【鏡についた毛染め液(ヘアカラー)の落とし方】簡単!!キレイに取る方法を紹介!

 

最近、手軽に自分で毛染めをできるようになり、ご自宅で毛染めをする方が多いのではないでしょうか?

 

しかし、鏡を見ながら自分で染めていると、「毛染め液がはねてしまい鏡に付いてしまった…」なんてことも良くあります。

 

 

気をつけていても、どうしてもはねてしまうことってありますよね。

 

染め液を髪につける時、染め液を置く時・取る時…ちょっとした動作ではねてしまうので困ってしまいます。

 

そこで、今回は家にあるもので簡単にできる『鏡についた毛染め液(ヘアカラー)を落とす方法』をご紹介します。

 

お困りの際はぜひ今回ご紹介する方法をお試しください!

 

毛染め液(ヘアカラー)の成分

 

まず、毛染め液(ヘアカラー)の成分ですが、日本では『染毛剤』『染毛料』に大別されています。

 

それぞれに含まれる成分が『酸化』か『酸性』かで分類されます。

 

【染毛剤とは?】

酸化染料を過酸化水素水と混合させて発色させる毛染め液です。

 

ヘアカラーや白髪染めはこの分類となります。

 

 アルカリ性で、髪本来の色素を抜いてから、髪の内部までしっかりカラー剤を浸透させることができます。

 

発色がよく、色落ちしにくいのですが、髪や頭皮への負担は大きいので傷みやすくなります。

【染毛料とは?】

化粧品に使用される酸性染料で発色させる毛染め液です。

 

ヘアマニキュアやカラートリートメントはこの分類となります。

 

マイナスイオンの力で、髪の表面や表面付近に色素を定着させて染めます。

 

髪や頭皮への負担がほとんどなく、アレルギー持ちの方や敏感肌の方でも使用できる毛染め液になりますが、色落ちしやすく、発色も比較的に弱いです。

 

鏡についた毛染め液(ヘアカラー)を落とすポイント

 

染毛剤・染毛料、どちらの毛染め液も、時間が経つほど落としにくくなるので、付いたその時に対処するのが効果的です。

 

ですが、手袋をしていたり…くしを持っていたり…と、すぐに対処するのが難しいですよね。

 

焦ってティッシュなどで無理に拭き取ってしまうと、余計に広がってしまいひどい汚れとなってしまいます。

 

また、間違った方法で汚れを落とそうとすると鏡も傷つけてしまい、鏡として使用できなくなることもあります。

 

 

そのため、汚れがついたら時間をおかず直ぐに対処し、作業中は焦らず・冷静に以下で紹介する方法をお試しください。

 

鏡についた毛染め液(ヘアカラー)の落とし方

 

ではここで、家にあるもので簡単にできる毛染め液(ヘアカラー)の落とし方をご紹介します。

 

ぜひ、ご参考にしてみてください。

 

メイク落としオイルを使う方法

 

メイク落としの成分となるミネラルオイルで毛染め液を浮かせて拭き取る方法です。

 

オイルを染み込ませたシートタイプや洗顔フォームは、鏡を傷つける恐れがありますので使用しないでください。

 

【用意するもの】

✔ メイク落としオイル

✔ やわらかい布(メガネ拭きなど)

手順

  1. メイク落としをやわらかい布につけます。

  2. 付着した染め液を擦らずにやさしく拭き取ります。

  3. 染め液が落ちたらやわらかい濡れた布で拭き取ります。

 

塩素系の漂白剤を使う方法

 

毛染め液を漂白剤で溶かして落とす方法です。

 

肌が荒れてしまうので、ビニール手袋を着用することをおすすめします。

 

【用意するもの】

✔ 漂白剤(キッチンハイターやカビキラー)

✔ コットン

手順

  1. 漂白剤を1020倍にうすめます。
  2. コットンに染み込ませて付着した染め液に貼ります。
  3. 23時間つけたままにします。
  4. コットンをはがし、やわらかい濡れた布で拭き取ります。

コットンに染み込ませる量は、貼り付けた時に漂白剤が垂れてこないよう、つけすぎないようにしましょう。

 

また、必要以上にコットンを長く貼り付けていると、コットンの跡が鏡についてしまいますので十分注意してください。

 

