ここ最近『グレイヘア』という言葉も流行っていますが、やっぱり白髪は隠したい…白髪にお悩みの方は多いですよね。
白髪を染めたくても、忙しくて美容院に行く時間がなかったり料金が高いなどで、手軽に家でできるヘアカラーに助けられることが多々あります。
しかし、家で毛染めをするとき、周りを汚さないように床に新聞紙を敷いたりするものの、思わぬタイミングで「うっかり毛染め液が床にポトリ…!」なんてことがどうしてもあります。
フローリングにヘアカラー落とした...少し時間たってるんですが落とし方わかる人いますか(^_^;)#拡散希望 pic.twitter.com/O7eadqjtQY
— Sizuk@ラパン改造中 (@sizuk089) July 19, 2017
毛染め(泡タイプ)がスプラッシュして床に落ちてたことに気づかずに放置してしまった結果がこれだ……
あわてて拭いたけど遅かった…… pic.twitter.com/h7pPYmjPR7— Fallin' いるねす (@F_Maitake) February 5, 2017
気づいたときにちょっと拭いただけではなかなか落ちないので相当焦りますよね。
そこで今回は、『フローリングの床についてしまった毛染め液(ヘアカラー)の落とし方』についてご紹介します。
目次
毛染め液(ヘアカラー)は何でできてるの?成分と汚れを落とす時のコツ
まずは毛染め液(ヘアカラー)をよく使用していても、その成分を知らない方も多いと思うので簡単にご説明します。
ごく一般的な毛染め液(ヘアカラー)の成分は、以下の通りです。
- 1剤(酸化染料<=パラフェニレンジアミン等>とアルカリ剤<=アンモニア等>)
- 2剤(酸化剤=過酸化水素水)
その2剤が合わさって『混合液』となり酸化して発色します。
1剤の『アルカリ剤』が髪のキューティクルを開く働きをして、そこに混合液が髪の内部に浸透し発色、のちに定着していきます。
発色から定着へと、時間とともに酸化が進むにしたがって、しっかり色が入ってしまいます。
毛染め液(ヘアカラー)汚れを落とすには、フローリングの床についてしまったら、とにかく素早く拭き取ることがコツです。
スピード勝負です!
ヘアカラーをする際に、床に落ちたらすぐ拭き取れる布やペーパーを手元に置いておくといいと思います。
とはいえ、毛染め液はどこかに着いた直後は色が薄く目立たなくて、黒くなってから気がつくんですよね。
黒くなってしまったら、家にあるものでできる次の方法をお試しください。
フローリングの床についた毛染め液(ヘアカラー)の落とし方
フローリングの床の材質によって、効果が左右されますが、いくつかの方法を挙げていきます。
①メラミンスポンジを使った方法
100円ショップやスーパーなどで手軽に購入できるメラミンスポンジ。
マジックや茶渋や水垢等々いろいろな汚れを落とせて、最近形がかわいいものも売られています。
【用意するもの】
✔ メラミンスポンジ
✔ 水、または中性洗剤、または酢
手順
- メラミンスポンジに水、または中性洗剤、または酢を含ませる。
- そのスポンジで汚れた部分を軽く擦る。
水だけでも落ちるの?と思われるかもしれませんが、床によっては落ちます。
もし落ちない場合は中性洗剤、それでもだめなら酢を含ませてこすってみてください。
メラミンスポンジはメラミンフォームといって、とても固いメラミン樹脂をミクロ単位の細かさで発泡させてできた、とても細かい網目状の材質で研磨して汚れを落とします。
そのため、こすりすぎはフローリングを傷めてしまうので、くれぐれも汚れた部分だけに注意して状態を見ながら行いましょう。
②除光液を使った方法
ネイルをきれいにされている方を多く見かけます。
最近はジェルネイルやネイルを落とす時、手でペリっとはがせたり、除光液がいらないものも出てきていて除光液が余りがちな方も多いはず。
