【コーヒーの染み抜き方法】出先でできる応急処置!!スーツ&バッグの簡単シミ取り!

 

眠気覚ましに、朝起き抜けに職場でなど・・・

 

私たちの生活に欠かせない飲み物の一つと言えるコーヒー。

 

特に、仕事の合間やランチなどスーツや白いYシャツを着ている時に万が一コーヒーをこぼしてしまったら憂鬱ですよね。

 

今回は、そんなうっかりコーヒーをこぼしてしまった際の応急処置やシミになってしまった場合のシミ取り方法を紹介していきます。

 

コーヒー汚れは水溶性

 

 

まず、衣服などについてしまった場合にシミとなってしまう汚れには種類がある事はご存知ですか?

 

シミの原因となる汚れは大きく3つに分類されます。

 

油に溶ける油溶性汚れと呼ばれる汚れ。

水にも油にも溶けない不溶性汚れ

水に溶ける水溶性の汚れ。

 

今回のテーマであるコーヒーは水溶性の汚れに分類されます。

 

汚れの種類によって、シミになってしまった際の落とし方や落としづらさが変わってくるのですが、水溶性汚れは3種類の原因を比べた場合、一番落としやすい部類の汚れになっています。

 

しかし、水溶性汚れの中でもコーヒーは少し厄介と言えるでしょう。

 

理由はその色

 

コーヒーは真っ黒ですから、その分白い繊維などに付着してしまった場合はしっかりと対処してあげないと、シミ残りの原因になってしまうのです。

 

それでは、具体的な対処法をしっかりと理解してコーヒーをうっかりこぼしても焦らずに対処できるようにしていきましょう。

 

超重要!シミになるかどうかの分かれ道は応急処置にあり!

 

 

しまった!コーヒーをこぼしちゃった!!

 

人間、長く生きていれば誰だって間違いは起こしてしまいます。

 

重要なのは、問題を起こさない事よりも起きてしまった問題にどう対処するかです。

 

ちょっと大げさな話になってしまいましたが、コーヒーをうっかりこぼしてしまった場合も、こぼしてからどうするか?が非常に重要なのです。

 

この、応急処置をしっかりするかしないかでシミ残りの程度が大きく変わってきますので、しっかりと対処法を覚えておきましょう。

 

水溶性汚れに限らず、汚れを衣服につけてしまった場合は応急処置をしっかりするかどうかが、後々シミとして残るかどうかの大きなターニングポイントになるのです。

 

応急処置~外出先編~

 

 

オフィスや、ランチなどの外食中にうっかりコーヒーをこぼした場合の応急処置から紹介していきます。

 

オフィスの給湯室などで台所用洗剤がある場合は後述する自宅編の応急処置をしましょうね。

 

外出先編では、台所用洗剤などが無い事を前提にした状況での応急処置方法となります。

【用意する物】

・ナプキンやティッシュ(ハンカチも可ですがハンカチが汚れますので注意)

・トイレなどに備え付けてある手洗い用ハンドソープや石鹸

・水(お湯が望ましい)

汚れ

手順

1.コーヒーをこぼしてしまったら、まずは落ち着いて汚れの範囲を確認して上着など脱げる場合は脱いでおきましょう。

2.こぼれた部分の裏にナプキンやティッシュなどを当てます。当てた反対側からまずは乾いたティッシュやナプキンで叩くように水分を吸収させましょう。

3.ある程度水分を吸収させたら、今度は水で濡らしたティッシュやナプキンを使い2と同じようにポンポンと叩いていきます。裏に当てたティッシュやナプキンにコーヒー汚れを移すイメージです。

※この時、大事な事は「こすらない」事と、汚れ部分の「外側から内側へと」叩くことです。また、裏に当てたティッシュやナプキンに汚れが移ったら綺麗な部分を当てなおす事も忘れずに行いましょうね。

4.最後に、化粧室などでハンドソープや石鹸を染み込ませたティッシュやナプキンで同様に叩いて、汚れが落ちたら水洗いして応急処置の終了です。

 

応急処置~自宅編~

 

 

続いて、自宅での応急処置を紹介します。

 

自宅の場合は大きな強みとして、すぐに脱げる・洗濯をすぐ出来るという点が挙げられます。

 

また、台所用洗剤や洗濯洗剤がある事も大きなメリットと言えるでしょう。

【用意する物】

・台所用洗剤

・汚れてもいい布

・お湯

汚れ

手順

1.台所用洗剤をお湯(ぬるま湯でOK)で少し薄めたものを作り汚れてもよい布につけて汚れ部分を叩くようにします。(裏に当て布をして汚れを移しましょう)

2.1である程度汚れが薄くなった事を確認したら、汚れても良い布にぬるま湯だけを付けて1と同様に汚れ部分を叩いていきましょう。

外出編でも記述しましたが、汚れは絶対に「こすらない」叩く時は「外側から内側へ」と叩く事は忘れないようにしましょう。

3.汚れても良い乾いた布で汚れ部分を叩いて水分を吸収してあげましょう。汚れが目立たない程度に落ちている事が確認できれば、すぐに洗濯機で洗ってしまいましょう。

 

応急処置を迅速に行った上で、すぐに洗濯をすればコーヒー汚れは怖くないのです!

