軽くて割れにくいプラスチック製の食器や容器はとても使いやすく便利ですよね。
特に、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では大活躍なのではないでしょうか?
しかし、そんなプラスチック製の食器や容器はケチャップなどの染みが付きやすいことが難点です。
おはようございます´ω`)ノ
今日のお弁当箱は、食べ終わったらたためるタッパーです。
ケチャップとかを使う時は白のプラスチックのお弁当は避けたい。
今日はエビチリとズッキーニのピクルスです。
炒り卵!! 弱火でやったら昨日よりずーーっと細かくできました!ゆうさん、ありがとうございます✨ pic.twitter.com/g6dtATzDfj
— みか (@peachicparchic) July 10, 2018
そこで今回は、なかなか落ちにくいプラスチック製品に付いてしまったケチャップの染みの簡単な落とし方をご紹介します。
困った時にはぜひ今回ご紹介する方法をお試しください!
目次
どうしてケチャップは着色しやすいのか?
ミートソースやミートボール、プチトマトなど、トマト系の食材は小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では登場回数も多いのではないでしょうか?
しかし、このトマトはどうしても着色しやすい食材なのです。
それには、リコピンと呼ばれるトマトの赤い色素が大いに関係しています。
トマトソースなどにみられるように、トマトは油に溶けやすい性質を持っており、油と非常に相性が良い食材でもあります。
そして、プラスチック製品やメラミン製品は「疎水性(水と馴染みにくく、水が水滴となる性質)」や「親油性(脂肪や油に溶けやすいこと)」が高く、リコピンを含んだ油と馴染みます。
その為、油を多く含んだミートソースやリコピンの多いトマトケチャップは着色しやすいのです。
プラスチック製品の汚れの簡単な落とし方
これまでプラスチックに付いたケチャップなどの染みがなかなか落ちず、漂白剤を使ったことのある方も多いのではないでしょうか?
しかし、漂白剤を使ってもなかなか綺麗に染みが落ちなかったという方は、これからご紹介するちょっとの手間を加えるだけで見違えるほど汚れが落ちるかもしれません。
①漂白剤と電子レンジを使ったやり方
必要な物はいつも使っている食器洗い用の洗剤と水、そして電子レンジです。
どのご家庭でもある物だと思います。手順は以下の通りです。
【用意するもの】
✔ 漂白剤
✔ 食器用洗剤
✔ スポンジ
手順
- 水、1/4カップの漂白剤、食器洗い用洗剤1滴を染みのついたプラスチック製の容器、またはお皿に入れます。
- 電子レンジに入れ、40秒ほど加熱します。(容器内で洗剤が泡立ち始めます)
- 容器を電子レンジから取り出し、液体がぬるくなるまで放置します。
- スポンジと食器洗い用洗剤を使っていつものように洗うだけでピカピカになります。(食洗機でもOKです)
②電子レンジを使いたくない方
電子レンジ対応ではなかったり、漂白剤を電子レンジで加熱するのに抵抗があったりする方は多くいらっしゃると思います。
そういう場合は電子レンジを使って加熱はせず、プラスチック製品にお湯を入れて漂白剤と食器洗い洗剤を入れるだけです。
電子レンジを使った場合と同様の効果を得ることができます。
③漂白剤自体使いたくないという方
漂白剤には抵抗があり、どうしても使いたくないという方もいらっしゃると思います。
そういう方には漂白剤要らずのレモンを使った方法がおすすめです。
【用意するもの】
✔ レモン汁のみ
手順
- 半分に切ったレモンをプラスチック製品の染みの部分にこすりつけます。そこで、染みの上で、果汁をよく絞りましょう。
- 1のプラスチック製品を日光で乾かし、いつもの要領で洗い流せばピカピカになります。
※プラスチックによっては、日光に当てると劣化してしまう物も多い為、長時間当てないように気を付けましょう。
④重曹を使った落とし方
重曹を使ったお掃除方法は今では常識にもなっていますね。
そんな重曹はドラッグストアや100均でも簡単に手に入るようになりました。
重曹には元々、クレンザーのような研磨の働きがあります。
しかし、クレンザーと言うと、ごしごしと擦り、どうしても傷のつきやすいプラスチック製品などには向きません。
ただ、重曹は汚れより固く、プラスチックより柔らかいという特徴があるので、プラスチックを洗う際にも傷をつけることなく洗うことができるのです。
その為、汚れが気になる部分に重曹をつけ、スポンジで擦ってもOKです。
重曹は消臭効果もあるので、染みと臭いも取ることができ一石二鳥です。
着色による汚れは害がある!?
