封筒を糊付けして封をした後に、「大切な書類を入れ忘れていた!」と気付いたり、「判子を押すのを忘れていたかも…」と思って封を開けたくなったことはないでしょうか?
特別な封筒だったり、予備が無かったりすると封筒を破ってしまうわけにもいかず、困ってしまうこともあるかもしれません。
必要な書類一覧改めて見返してたら、1つ入ってないことに気づいた うわー😭 糊付けしてしまったよ😭 封筒1枚台無しにしてしまった…もったいない😭
— えり (@erimageru) June 14, 2017
送付用の封筒を返信用封筒に入れて、糊付けしてしまった…。(切手貼り付け済)
— あろう (@hanzaki_Arou) April 13, 2016
しかし、実はある方法を使えば、封筒を開けたことが分からないようにキレイに開封することができるんです。
今回は、封筒をバレないように簡単に開ける方法をご紹介します。
お困りの際はぜひ参考にしてみてください!
目次
封筒をバレないように開封する方法
早速、封筒を開けた痕跡が分からないように、こっそり開封する方法をご紹介します。
家にあるものや簡単に手に入るものを使った方法ばかりですので、ぜひ試してみてください。
①アイロンを使う方法
スチーム付きのアイロンを持っている方は、スチームの熱を使って糊の成分を溶かす方法があります。
【用意するもの】
✔ スチーム付きアイロン
手順
- アイロンをスチームが出るように設定します。
- スチームの蒸気を封筒の糊付け部分にあてます。
- 指で封をゆっくりと剥がしていきましょう。
②やかんでお湯を沸かす方法
やかんでお湯を沸かす時に出る蒸気を使うことで、簡単に糊を剥がせる場合もあります。
水に溶けるタイプの糊が使われている時に、特に効果的な方法です。
【用意するもの】
✔ やかん
手順
- やかんに水を入れて火にかけ、お湯を沸かします。
- やかんの注ぎ口から出てくる蒸気を、封筒の糊付け部分にあてます。
- 指で封をゆっくりと剥がしていきましょう。
やかん以外にお鍋を使ってお湯を沸かす方法もありますが、蒸気が1箇所から集まって出てくるやかんの方が、より効率的に封筒の糊付け部分にあてることができオススメです。
③ドライヤーを使う方法
アイロンのスチーム機能ややかんを使う場合は、慎重に作業しないと蒸気の水滴が封筒についてしまって、文字がにじんでしまう恐れがあります。
ドライヤーの熱を使うと、その心配もないのでオススメの方法です。
ドライヤーの熱で糊の成分が溶けて、簡単に封を開けることができます。
【用意するもの】
✔ ドライヤー
手順
- ドライヤーの温風を封筒の糊付け部分にあてます。
- 指で封をゆっくりと剥がしていきましょう。
④冷凍庫に入れる方法
温める方法で糊付け部分を上手く剥がすことができなかった時には、逆に冷やす方法を試してみましょう。
冷凍庫で凍らせることで糊の成分が縮まり、固定されていた2枚の紙が剥がれやすくなります。
主にテープ糊やスティック糊に効果的な方法です。
【用意するもの】
✔ ビニール袋やジップロックなどの袋
✔ 冷凍庫
手順
- 霜や水分が封筒に付かないように、封筒を袋に入れます。
- 冷凍庫に入れて、1時間~2時間程度凍らせます。
- 袋から取り出し、指で封をゆっくりと剥がしていきましょう。
⑤千枚通しを使う方法
ここまでは、糊付けした部分をキレイに剥がす方法をご紹介しました。
次に、反対側の初めから封をしてある側を開ける方法をご紹介していきます。
封筒の種類にもよりますが、一般的な縦長の封筒であれば、反対側も折って糊付けされていると思います。
反対側から開ける人はまずいないと思われるので、開けたことがバレにくい方法です。
千枚通しを使うと、簡単にキレイに開けることができますよ。
【用意するもの】
✔ 千枚通し
手順
- 千枚通しを糊付けされている部分の折り目付近の隙間にそっと差し込みます。
- 千枚通しをくるくると転がすように動かして、少しずつ糊付け部分を剥がしていきましょう。
⑥カッターを使う方法
千枚通しが家になければ、ペーパーカッターや普通のカッターを使っても、簡単に封筒を開けることができます。
【用意するもの】
✔ ペーパーカッター(無い場合は普通のカッター)
手順
- カッターを糊付けされている部分の、折り目付近の隙間にそっと差し込みます。
