毛染め液は、忙しくて美容室に行く時間が取れない人にとって、自分の好きな時間に髪を染めることができる便利なアイテムです。
しかし、自分でやるとどうしても毛染め液が床に落ちてしまったり、テーブルについてしまうことも良くありますよね。
昨日、自分で
ヘアカラーして
朝テーブルまで
染めちゃってたことに
気付いたんだけどイケメンに見えて
しかたない(〃゚艸゚)プッ pic.twitter.com/Pui6mkuntP— あいぼりー (@1224ivory) June 10, 2018
毛染めの液が食卓テーブルに付いて家族から怒られた!! pic.twitter.com/Qf7zPk6Kcv
— 八幡スポーツ (@yawatasports) December 28, 2014
一度ついた毛染め液は、拭き取ってもしばらくすると色が浮かび上がってくることもあり、気付かずにいると頑固な汚れになってしまう可能性があります。
そこで今回は、『テーブルについた毛染め液(ヘアカラー)の落とし方』をご紹介します。
毛染汚れにお困りの際はぜひ参考にしてみてください。
目次
毛染め液の汚れは「時間との勝負」!
毛染め液は塗った時は透明であったり白っぽい色をしていますが、時間が経つと濃い色に変化していきますよね。
これは、毛染め液に含まれる酸化染料というものが関係しており、時間が経過するとともに酸化することによって色が出始めて髪を染めていきます。
髪を染める際に毛染め液を塗布した後20〜30分ほど放置するのは、しっかりと毛染め液が髪の内部まで染み込むようにするための時間になります。
つまり、逆に考えると「20〜30分」が経過するまでに対処すれば、テーブルについてしまった汚れも綺麗に落とすことができると言えます。
そのため、うっかりテーブルについてしまった時は、「時間との勝負」。すぐに対処することがとても大切になります。
テーブルについた毛染め液(ヘアカラー)の落とし方
①水でふき取る方法
ついてすぐの毛染め液であれば、水で濡らしたコットンやティッシュでふき取るだけでシミになることなく落とすことができます。
しかし、この時に綺麗に拭き取れていないと時間が経ってから毛染め液がついた場所にシミのように浮き出てきてしまいます。
そのため、1度拭き取っただけで終わらせるのではなく少なくとも2〜3回程度は拭くことをお勧めします。
そうすることで、1度でふき取ることができなかったものも綺麗に落とすことができます。
※この時、1度使用したティッシュやコットンをそのまま使用すると拭き取った毛染め液が再びテーブルについてしまう可能性がありますので、新しい物に変えてから拭き取るようにしてください。
②メラミンスポンジを使った方法
メラミンスポンジはある程度時間が経った汚れに対して効果的です。
メラミンスポンジは普通のスポンジに比べて硬いものですよね。
この硬いというのが重要で、ある程度の硬さがあることでこすった時にヤスリのように汚れを削り取ってくれます。
また、ぱっと見は四角いスポンジですが、目に見えないほどの細かい網目状になっています。
この細かい網目が目には見えない傷やヘコみなどの凹凸に入り込むことで汚れをかき出してくれます。
メラミンスポンジを使用する際の注意点としては、先述した通りメラミンスポンジは削り取って汚れを落とすため、材質によっては塗装が剥がれ落ちてしまう可能性があります。
そのため、使用する前に目立たない場所で塗装が取れてしまわないか、かならず確認しましょう。
また、数時間〜数日など時間が経ちすぎた毛染め液を完全に落とすのは難しいでしょう。
③塩素系漂白剤を使った方法
塩素系漂白剤には汚れの色を取り除く特性がありますので、毛染液などの頑固な汚れに対しても効果的に働きます。
【用意するもの】
✔ カビキラー・ハイターなどの塩素系漂白剤
✔ 水
✔ ゴム手袋
