皆さんはトイレ掃除の頻度はどれくらいでしょうか?
「毎日?週に一度?月に一度??」
高い頻度でトイレをキレイにしていれば、あまり気にならないかもしれませんが、週に一度は掃除をしているのになぜかトイレの床が黒ずむ事があります。
トイレの床(クッションフロア)が残念な柄だし、黒ずみがすっきり落ちないし...でマットは必須。こまめに洗うようマット類をもう1セット買った。
黒っぽく見えるけど濃紺のデニム色。 pic.twitter.com/ZviUTbejKN— ちょここ (@FrenchRoast919) June 23, 2016
一体、トイレの床に出来る黒ずみはどうして出来るのでしょうか?
今回は、トイレの床に黒ずみが出来てしまった際の効果的な掃除方法についてご紹介していきます。
目次
トイレの床に出来る黒ずみの原因は?
トイレの床に出来る黒ずみのお話をする前に、便器内に出来る黒ずみについて少しお話したいと思います。
トイレの便器内側にできる黒ずみ、通称「さぼったリング」。通称になっている事から判るように、少しトイレ掃除をサボっただけでこの黒ずみは発生します。
実は、トイレの床に出来る黒ずみも基本的にはサボったリングと似たような原因である事がほとんどです。
では、便器内や床に出来る黒ずみの原因とは一体どんなものなのでしょうか?
それは、カビやホコリ。
男性が用を足すと、床に尿ハネが起きます。それも、私たちが想像しているよりは多めの量がハネています。床に落ちた尿をエサとしてカビが繁殖して黒ずみになる場合があるのです。
便器内の場合は、水アカとホコリが結合して黒ずみとなる場合もありますが、トイレの床の場合は便器内と異なる理由で黒ずみが発生する事もあります。
それは、皮脂。
あまり素足でトイレに入る方は居ないかもしれませんが、少なからずトイレの床に素肌が触れる事がある場合は、その時についた皮脂が原因で黒ずみを形成する事があります。
皮脂・ホコリ・尿ハネ・・・トイレの床に黒ずみを作り出す原因はこれらの物質ですが、こまめに掃除をしている場合、これらの汚れは比較的簡単に落とせます。
ところが時間が経過すると、これらの物質同士が結びついてしまったり、カビを発生させる事によって「黒ずみ」へと変貌を遂げるのです。
黒ずみになると、簡単に落とせていた物質がとたんに落としづらい汚れとなってしまいます。
それでは、そんなしつこい黒ずみを効果的に落とす方法について触れて行きましょう。
トイレ床の黒ずみの掃除方法
それでは、早速トイレの床に出来た黒ずみ汚れを落とす方法をご紹介していきます。
①王道、トイレ用洗剤で掃除をする
まずは、王道としてトイレ専用の洗剤を使って掃除をする方法です。
え?普段から掃除はトイレ用洗剤を使っている?もちろん、トイレ掃除には欠かせないトイレ用洗剤を使って掃除をする方がほとんどでしょう。
しかし、黒ずみ汚れになってしまっている場合ちょっとした「コツ」があるのです。
【用意するもの】
✔ トイレ用の洗剤(床に使えるタイプ)
✔ トイレクイックルなどのシート(または雑巾)
✔ クッキングペーパー
手順
- まずは黒ずみ汚れが目立つ場所を中心にたっぷりとトイレ用洗剤をスプレーしましょう。
- 【コツ】汚れにスプレーをしたら、クッキングペーパーをかぶせます。クッキングペーパーの上からさらにスプレーをして、5分程放置します。黒ずみ汚れ対策のコツは、洗剤を塗布してすぐにふき取るのではなく「しばらく放置」する事が肝心です。
- トイレクイックルや雑巾などでしっかりとふき取ります。
普段の床掃除では、洗剤をシュッシュとかけたらすぐにふき取っていませんか?
黒ずみ汚れになっていない状態での掃除であれば、もちろんそれでOKです。
しかし、黒ずみは頑固な汚れですからちょっと工夫をして放置するだけでかなり落としやすくなる事を実感できるはずですよ。
②落ちない黒ずみはカビかも?カビキラーパックで落とす!
トイレ用洗剤でパックしても黒ずみが消えてくれない!
