純白のテーブルは清潔感に溢れていて、とても晴れやかな気分になるものです。
ショールームや家具売り場でも白いテーブルはとても綺麗に見えて心惹かれますよね。
購入してからも、そのまぶしい程の白さを維持したくて少しでも汚れるとこまめに掃除をして大事に使いたくなるものですが・・・。
気が付くと掃除の頻度は減り、日々の生活によって「白かったテーブルにはシミや黄ばみが…!」なんてこともあります。
カレー弁当(食べかけ)
白い机にこぼすと汚れがとれないよ! pic.twitter.com/AOWkpEiIKy— yuri (@yagiyu_1915) July 16, 2015
そこで今回は、シミや黄ばみが付いてしまった白いテーブルの汚れの落とし方をご紹介していきます。
あの頃の綺麗な白いテーブルを取り戻しましょう!
目次
シミや黄ばみの原因を特定しよう!
いきなり白くする方法を紹介したい所ですが、ちょっと待ってください。
実は、テーブルを白く戻す方法は非常にデリケートな問題を含んでいます。
詳しくは後述しますが、テーブルに使われている素材によっては白くするつもりがテーブルそのものを痛めてしまう可能性やコーティングなどの加工効果を無くしてしまう可能性があるのです。
それらも踏まえた上で、まずは汚れの原因を特定してきっちりと効果のある対処法を選択する必要があるのです。
シミの原因と、黄ばみの原因を紹介していきますのでご自身のテーブルがどの汚れに属するのかを確認して、当てはまる原因を特定しておきましょう。
シミ汚れの原因は3つ!
テーブルの場合、飲食を行う機会が多いため、シミ汚れなどが起きやすい家具の代表格と言えます。
シミの原因が一体どのようなものかを知る事で効果的な対処法が見えてきます。
①コーヒーや紅茶によるシミ
コーヒーカップを置いていて、しばらく放置しているとカップの形にシミが出来る場合などがあります。
飲み物によるシミは「水溶性の汚れ」。
比較的簡単に落とせるシミ汚れです。
②食べこぼしによるシミ
揚げ物やカレーなど、シミ汚れになりやすい食べ物をテーブルにこぼした場合もシミの原因となります。
食べこぼしの場合は、落とした食べ物にもよりますが、ほとんどが「油溶性の汚れ」。
水溶性の汚れに比べると落としづらい汚れです。
油汚れに対して効果のある方法で落とす事が大切です。
③鉛筆や油性マジック
お子様がいると起こりやすい“いたずら書き”による汚れ。
鉛筆は炭素汚れ、水性マジックは水溶性汚れで油性マジックは「油溶性汚れ」です。
それぞれ対処法が異なります。
黄ばみ汚れの原因は2つ!
続いて、黄ばみについても原因がいくつかありますので紹介していきます。
黄ばみの中には、残念ながら対処不能な黄ばみが存在します。
それは、プラスチックなどの素材で起こる「経年劣化による変色」です。
プラスチック素材が使用されていて、テーブルを長年使っている場合に起きる黄ばみは対処不能の可能性があるので注意してくださいね。
①食べこぼし
シミの原因でも触れましたが、食べこぼしが黄ばみを引き起こす場合もあります。
カレーなどが代表的な黄ばみの原因です。
また、油ジミがそのまま黄ばみとして残る場合なども考えられます。
何か食べ物をこぼした記憶があり、その場所が黄ばんでいるなら食べこぼしが原因の黄ばみという事になります。
②タバコのヤニ
最近は、嫌煙ブームによって屋内でタバコを吸えないお父さんも多いかもしれませんが、タバコを室内で吸っていると家具は黄ばみます。
これはタバコのヤニが原因です。
ヤニ汚れによる黄ばみは、プロのハウスクリーニングも手を焼く程しつこい汚れです。
テーブルの場合は表面に凹凸がほとんどない為、ヤニ汚れによる黄ばみも改善の余地がありますので悲観しないでくださいね。
ちなみに、凹凸がある壁などにタバコのヤニが付着して黄ばんだ場合はキレイに取り除くのは絶望的に難しいでしょう。
白いテーブルについた汚れの落とし方
それでは、汚れを落とす具体的な方法を段階的に紹介していきます。
方法ごとに使えない素材やリスクについても言及していますので、実践する場合は注意して自己責任でお願いします。
①天日干しをしてみる
まず紹介する方法は、テーブルの天板を天日干ししてみるという方法です。
この方法で効果があるのは、テーブルに「酸化防止剤」が使用されていた結果として黄ばんだ場合です。