【用意するもの】
✔ 除光液
✔ コットン
手順
- コットンに除光液を含ませる。
- そのコットンで汚れた部分を拭く。
こちらも除光液で強く拭くとフローリングを傷めてしまいます。
また、除光液はフローリング上のワックスと化学反応を起こし、白く変色することもありますので、くれぐれも汚れた部分だけに対して行い、慎重に作業を行いましょう。
③塩素系漂白剤を使った方法
塩素系漂白剤は、どこのご家庭にもあるアイテムだと思います。
塩素系漂白剤を使う際は、ゴム手袋やマスク等を着用し、換気も忘れずに行ってください。
また、くれぐれも塩素系漂白剤は絶対に酸性の洗剤と混ぜたりしないで下さい。
【用意するもの】
✔ 塩素系漂白剤
✔ コットン
手順
- コットンに塩素系漂白剤を含ませる。
- そのコットンで汚れた部分を軽く拭く。
塩素系漂白剤はフローリングを変色させてしまうこともあるので、くれぐれも汚れた部分だけに注意して行いましょう。
それでも落ちない場合は、以下の方法をお試し下さい。
【用意するもの】
✔ 塩素系漂白剤
✔ コットン
✔ マスキングできるテープ
✔ ラップ
手順
- 汚れの周りをテープなどでマスキングする。
- 汚れた部分に塩素系漂白剤をつけてコットンやキッチンペーパーで湿布をし、乾かないように上からラップをし5分~10分ほど放置する。
- それを汚れが落ちるまで繰り返す。
これで大抵の毛染め液(ヘアカラー)は気にならない程度まで落とせるでしょう。
④ワックスはがしを使った方法
ワックスがしっかりと塗ってある床であれば、汚れた部分のワックスをワックス剥離剤や専用洗剤等ではがし、またワックスを塗ればきれいになります。
ワックスを塗っておけば他の汚れにも対処できていいですね。
ワックス剥離剤や専用洗剤も刺激が強いので、ゴム手袋やマスク等を着用して行いましょう。
【用意するもの】
✔ ワックス剥離剤・専用洗剤
(※それぞれの床材に合ったものを店頭やワックス専門メーカーに問い合わせて購入してください。)
✔ スポンジ
✔ 拭き取り用の布(繊維が床にくっついてしまうことがあるので毛羽だたないもの)
✔ いつも使用しているワックス
手順
- スポンジにワックス剥離剤・専用洗剤を含ませる。
- そのスポンジで汚れた部分に剥離剤・専用洗剤を塗る。
- ワックスが浮いてくるのを待つ(待つ時間は剥離剤・専用洗剤に記載の時間)
- 拭き取り用の布で水拭きし、ワックスを完全に落とす。
- またいつも使用しているワックスを塗って完全に乾かす。
⑤【最終手段】フローリングに似た色でリタッチする
これはこの記事のタイトル【フローリングの床についた毛染め液(ヘアカラー)の落とし方】の「落とす」ことにはなりませんが、フローリングの床の材質によってどうしても落ちない場合、最終手段としてフローリングに似た色でリタッチする方法です。
汚れを『落とす』のではなく『隠す』方法です。
フローリングの色に似た床の補修剤・補修ペンで目立たなくすることができます。
このように、毛染め液(ヘアカラー)がフローリングの床につくと落とすには少々大変なので、カラーリングの際は、床に新聞紙等を大げさなくらい広範囲に広げておくのが得策です。
まとめ
まとめ
✔ 毛染め液(ヘアカラー)は時間がたつほど酸化し落ちにくくなるため、素早く拭き取る。
✔ すぐ拭き取れるよう、カラーリングをする前に手元に拭き取るものを用意する。
✔ 落とすにはメラミンスポンジ・除光液・塩素系漂白剤を使う方法がある。
✔ いずれもフローリングを傷めないよう注意して行う。
✔ 特に塩素系漂白剤を使う方法では、ゴム手袋やマスク着用の上、換気をする。
✔ フローリングの質によって効果は様々。
✔ 落とす作業は少々大変なので、大げさに広範囲に新聞紙等を広げてカラーリングするとよい。