しかし、外出先やうっかり放置などでシミになってしまった場合は「シミ落とし」を行う必要があります。

次は、シミになってしまったコーヒー汚れの落とし方を紹介していきます。

 

衣服別コーヒーのシミ抜き方法

 

 

ここからは、時間が経過してしまいシミ汚れとなってしまったコーヒー汚れの落とし方を衣服別に紹介していきます。

 

Yシャツや普段着の場合

白いYシャツにコーヒー汚れは目立ちます。

 

普段着であっても色が薄い物に黒いシミは目立ってしまいます。

 

しかし普通に洗濯が出来る衣服の場合、シミ落としは比較的容易にできます。

【用意する物】

・洗濯洗剤(※中性より弱アルカリ性の方が効果は高い)

※ただし、弱アルカリ性は色落ちの可能性あり。色物は中性を使いましょう

・お湯

・汚れても良い布

・歯ブラシや綿棒

汚れ

手順

1.シミ部分の裏側に汚れても良い布を当てて、洗濯洗剤をお湯で薄めたものを塗布しましょう。

2.歯ブラシや綿棒で汚れ部分をトントンと当て布に汚れを移すイメージで外側から内側へと叩いていきます。

当て布が汚れてきたら綺麗な部分を当てなおして汚れが移らなくなるまで続けましょう。

3.汚れが落ちたら軽く水でシミ部分を揉み洗いして、乾いた布で叩いてみましょう。シミが落ちていたら、あとは通常の洗濯をすればOKです。

 

どうしても落ちない場合は、洗濯洗剤で落とす手順と同様の事を漂白剤で行うと良いでしょう。

 

準備するものも、手順も重複するので割愛しますが一つだけ注意点があります。

 

それは、酸素系漂白剤と塩素系漂白剤がありますが「酸素系漂白剤」を使いましょう。

 

塩素系は、汚れを落とす力は強いですが衣服の痛みや色落ちのリスクが高いので避けるべきです。

 

 

スーツの場合

 

 

最近では、丸洗いできるスーツも増えてきましたが基本的にスーツは自宅で洗濯出来ないものが多いです。

 

また、スーツの多くは色が付いていますのでYシャツや普段着で行ったシミ抜き方法で万が一色落ちした場合は非常に目立ってしまいます。

 

それでは、スーツにシミが残った場合の対処法を紹介します。

【用意する物】

・台所用洗剤、または中性の洗濯洗剤

・お湯

・汚れても良い布

・歯ブラシや綿棒

汚れ

手順

1.シミ部分の裏側に汚れても良い布を当てて、台所用洗剤か中性の洗濯洗剤を薄めたものを汚れに塗布します。

2.歯ブラシや綿棒で汚れ部分をトントンと当て布に汚れを移すイメージで外側から内側へと叩いていきます。

当て布が汚れてきたら綺麗な部分を当てなおして汚れが移らなくなるまで続けましょう。

3.汚れが目立たなくなってきたら、お湯で湿らせた布で汚れ部分を叩いていきます。

当て布に汚れを移すようなイメージで行い当て布に汚れが移らなくなるまで根気よく続けましょう。

4.最後に、水分を取る為に乾いた布で汚れ部分を叩くようにして水分を取り除いてあげましょう。

 

応急処置に非常に似ていますが、スーツの場合は色落ちのリスクがある為弱アルカリ性の洗剤は使えませんし、漂白剤も同じ理由で使えません。

 

また、洗濯できない為根気よく上記手順によってシミを落としていく必要があります。

 

スーツは安いものではありませんから、自力で限界を感じた場合はプロに任せるという選択肢もあります。

 

無理に落とそうとしてスーツをダメにしてしまう前に、しっかりと判断しましょうね。

 

バッグの場合

 

 

バッグにコーヒーをこぼしてしまった場合はどうでしょうか?

 

バッグの場合も、やはり洗濯できないタイプも少なくありませんので基本はスーツと同じ対処法となります。

 

材質によっては当て布をしても、汚れが通り抜けない可能性もありますのでその場合は台所用洗剤や中性の洗濯洗剤を付けた布で叩いたら、硬く絞った布で叩くという処置を繰り返して対処しましょう。

 

弱アルカリ性の洗濯洗剤や漂白剤を使ったシミ抜き方法は、色落ちを引き起こす可能性がありますのでバッグのシミ抜きにこれらの方法を試す場合は目立たない場所で一度色落ちをするかどうかしっかり確認してから行うようにしましょう。

 

スーツ同様に、高価なバッグなどであればプロに任せてしまうという方法も検討しましょう。

 

これまで紹介してきた方法を実践すれば、シミがひどくなる事はありませんが落としきれないからと何度も実践すると痛みの原因になりかねません。

 

特に、大事にしているバッグや高価なバッグであれば落としきれないと判断してプロに任せる決断をする事も時には大事です。

 

まとめ

・コーヒーは水溶性の汚れ。

・応急処置でその後のシミリスクが大きく変わる。

・台所用洗剤や洗濯洗剤で落とせる。ひどい場合は漂白剤という手もある。

・スーツやバッグは、台所用洗剤か中性洗剤で根気よく対処。

・最悪の結果を招く前にプロへ託す判断も大事。

 

コーヒー汚れは比較的落としやすい部類の汚れですが、応急処置を間違えたり時間が経過する事によって、落ちにくいシミになってしまう事もあります。

 

Yシャツや普段着などの自分で洗濯できる衣服については、自分で行える対処法も多くなりますが、逆にスーツやバッグなど自分で洗濯が出来ない物は出来る対処も少なくなりシミを作ってしまうと対処が難しくなります。

 

コーヒーをこぼしてしまった際は、応急処置を迅速に行う事が一番大事な処置になりますので、焦らずにしっかりと対応したいですね。