プラスチック製品やメラミン素材などの石油系でできた物は、汚れが付きやすいですよね。
ただ、このような着色による汚れ自体、基本的に特に害はありません。
とは言え、ケチャップなどの染みだらけのプラスチック製の食器や容器をもし他の家で出されたとしたら、あまり気持ちの良い物ではないですよね。
やっぱり、染みは早い段階で落としておくことが良いでしょう。
染みをつけないようにする防止方法
プラスチック製品についたケチャップなどの染みを今回ご紹介した方法で取る事はできますが、やはりそれなりの時間と労力は必要ですね。
その為、できれば染み自体つけたくないというのが本音でしょう。
では、「どうしたら染みを予防できるのか?」、以下でいくつかの方法をご紹介します。
①オリーブオイルを塗っておく
染みや色移りしそうな食材を入れる前に薄くオリーブオイルを塗っておくという方法があります。
これはオリーブオイルの油分が皿や容器に膜を張ってくれることにより色移りを防いでくれる効果があります。
オリーブオイルの油分がタッパーに膜を張るので、色移りを防いでくれます。
使い終わったら、傷が付かないように優しく洗う事もポイントの一つです。
②ラップやホイルを利用する
プラスチック部分に染みを作らない為には、やはり色移りしそうなケチャップなどを入れる際には下に、ラップを敷いたり、ホイルを使ったりするのも一つの手です。
この場合、使い終わったらすぐにラップやホイルごとゴミに捨てる事ができますし、洗う手間が随分減りますね。
また、臭いも残りにくいのでおすすめです。
#おおまえ
自分だけのオリジナルルール作りおきおかずをタッパーに入れるときは、下にラップをひいてから入れるよ
洗うときベタつかないし、タッパーに色移りしないから便利✌️ pic.twitter.com/EAEOKq0aif
— 第4の女Yuu★ (@yuuki0618_AXELA) July 1, 2019
まとめ
今回は意外と悩ましいプラスチック製品のケチャップ染みの落とし方や予防についてご紹介しました。
早速、以下に簡単にまとめてみましたのでご確認ください。
まとめ
✔ 漂白剤+水+食器洗い洗剤を汚れた容器に入れたまま電子レンジで温めて、ぬるくなったところでいつもの手順で洗剤をつけてスポンジで洗うだけで綺麗に落ちる。
✔ レモンを染みの部分に塗って天日干ししても効果あり。
✔ 重曹はプラスチックを擦るのに最適なクレンザーの役割を果たす。
✔ 着色による汚れには特に害はない。
✔ トマトに含まれるリコピンと親水性の強いプラスチック製品の性質の相性により染みが出来やすい。
✔ 染みを予防するには、あらかじめラップやホイルを敷いたり、オリーブオイルで膜を張ったりするなどの予防方法がおすすめ。
プラスチックはどうしても便利なのでよく使ってしまいますが、常に綺麗に使う為には汚れがついたらすぐ落とすこと、そして決して擦って傷をつけないことが大切です。
また、染みがついてしまった場合には漂白剤や重曹が有効ですが、キッチン用(食品用)を使うと安心です。
さぁ、今から是非お試しくださいね。簡単なのに驚きの効果が出るはずです!