✔ 布巾、またはティッシュやコットン
手順
- 塩素系漂白剤を水で薄めます。
- 水で薄めた漂白剤を毛染め液のついた部分に塗布します。
- 5〜10分程度様子を見ながら放置します。
- 漂白剤を布巾などで綺麗にふき取ります。
- さいごに、水で濡らした布巾などでしっかりと拭きましょう。
※塩素系漂白剤を使用する際はしっかりと換気をして、手が荒れてしまわないようにゴム手袋を着用してください。
作業後は、漂白剤をしっかりと拭き取っておかないと後々シミが浮かび上がってきてしまいますので、しっかり拭き取るようにしましょう。
また、テーブルの材質によっては漂白剤との相性が悪く、塗装なども一緒に落としてしまう可能性があります。
以下の2点について必ずチェックしましょう。
【Check!!】
- 作業前に目立たない場所で色落ちなどを確認してから使用する
- 使用する際も長時間放置するのではなく、こまめに落ち具合を確認しながら何度か繰り返す
④除光液を使った方法
マニキュアなどを落とす際に使用する除光液は、油脂などを溶かす作用のあるリムーバーのことです。
除光液は、毛染め液に含まれる油分を溶かしてくれますので、テーブルについた毛染液汚れもキレイに落とすことができます。
使用する際の注意点としては、除光液は油脂の他にプラスチックや樹脂を溶かすものもあるため、テーブルにニス加工を施してある場合にはニスが剥がれ落ちてしまう可能性があります。
また、油脂を落とす性質を持っているため手が荒れやすいのも難点としてあげられます。
手が荒れるのが心配な場合は手袋などを着用して使用するか、アセトンが入っていないものを使用するのをお勧めします。
毛染液がテーブルにつかないための対策
テーブルについた際の落とし方をご紹介しましたが、できることなら毛染め液をテーブルにつけたくないものです。
そこで、ここでは簡単にできるテーブルに毛染め液がつかないための対策をご紹介します
①ヘナシャンプー・トリートメントを使う
使用方法が簡単でありながら、汚れにくいものとしてヘナシャンプーやトリートメントがあります。
通常の毛染め液のように髪を明るくしたりすることは難しいですが、シャンプーなので洗い流すのも簡単で床や壁が汚れてしまう心配がありません。
しっかりとケアもすることができますので、毛染めをしすぎて傷んだ髪の人にはお勧めのアイテムです。
白髪用もありますので、日々使用することで白髪の目立たない綺麗な髪を保つことができます。
②お風呂場で染める
そもそもテーブルのない場所で染めてしまえば、テーブルに毛染め液がつくことを防ぐことができます。
その中でもお風呂場は、吸水性のある材質を使用していることはほぼないため、非常に汚れにくいです。
仮に、万が一汚れてしまってもお湯などでさっと流すことができるので室内で染めるよりも汚れた時の掃除が楽です。
③ビニールシートを敷く
「どうしても室内で染めたい!」「テーブルに大きな鏡を置いて染めたい!」という場合は、テーブルにビニールシートやゴミ袋をかぶせてしまうのが一番手軽な汚れ対策になります。
ビニールシートは汚れてしまっても洗い流せば綺麗に汚れが落ちるので長く使うことができますし、毛染めをしないときでもピクニックやお花見用として使用することができます。
100均でも購入できるので万が一汚れが落ちなくても買い直しやすいところもいいですね。
まとめ
まとめ
✔ 毛染め液は酸化することによって染まる。
✔ 毛染め液汚れは、ついてすぐに対処すれば比較的簡単に落とすことができる。
✔ メラミンスポンジは水だけで汚れを落とせるので簡単で便利である。
✔ 漂白剤は注意点が多いが、色汚れを落とすのには向いている。
✔ テーブルの材質によっては相性が悪く塗装を剥がしてしまう薬剤もあるので、使用する際は事前に問題ないか確認する。
✔ 染める際の一工夫でテーブルを汚さずに染めることができる。