【ビニールバッグの汚れの落とし方】簡単!!スッキリ綺麗に落とす方法を紹介!

 

耐水性があり汚もつきにくい「ビニールバッグ」。

 

しかし、いざ使おうと思ったら「黒ずんでる!」「なにかの汚れがついている…」なんて経験はないでしょうか?

 

 

そこで今回は、ビニールバッグの汚れを落とす方法をご紹介してきます。

 

お困りの際はぜひ参考にしてみてください!

 

作業前に必ず確認しておきたいこと!

 

まず汚れを落とす前の注意点をご紹介していきます。

 

基本的にビニールバッグの汚れはシンナーやベンジンなどの有機溶剤、マニキュアの除光液などは使わないようにしてください。

 

汚れをきれいに落とす方法として、これらの溶剤は頻繁に使われますが、ビニールバッグの場合は溶剤によって溶けてしまう恐れがありますので、十分注意しましょう。

 

汚れを落とすだけなのに大切なバッグを無駄にしてはもったいないですよね。

 

また、一気に汚れが落ちる強力な方法から試したくなりますが、まずはビニール素材に与える影響の少ない方法から順番に試していくことが大切です。

 

バッグへの負担が軽い方法から試し、できるだけ余計な傷や汚れを増やさないようにしましょう。

 

ビニールバッグの汚れの落とし方

 

ビニールバッグは汚れがあると結構目立ちますよね。

 

特に角は汚れやすく、きれいに使っているつもりでもホコリがたまったり、擦れて黒ずんでしまうことが多いです。

 

そんな時は以下の方法を試してみてください。

 

①水拭きする方法

 

ビニールバッグは水や汚れに強いので、大抵の汚れは水拭きで落とせます。

 

水拭きする前によけいな汚れやホコリは取り除いておくと良いでしょう。

 

特に角に入り込んだ砂や小石は傷がつく原因になりますのでよく確認してくださいね。

【用意するもの】

✔ 柔らかい布2

✔ 柔らかい歯ブラシ

手順

  1. きれいな布を水で濡らし、垂れない程度に絞ります。
  2. 砂やホコリは歯ブラシで取り除きます。劣化が激しい場合は柔らかい布で払います。
  3. 濡らした布で汚れを優しく拭き取ります。(※水をたくさん含んでいると筋ができるので、適度に絞って拭いてください)
  4. 乾いた布で水気を取ったら、陰干しして完了です。

 

②中性洗剤を使う方法

「ac 写真 食器用洗剤」の画像検索結果

 

水拭きでなかなか取れない汚れは、食器用洗剤などの中性洗剤を使いましょう。

 

そのまま使うと色褪せや劣化の原因になることもありますので、かならず薄めて使ってください。

【用意するもの】

✔ 柔らかい布2

✔ 中性洗剤

✔ バケツや洗面器

✔ 柔らかい歯ブラシ

手順

  1. バッグの土汚れやホコリは歯ブラシで取り除きます。
  2. バケツや洗面器に水と中性洗剤数滴を入れて混ぜ、布を1枚浸します。水が垂れない程度に絞ったら、汚れを拭き取ります。
  3. 布を洗い、今度は水拭きします。
  4. 乾いた布で水気を拭き取ったら、陰干しして完了です。

 

③消しゴムでこする方法

「ac 写真 消しゴム」の画像検索結果

 

落としきれない汚れ、狭い範囲の汚れは消しゴムで落とすことが出来ます。

 

色々な消しゴムがありますが、砂消しやボールペン用の消しゴムだと傷がついてしまうので、普通の消しゴムを使うようにしましょう。

【用意するもの】

✔ 消しゴム

手順

 

汚れの部分を直接こすって落としましょう。

 

 

④ベンジンやシンナーを使用する方法

 

上記の方法でも落ちない場合は、ベンジンやシンナーなどの溶剤を使用せざるを得ません。

 

しかし、使う前に必ず目立たない所で溶けたり変色したりしないかを確認してから汚れ落としに使いましょう。

 

他の素材の汚れ落としでも使われるため、効果はかなり期待できますが、それと同時にリスクも大きいので自己責任で行ってくださいね。

【用意するもの】

✔ ベンジンやシンナーなどの有機溶剤

✔ 布2

手順

  1. 乾いた布に有機溶剤を染み込ませます。
    (※臭いがキツいので、換気をした上でマスクをしたりメガネをかけるなど保護してください)
  2. 汚れた部分を拭き取っていきます。一度に拭き取ろうとすると表面が溶けたり曇ったりするので、少しずつこすります。
  3. 汚れが落ちてきたら濡らした布で溶剤をよく拭き取り、陰干しして完了です。

