【灯油を玄関にこぼした時の対処法】簡単!!シミ抜き方法&臭い消し方法を紹介

 

冬に石油ストーブや石油ファンヒーターを使う時に必要な灯油。

「買いに行って帰宅したとき、うっかり玄関にこぼしてしまった…」

「玄関で給油をしていたら、灯油をこぼしてしまった…」

なんてことも良くありますよね。

 

 

 

灯油ってけっこう臭いがきついし、玄関だからそのままにしていると靴も汚れたり、廊下や部屋の方にも臭いが移りそうで、困ってしまいますよね。

 

そこで今回は、灯油を玄関にこぼしてしまった時の、シミ抜きや臭い消し方法をご紹介していきます。

 

困った際にはぜひ参考にしてみてください!

 

灯油の成分とシミ抜き&臭い消しするためのコツ

 

石油ストーブなどの燃料に使われる灯油は、原油から精製された石油製品です。

「ケロシン」とも呼ばれています。

 

灯油の沸点は160~300度、引火点は40~60度なので、常温でも保存しやすく、普段の私たちの暖房などに便利に使用されています。

 

強い臭いがあり、水に溶けない性質(不溶性)を持っており、また、揮発性も高い燃料になります。

 

このような特徴から、玄関に灯油をこぼしても、時間がたつと揮発してしまうことがわかりますね。

 

とはいえ、やっぱり放置していたらかなり臭いですよね。

 

また、灯油は不溶性なので、「油の汚れは油で落とす方法」もあるということがわかります。

 

灯油を玄関にこぼした時の対処法

①まずは「換気」を忘れずに!

まずは、玄関に灯油をこぼした時にできる限り行ってほしいのは・・・

 

「玄関近くの窓や、玄関のドアを開けて換気する」

 

ことです。

 

時間が経つと揮発するとわかっていても、数日かかることがあります。

 

灯油の臭いはかなり強く、そのままだと体調を崩してしまいますので、まずは風通しを良くして、臭いをこもらせないようにしましょう。

 

②こぼした灯油が少量の場合

「ac 写真 台所用中性洗剤」の画像検索結果

 

玄関にこぼした灯油が少量の場合の対処法です。

 

少量の場合は、除光液や台所用洗剤を用いるのがおすすめです。

【用意するもの】

✔ マニキュアの除光液(または台所用中性洗剤)

✔ 雑巾またはキッチンペーパーなど

✔ ゴム手袋

手順

  1. マニキュアの除光液または台所用洗剤を、雑巾またはキッチンペーパーに含ませます。
  2. 玄関に灯油をこぼしたところを1で軽く拭き取ります。
  3. お湯で濡らしたタオルで、こぼしたところを拭き取ります。

油脂を溶かす成分をもつマニキュア除光液と、水と油の両方になじみやすい成分を持つ界面活性剤の台所用洗剤で、灯油の汚れを取ります。

 

これだけでも、灯油のシミは取れ、臭いもすぐなくなります。

 

マニキュア除光液を使う場合は、こちらも臭いがきついので、十分換気を行ってください。

 

また、除光液や洗剤を使う場合は、手荒れなどを防ぐために、ゴム手袋の着用をオススメします。

 

 

③こぼした灯油が大量だった場合の対処法

「ac 写真 小麦粉」の画像検索結果

 

こぼした灯油が大量だった場合は「小麦粉や重曹」で対処しましょう。

 

実は灯油の粒子は細かく、小麦粉や重曹、洗濯用粉洗剤に定着する性質をもっています。

【用意するもの】

✔ 新聞紙またはボロ布

✔ ポリ袋(ゴミ袋)

✔ 小麦粉または重曹、洗濯用粉洗剤

✔ 雑巾

✔ ゴム手袋

手順

  1. 新聞紙またはボロ布に、こぼした灯油を吸わせる。灯油を吸わせた新聞紙またはボロ布はポリ袋(ゴミ袋)に入れて、燃えるゴミとして捨てます。
  2. 玄関に灯油をこぼした場所に、小麦粉または重曹、洗濯用粉洗剤をまきます。
  3. しばらく待つと(5分ほど)、粉が灯油を吸収するので、まいた粉を捨てます。(新聞紙を入れたポリ袋と一緒にして、廃棄してOK)
  4. お湯でしぼったタオルで拭きましょう。

