぁぁ
ゴム跡がぁぁぁぁあ(T^T)うぅ pic.twitter.com/Hgc8bHwMvF
— 井鈴キララ (@isuzukirara) March 16, 2018
「しばらく放置してしまっていたから、床(フローリング)のゴム跡や色移りは、もう取れない!?」と心配になりますよね。
そこで今回は、『床(フローリング)についたゴム跡&色移りの取り方』についてご紹介していきます。
お困りの際はぜひ今回ご紹介する方法をお試しください!
目次
ゴムの成分とゴム跡を落とす際のポイント
ゴムの原料は、「天然ゴムのポリイソプレン」です。
このほかに、天然ゴムに弾力を持たせるために「加硫法」を用いて、硫黄などが添加されて輪ゴム等は作られています。
ゴムの特徴は、弾力があり、物を束ねたり、物を留めたりすることができます。
この特徴を生かして輪ゴムやカーペットの裏の滑り止めとして利用されているのですが、長期間使用したり、外部の刺激などによって劣化する性質があります。
また、高温に弱く暑い場所に置いていたり、熱を加えると溶解して液化します。
これが、床(フローリング)についてしまったゴムの跡です。
フローリングにゴム跡がついたまま放置しておくと、ますます溶解・液化が進んでしまい、染料で色がつけられたゴムなどは特に床(フローリング)の木材に染み込んでいってしまいます。
床についたゴム跡を取るには、なるべく早くゴム跡を発見し、落とす作業をすれば、キレイに取ることができます。
床(フローリング)についたゴム跡を取る方法
それでは、ここからは床(フローリング)についたゴム跡を取る方法をご紹介します。
①床についているゴムを剥がす方法
まずは、剥がせそうであれば、床(フローリング)についているゴムを剥がしましょう。
手で取れるようであれば取ってもOKですが、しっかりと床に張りついている場合は、割りばしまたは木材の角を使ってゴムを剥がていきましょう。
【用意するもの】
✔ 割りばしまたは木材の角
手順
割りばしや木材の角を使って、床に張りついているゴムを剥がしましょう。
スクレーパーやカッターで取る方法もありますが、床(フローリング)も傷つけてしまう可能性があるため、割りばしなどを使用してください。
②消しゴムを使って取る方法
床(フローリング)についたゴムを割りばしなどで剥がしても、溶けたゴムが一部くっついてしまっていることがあります。
その場合は、消しゴムを使ってゴム跡を取ることができます。
消しゴムのかすと一緒に、床(フローリング)についているゴム跡や色移りも一緒に取ることができます。
【用意するもの】
✔ 消しゴムのみ
手順
床(フローリング)についているゴム跡を消しゴムでゴシゴシと擦っていきましょう。
消しゴムで消す方法は、床(フローリング)を傷つけることなく、家にあるもので簡単に取れる一番最適な方法です。
それでもゴム跡が取れない!という場合は、次のステップに進みます。
③ハンドクリームで取る方法
消しゴムで消しても取れない、頑固についてしまった床(フローリング)のゴム跡を、ハンドクリームで取る方法がおすすめです。
ハンドクリームの油分で、こびりついたゴム跡もスルスルと取ることができます。
【用意するもの】
✔ ハンドクリーム
✔ ティッシュまたはキッチンペーパー
手順
- 床(フローリング)についたゴム跡に、ハンドクリームをつけます。
- ゴム跡に、指でクルクルと円を描くようにしてハンドクリームをなじませます。
- しばらく置くと、ゴムが浮き出して取れてきますので、ティッシュまたはキッチンペーパーでハンドクリームを丁寧に拭き取りましょう。
油分を使って取る方法は、ハンドクリーム以外にも・・・
- クレンジングオイル
- 食用油(サラダ油など)
で取ることも可能です。
化粧用コットンやキッチンペーパーにオイルを染み込ませ、ゴム跡になじませて取っていきましょう。
④お酢を湿布してゴム跡を取る方法
床(フローリング)が油っぽくなるのはちょっと…という場合は、お酢を使って取る方法もあります。
お酢は床(フローリング)に張りついたゴム跡を溶かしてくれますので、簡単に取り除くことができるようになります。
【用意するもの】
✔ 食用酢
✔ コットンまたはキッチンペーパー
✔ 割りばしまたは木材の角
手順
- コットンまたはキッチンペーパーに、お酢をつけます。
- 床(フローリング)についたゴム跡に、お酢をつけたコットンまたはキッチンペーパーを貼り付けて、しばらく置きます。
- ゴムが剥がれてきたら、指や割りばしまたは木材の角を使って、ゴム跡を取り除きます。
- 水に濡らしたコットンまたはキッチンペーパーで、床についたお酢をしっかりと拭き取りましょう。
※お酢の臭いが強いので、作業の際は部屋の窓を開けるなどして十分に換気して行ってください。
床(フローリング)のゴム跡の色移りが取れないという場合の対処法!