 

汚れを落とすときの注意点

 

ビニールバッグの汚れを落とす際は、以下の2つの点に注意して作業を行いましょう。

 

注意点

 

  • 熱湯は使わない

水や汚れに強い塩化ビニールですが、熱湯をかけたり加熱すると軟化してしまいます。

軟化すると変形したり、破れたりする可能性がありますので、水拭きするときは水を使用し、どうしてもお湯を使いたい場合はぬるま湯を用いましょう。

 

  • 強い衝撃を与えない

塩化ビニールは傷がつきやすい素材ですので、汚れを落とす際にタワシや硬いブラシなどは使わないように気を付けましょう。

傷がつくと溝に汚れがたまったり、ひび割れに繋がります。

歯ブラシは柔らかいもの、もしくは歯ブラシよりも毛の細い柔らかいブラシで磨くようにしてくださいね。

 

 

どうしても落ちない場合は「クリーニング店(プロ)」に相談しよう

 

どの方法を試してみてもとれない汚れの場合は、クリーニング店で相談するようにしてください。

 

素人が上記のような方法で汚れを取ろうとしてもやはり限界があります。

 

間違った方法や応急処置で汚れを取ろうとすると、余計な傷をつけたり、汚れが広がってしまう可能性もあります。

 

最近は小物専門や鞄専門など、それぞれの分野に強いクリーニング店が増えています。

 

クリーニング店では特殊な溶剤や機械などを使うので、素材をほとんど傷つけずに原状回復することが可能です。

 

大切なバッグであれば素材を傷めたり、使えなくなってしまわないように、落としきれない汚れはプロにお任せするのが一番です。

 

ビニールバッグはなぜ汚れる?汚れないようにするには?

 

ビニールバッグは塩化ビニールというビニールです。

 

丈夫ですが元は樹脂ですので時間とともにかならず劣化します。

 

ビニールの劣化はビニールをつくる成分が抜けていくことによって起こり、これを「脱塩酸反応」と呼びます。

 

この反応によって黄ばみ、硬化、ひび割れなどが出来てしまうのです。

 

特に透明なビニールバッグでは起こりやすく、完全には避けられません。また、一度劣化すると完全に元に戻すのは難しいです。

 

そのため、なるべく汚れないようにするには次のことを意識してください。

 

①常温で保管する

塩化ビニールは温度変化に強いので暑いところでも寒いところでも比較的劣化も少なく安定しています。

 

ですが、汚れずきれいな状態を保ちたい場合は常温で保管するのがおすすめです。

 

常温時が一番劣化しにくい状態で、熱による影響がありませんので、バッグを長期間キレイに保つことができます。

 

②汚れたらすぐに拭き取る

水や汚れに強いとはいえ、ビニールバッグも汚れたら都度拭き取るようにしてください。

 

耐久性に優れている塩化ビニールですが、ついた汚れを放置していればやはり劣化します。

 

特に油汚れはこびりついて取れなくなる可能性もあるので、ついたら出来るだけ早く拭き取るようにしましょう。

 

③直射日光を避ける

日光には紫外線が含まれていて、紫外線によって塩化ビニールは劣化が進みます。

 

特に変色は起こりやすいので、きれいな状態を維持したい場合は紫外線が通らないような袋に入れて、日光の当たらないところで保管するようにしましょう。

 

まとめ

まとめ

 

 ベンジンやシンナーなど有機溶剤はビニールが溶ける可能性が高いので使わない。

 

 ビニールバッグは水や汚れに強いので、水拭きで汚れは落とせる。

 

 落とせない汚れは洗剤を使ったり、消しゴムでこすり落とす。

 

 どうしても落とせない汚れはベンジンやシンナーも手段のひとつだがあくまで自己責任。

 

 ビニールバッグを拭くときは、劣化の原因になるので熱湯は使わない。

 

 傷の原因になるので、タワシや硬いブラシなどは使わない。

 

 ビニールバッグが劣化するのは「脱塩酸反応」によるもので避けられない。

 

 汚れないようにするには、ついた汚れは拭き取り、常温の直射日光の当たらないところで保管する。

 

 落とせない汚れはクリーニングで相談しよう。