多めの量が必要になりますが、1の手順を省いて、粉で灯油を吸わせても良いでしょう。

 

 

玄関にこぼした灯油はきれいになくなりましたが、臭いが残っている!という場合は、次のステップに進みます。

 

玄関に灯油をこぼした際の臭い消しの方法

 

じつは、「茶がら」や「コーヒーかす」は消臭効果があり、灯油の臭いもキレイに消してくれます。

【用意するもの】

✔ 茶がらまたはコーヒーかす

✔ ほうき、ちりとりなど

✔ 雑巾

✔ ゴム手袋

手順

  1. 玄関に灯油をこぼしてしまった場所に、緑茶の茶がらまたは、コーヒーのかすをまきます。
  2. ほうきとちりとりを使って茶がらまたはコーヒーかすを片付けます。
  3. 濡れ雑巾で、灯油をこぼしてしまった場所を拭きましょう。

他にも、消臭スプレーをまくという方法がありました。

 

消臭効果のある重曹をフタなしのビンにいれて置いたり、お好みのアロマスプレーなどを使っても良いですね。

 

いずれにせよ、十分な換気をし、すぐに染み抜きや臭い消しにとりかかれば、臭いが取れやすくなるので、「灯油をこぼしてしまった!」と気づいたら、早く作業をすることが大切です。

 

玄関に灯油をこぼした時にやってはいけないこと&注意点

 

先ほども触れましたが玄関に灯油をこぼしてしまった場合は、灯油の臭いで自分や家族が体調不良になる可能性があります。

 

 

かならず窓やドアを開けて十分に換気を行いましょう。

 

また、揮発性のある灯油を早く乾かすために、ドライヤーの風をあてるという方もいらっしゃるかもしれません。

 

その場合は、灯油をこぼした場所に温風を当てると、万が一の発火を考えると危険なので、絶対に避け、必ず冷風にしてドライヤーをかけましょう。

 

また、洗剤などを使って灯油のシミ抜き・臭い消しをする際、臭いが移ったり、手指が荒れないように、ゴム手袋をはめて作業を行ってください。

 

もし作業中に灯油の臭いが手に移ってしまったら、クレンジングオイルを手になじませてから、石けんやハンドソープで手を洗うと、臭いがとれるでしょう。

 

 

おすすめの消臭グッズをご紹介!

 

先ほどは緑茶の茶がら・コーヒーかすなどが、玄関にこぼしてしまった灯油の消臭に役立つと触れました。

 

けれど、灯油を玄関で給油するので、玄関に灯油をこぼしがちであったり、または給油場所で灯油をこぼしがちで、臭いに困っている…というお宅も多いと思われます。

 

そんな場合は、便利な灯油専用の消臭スプレーが市販で出ています。

 

◎灯油の臭い専用消臭剤 ピュアティ2 ダッシュ トライアルセット[/marker]

 

スプレーボトル付きで、玄関だけでなく車のシートなどにも使えて便利です。

 

◎漏洩灯油消臭処理剤 イナクサーK(柑橘系の香り)500ml

 

柑橘系の香りがついているのが嬉しい消臭剤です。

 

◎こぼれた灯油消臭シート

 

こちらはシートタイプの消臭剤です。玄関に広範囲に灯油がこぼれてしまった場合や、こちらもまた車のシートに灯油をこぼしてしまった時などにオススメです。

 

まとめ

まとめ

 

 灯油(ケロシン)は、原油から精製された石油製品の1つ。

 

 灯油は臭いがきつく、揮発性が高い特徴を持つ。

 

 玄関に灯油をこぼした際、そのままでいても、灯油はなくなり臭いも消えていく。

 

 灯油を玄関にこぼしたら、十分な換気を行う。

 

 こぼした灯油が少量の場合は、マニキュア除光液や台所用液体洗剤で拭きとる。

 

 玄関に灯油を大量にこぼした場合は、新聞紙などで吸い取る方法がある。

 

 玄関にこぼした灯油の場所に、小麦粉または洗濯用粉石鹸などをふりかけ、灯油を吸い取らせる。

 

 玄関の臭い消しには、茶がらやコーヒーかすが効果的。

 

 灯油の消臭専用の消臭剤も出回っている。