もしかすると、カビが原因で黒ずみになっているのかもしれません。そんな時は、カビキラーなどのカビに効果がある洗剤を使ってパックしましょう。
基本的な方法はトイレ用洗剤で行った手順と同じです。
また、カビキラーは強めの溶剤ですから床の素材によっては変色などを起こす可能性もあります。
どうしても気になる方は、一度目立たない場所で少量のカビキラーを付けて変色を起こすかどうか確認してから行うようにしましょう。
【用意するもの】
✔ カビキラーなどカビ用洗剤
✔ トイレクイックルなどのシート(または雑巾)
✔ クッキングペーパー
手順
- 洗剤で行ったように、黒ずみがある場所を中心にカビキラーをスプレーします。
- 汚れにスプレーをしたら、クッキングペーパーをかぶせます。クッキングペーパーの上からさらにスプレーをして、5分程放置します。
- トイレクイックルや雑巾などでしっかりとふき取ります。
カビが原因で黒ずみが起きている場合、この方法が非常に効果的です。
黒ずみを起こしている原因に対して、しっかりと効果のある対処法で掃除をすることがキレイに黒ずみを落とすポイントですね。
③黒ずみの周辺が黄ばんでいる!尿ハネが原因の場合
床の黒ずみ汚れ周辺が黄ばんでいる場合、尿ハネの蓄積が原因となっていると考えられます。
尿汚れは、アルカリ性の汚れであるため酸性洗剤を使う事で効率よく落とす事が出来ます。
この場合、トイレ用洗剤としてお馴染みのサンポールなどに代表される「酸性洗剤」でパックして落としてしまいましょう。
※直前にカビキラーや塩素系漂白剤を使っている場合は酸性洗剤をすぐに使う事はやめて下さい。有毒ガスである塩素ガスが発生する危険性があります。
【用意するもの】
✔ サンポールなどの酸性洗剤
✔ トイレクイックルなどのシート(または雑巾)
✔ クッキングペーパー
手順
- 黒ずみを中心に酸性洗剤を塗布します。
- 1にクッキングペーパーをかぶせます。クッキングペーパーの上からさらに塗布して、5分程放置します。
- トイレクイックルや雑巾などでしっかりとふき取ります。
今日はあんまり掃除ができなかったんやけど、酸素系漂白剤でトイレの床の黒ずみを落としてみた。床を溶剤でひたひたにして15分ほど待つと、おもしろいほど汚れが落ちた。 pic.twitter.com/RbRPZSPThj
— つちのこ みもざ (@mimosa_da_nyan) July 30, 2018
④どうしても黒ずみが取れない!もしかして変色かも
上記で紹介した方法を全て試したにも関わらず、床が黒ずんだようになっていて全く変化が見られない。
もしかすると、それは床の素材が変色を起こしてしまっているのかもしれません。
特にフローリングなどにみられる変色は、濡れた状態が長く続くことによって変色を起こす場合があります。
残念ですが、変色を起こしてしまったフローリングを戻す方法はありません。
黒ずみが目立つ場所にマットを置くなどして対処しましょう。
黒ずみの予防対策
トイレの床に黒ずみ汚れを発生させない為にはどのような事に気を付ければ良いのでしょうか?
実も蓋も無い事を言ってしまえば、こまめに掃除をする事が一番の対策法です。
それが出来れば苦労しないよ・・・という話ですが、気を付けるべきポイントをしっかりと抑えておくと黒ずみを予防できるかもしれません。
①湿度管理
トイレは、湿気がこもりやすい空間です。
それゆえに、カビが繁殖しやすい環境であるとも言えます。
トイレの換気扇をなるべく付けるようにする事や、水や尿が床に垂れてしまった場合にはその場ですぐにふき取る事を心がけるだけでも予防に繋がります。
冬場などは、結露によって便器周りに水滴が溜まる場合もあるため気が付いたらふき取るようにしましょう。
②トイレ用のマットを活用する
トイレの床にマットを敷いている方も多いかと思います。
これも黒ずみ対策には効果的です。
しかし、注意したい点があります。それは、マットの交換頻度です。
トイレ用マットは最低でも2組、出来れば3組程度用意してなるべくこまめに交換する事で床の黒ずみ予防として効果を発揮します。
逆に、一つのトイレ用マットをずっと敷いたままにすると黒ずみを引き起こす原因となり逆効果なので注意しましょう。
最低でも週に1度ペースでマットを交換して、マットを敷いていた部分はしっかりと乾拭きしてから次のマットを敷くようにしましょう。
まとめ
まとめ
✔ 黒ずみの主な原因は、ホコリ・尿・皮脂。
✔ 掃除のコツは洗剤を付けたら少し時間を置いてからふき取る事。
✔ カビが原因ならカビ用洗剤を使うと効果的。
✔ 尿汚れであれば、酸性洗剤を使うと効果的。
✔ カビキラーや塩素系漂白剤と酸性洗剤は同時に使ってはいけない。
こまめに掃除をすれば、黒ずみは発生しない。
頭では理解していても、ついつい日々の忙しさで黒ずみが出来てしまう事は仕方がない事です。
紹介した予防対策を実践したり、出来てしまった黒ずみはしっかりと落としてトイレをキレイにする参考にしてみてください。