ゴム跡は取れたけど、ゴムの色移りが取れないという場合は、以下の方法を試してみましょう。
台所用アルコールスプレー(またはジェル)で取る
色移りした染料は、アルコールで溶ける性質があります。
台所用アルコールなどを使って、色移りを取ってみましょう。
【用意するもの】
✔ 台所用アルコールまたはアルコール除菌ジェル
✔ 化粧用コットンまたはキッチンペーパー
手順
- 化粧用コットンまたはキッチンペーパーに、台所用アルコールまたはアルコール除菌ジェルをなじませます。
- 床(フローリング)のゴム跡に、アルコールをつけた化粧用コットンまたはキッチンペーパーを貼り、しばらく置きます。
- 汚れが取れたら、水で濡らしたコットンまたはキッチンペーパーでアルコールを拭き取り、からぶきして水分を取りましょう。
アルコールは、床(フローリング)についた染料を浮かしてくれる働きがあります。
それでも落ちないという場合は、「酸素系漂白剤」を水で溶かしたものを上記の方法で湿布してみましょう。
酸素系漂白剤は、床(フローリング)の色を脱色させず、色移りした部分を漂白させる作用があります。
床(フローリング)のゴム跡を取る時の注意点
①メラミンスポンジの仕様は控えるのがベター
様々な方法をご紹介しましたが、それでも床のゴム跡、色移りが取れない場合があります。
上記で紹介した方法以外に、水で濡らしたメラミンスポンジを使って取る方法もありますが、床の材質や、フローリングによってはワックスも剥がしてしまう可能性があります。
使用する際は、少しだけ軽い力でこすってみて、スポンジに汚れが移るようであれば作業を続け、効果がないようでしたら使用を中止しましょう。
②シンナー、ベンジンを使わない方が良い
ゴム跡を取る方法として、シンナー、ベンジンを使って取る方法もありますが、こちらはプロの業者向けの方法です。
シンナー、ベンジンはフローリングのワックスも剥がしてしまいますので、ゴム跡を取った後に、ワックスがけをする必要があります。
なかなかゴム跡や色移りが取れないからといって、あまり様々な汚れ落としを繰り返すと床(フローリング)を傷めたりしてしまうことがあります。
どうしても取れない場合は、あまり無理をせず、プロの業者に頼んだり、メーカーに相談してみましょう。
まとめ
まとめ
✔ ゴムは長期使用や外部刺激などによって劣化しやすく、熱などで溶解する性質がある。
✔ 床(フローリング)のゴム跡は、放置しておくと溶解が進むので、発見したらなるべく早く対処する。
✔ 床のゴム跡は、割りばしや木材の角で物理的に剥がして取ると良い。
✔ 床のゴム跡を、消しゴムで消すようにして取る方法がある。
✔ ハンドクリーム、クレンジングオイル、食用油で浮かせるようにして取る方法も効果的。
✔ お酢をゴム跡に湿布して取る方法もある。
✔ 色移りが取れない場合は、台所用アルコールをつけて染料を取ると良い。
✔ 酸素系漂白剤を湿布して、床の色移りを取る方法もある。
✔ どうしても取れない場合は、専門の業者やメーカーに相談しよう。