- 少しずつカッターを動かして糊付け部分を切っていきましょう。
⑦糊はがし剤を使う方法
糊やシールをはがす時に使う剥離剤を使って、糊付け部分を剥がすこともできます。
「ハガロン」などの剥離剤が、文房具店やインターネットで200~300円くらいの手頃な価格で販売されています。
【用意するもの】
✔ ハガロンなどの剥離剤
手順
- ハガロンなどの剥離剤を、封筒の糊付け部分に少しずつ塗ります。
- 薬液が染み込んだら、封筒の端からゆっくりと剥がしていきましょう。
注意点や気を付けることなど
①熱を使う方法の場合は、少しずつ作業する
熱を紙にあてる時間が長いと、変形したりシワになったりする恐れがあります。
また、アイロンのスチームやヤカンの蒸気を使う場合は、蒸気の水分が封筒に付着して封筒や中の便せんの文字がにじんでしまう可能性もあります。
そのため、熱や蒸気をあてすぎないように遠いところから様子を見ながら、少しずつ近づけていきましょう。
また、作業中に熱や蒸気に手が触れることによって、火傷しないように十分に注意しましょう。
②冷やす方法の場合は、水滴がつかないように注意
封筒を冷凍庫に入れる場合は、水滴がついて封筒が濡れないように十分に注意しましょう。
そのため、ビニール袋か、できればジップロックなどの密封できる袋に入れてから冷やすようにしましょう。
③反対側から開ける場合は、封筒を汚さないように注意
始めから糊付けされている側から開ける時は、余計なところを傷つけないように細心の注意を払って作業する必要があります。
また、作業に熱中するあまりに、いつの間にか封筒を汚してしまったりしないように気を付けましょう。
キレイなテーブルの上などで作業し、滑りにくい手袋をはめると安心です。
④糊はがし剤を使う時は、薬液の量に注意
ハガロンなどの剥離剤は、使用する量に注意が必要です。
塗る量が多すぎると封筒がふやけてしまったり、中身にまで染み込んでしまう恐れがありますので、様子を見ながら少しずつ塗るようにしましょう。
⑤他人の郵便物を勝手に開けると罪に問われる場合がある
自分以外の他人宛の封筒を、こっそり開けて中身を確認したい…と思うこともあるかもしれません。
ですが、自分宛てではない封筒を開けてしまった場合は、「信書開封罪」という法律に触れる可能性があります。
この法律は、たとえ家族の間であっても罪に問われる可能性がありますので、しっかりと頭に入れておきましょう。
封筒を開けずに中身を見る方法もある!
封筒をバレないように開封する方法をご紹介してきましたが、実は、封筒を開けなくても中身を見る方法もあります。
用意するものは、トイレットペーパーの芯と明るめのライトだけ。
特別なものは使わずに、誰でも簡単に封筒の中身を透視することができます。
開封しなくても中身を確認したいだけの時には、この方法もオススメです。
【用意するもの】
✔ 中身を確認したい封筒
✔ 蛍光灯や携帯用ライト、スマートフォンのライト機能などの明るい光
✔ トイレットペーパーの芯
手順
- 蛍光灯などの、明るめのライトの上に封筒を置きます。
- 封筒にトイレットペーパーの芯をぴたりとあてて、中を覗くと文字が透けて見えます。
【参考動画】
トイレットペーパーの芯が家にない時には、ラップの芯など長めの筒状のものがあれば同様に使えます。
筒は光を遮ることのできる、厚めの素材のものが適しています。
薄い素材の筒しかなかった場合は、筒の周りにアルミホイルを巻くようにしましょう。
二重封筒などの分厚い封筒は透視することが難しいですが、一般的な茶封筒などの場合は、簡単に中身を確認することができます。
まとめ
まとめ
✔ アイロンのスチームを使って、封を開けることができる。
✔ やかんから出る蒸気や、ドライヤーの温風でも開けられる。
✔ 冷凍庫に入れて凍らせることで封を開けることもできる。
✔ 反対側の初めから封をしてある側を開けるとバレにくい。
✔ ハガロンなどの剥離剤を使って、糊付け部分を剥がすこともできる。
✔ 熱や蒸気を使う場合は、様子を見ながら少しずつ近づけていくように注意。
✔ 冷凍庫で冷やす場合は、封筒が濡れないように注意。
✔ ハガロンなどの剥離剤は、少しずつ塗るように注意する。
✔ 他の人宛ての封筒を開けてしまった場合は「信書開封罪」という罪になる場合がある。
✔ トイレットペーパーの芯を使って、封筒の中身を透視することもできる。