原因がよくわからないのに黄ばんだ場合などは試してみると良いでしょう。
リスク:無し
②メラミンスポンジでこする
続いて紹介する方法は、メラミンスポンジでこする方法です。
効果がある汚れ:鉛筆汚れや水溶性汚れ・黄ばみ
リスク:☆
汚れが気になる部分をメラミンスポンジでこするだけです。
メラミンスポンジは正しい使い方があります。それは、一度しっかりと濡らしてから軽く絞ってから使うという事。目安としては、水がポタポタと落ちてこない程度です。
リスクが1となっているのは、メラミンスポンジでこする=表面を軽く削るため。目立つ傷ではありませんが、テーブルに多少のダメージはかかります。
③メラミン+オレンジ系洗剤
続いて、メラミンスポンジと洗剤を組み合わせた方法です。
おすすめの方法ですね。実際にやってみた体感としては、大抵の汚れに対して効果を発揮する組み合わせです。
効果がある汚れ:油溶性の汚れと黄ばみ・ヤニ汚れ
リスク:☆
掃除方法は非常にシンプルです。汚れや黄ばみがある部分に対して、オレンジ系洗剤をスプレーしてメラミンスポンジでこするだけ。
中性洗剤やマイペットのようや多目的洗剤より、オレンジ〇〇などと商品名にオレンジと入っている洗剤をおすすめします。(※オレンジに含まれている成分が油汚れに対して非常に高い効果を発揮するため)
リスクは、メラミンスポンジによる摩耗がある為に1としました。
④クレンザー
クレンザーで削り落とすという方法になります。
メラミンに比べて、研磨剤としての効果は高くなりますがその分テーブルへのダメージも大きくなります。
テーブルに施されている特殊加工を剥がしてしまう恐れもある為、実践する場合は注意が必要です。
効果がある汚れ:シミと黄ばみ全般
リスク:☆☆☆
クレンザーを汚れ部分につけて、こすっていきます。
前述したように、研磨効果によって削り落とす方法なのでテーブルへのダメージは大きいです。
⑤キッチンハイター
台所用の漂白剤を使って汚れを落とす方法を紹介します。
キッチンハイターを薄めて塗布して白さを取り戻す方法です。
効果は高いですが、薬剤としても強いためテーブルの素材によってはダメージが大きくなります。
効果がある汚れ:シミと黄ばみ全般
リスク:☆☆
キッチンハイターは、薄めて使いましょう。汚れが目立つ部分に薄めたキッチンハイターを塗布して30分程度放置します。
薄める際に、お湯を使うと効果を高める事ができますよ。
時間をおいたら、綺麗にふき取って汚れが落ち切っていなかった場合はメラミンなどで少しこすりましょう。
白くなっていた場合は、水拭きをしたあとにしっかりと乾拭きをお忘れなく。
⑥クレンジングオイル
化粧落としに使うクレンジングオイルは、油汚れを落とす効果が非常に高いです。
油溶性の汚れは油に溶ける性質を持つため、クレンジングオイルで汚れが落ちるのです。
効果がある汚れ:油汚れによるシミ
リスク:☆
油汚れが原因と判っているシミや黄ばみであれば、クレンジングオイルを使う事で高い効果を発揮します。
普段、化粧落としをしているようにクレンジングオイルとコットンパフなどで汚れを落としていきましょう。
白いテーブルの汚れ防止や対策法
最後に、白いテーブルを汚れやシミ・黄ばみから守るための対策法を紹介します。
シンプルですが、テーブルの上にコーティングを施す方法が一番確実で効果的です。
何も、特殊なコーティングである必要はありません。
天板部分をしっかり保護(カバー)できるのであれば、ガラス製であってもビニールのような素材であってもよいのです。
白さを保ったまま、テーブルとしての機能性を両立させるには天板を汚れても良い素材で保護する事が一番確実で簡単に出来る対策法です。
まとめ
まとめ
✔ シミや黄ばみの原因を特定すると対処法が見えてくる。
✔ メラミンスポンジをまずは試してみる。
✔ メラミン+オレンジ系洗剤はおすすめの方法。
✔ クレンザーで削る方法や、キッチンハイターで白くする方法も。
✔ 天板部分を保護するシートやガラス板を使う事で汚れ対策が出来る。
白いテーブルを元に戻すには、多少のリスクが伴います。
素材によっては、汚れを落とすつもりがテーブルを痛めてしまう事もあります。
そのため、一度キレイにした後はシートやガラス板などでしっかりと保護して白さをキープすると、いつまでも白く綺麗なテーブルを使う事ができるでしょう。