③中性洗剤を使う方法

「ac 写真 食器用洗剤」の画像検索結果

 

洗剤を付着した毛染め液に直接なじませることで汚れを浮かせて取る方法となります。

 

主に食器用洗剤が中性となりますが、洗剤の裏に記載されている成分を確認してから使用してください。

 

【用意するもの】

✔ 中性洗剤(無色透明のものを使う)

✔ コットン

✔ ラップ

手順

  1. 中性洗剤を5倍にうすめます。
  2. コットンに染み込ませて付着した染め液に貼ります。
  3. その上からラップをして1時間つけたままにします。
  4. ラップとコットンをはがし、やわらかい濡れた布で拭き取りましょう。

 

鏡についた毛染め液(ヘアカラー)を落とす際の注意点

 

ここまで簡単に落とす方法をご紹介しましたが、いくつか注意点があります。

 

上記の方法を試す前に、必ず確認して欲しいことがあります。

 

それは、「毛染め液が付着した鏡がくもり止め加工がされているかどうか」です。

 

加工がされている場合、鏡の上か下のどちらか端の方に、くもり止めなどと記載されたシールが貼ってあります。

 

洗面所やお風呂場にある鏡のほとんどは、湯気や湿度で曇ってしまわないよう、表面にくもり止め加工がされています。

 

表面の加工は衝撃に弱く、ティッシュで擦っただけで傷が付いてしまうことがあります。

 

傷がついてしまうと、鏡として使用できなくなりますので、必ず確認しましょう。

 

①表面加工がされた鏡を傷つけないためには?

注意点で述べたように表面加工の鏡は傷つきやすく、少しの傷でも使用できなくなります。

 

下記の4つに必ず注意してください。

 

  • クレンザーなど研磨剤がはいっている洗剤は使用しない
  • メラミンスポンジは研磨作用があるため使用しない
  • かたい布や汚れた布は擦り傷がついてしまうため使用しない
  • 拭き取る時に指先で強く擦らない

 

くもり止めなどの表面加工がされた鏡に使用してしまうと、コーティング面が傷つき、白く濁った状態となります。

 

鏡として使用できないため、元に戻すには、鏡1枚を丸々交換するしかありません。

 

②表面加工がされた鏡を傷つけず毛染め液を落とすには?

毛染め液(ヘアカラー)を生産しているメーカーさんが推奨するやり方があります。

 

それは、③中性洗剤をつかう方法です。

 

必ず、無色透明の中性洗剤を使用し、拭き取る際はやわらかい布(メガネ拭きなど)を使用してください。

 

また、1時間以上コットンを貼り付けたままにしたり、拭き取りが不十分だと、表面加工を激しく劣化させてしまうので注意しましょう。

 

③表面加工がされていない鏡の場合は?

卓上などの持ち運びできる鏡は、表面加工がされていないものが多いです。

 

加工がされていない鏡は、やわらかい布で水拭きすることで簡単に落ちます。

 

ですが、加工がされていなくても、傷はついてしまうので注意しましょう。

 

他に、水が浸透してしまう鏡もあります。

 

その場合、洗剤や漂白剤を使ってしまうと、鏡の中に浸透してしまい、使用できなくなってしまいます。

 

見ただけでは見分けが難しいため、鏡として気にならない程度の場所に、水拭きで試すことをおすすめします。

 

毛染め液(ヘアカラー)は完全に落とせない場合もある!

 

毛染め液(ヘアカラー)は、色素を薄くすることはできても、完全に落としきるのは難しいと言われています。

 

対処しても、全く落ちず、色素が薄くならない場合は、無理をせずに鏡を交換することをおすすめします。

 

以上を踏まえて、毛染め(ヘアカラー)をする際は、くもり止めがコーティングされている鏡や、絶対に傷つけたくない大切な鏡は使用しない方がいいかもしれません。

 

まとめ

まとめ

 

毛染め液(ヘアカラー)が付着したらすぐ拭き取る方がよい。

 

 中性洗剤は直接付けず、5倍に薄めてからコットンを使用する。

 

 漂白剤は直接付けず、20倍に薄めてからコットンを使用する。

 

 指先で強く擦らないようにする。

 

 鏡にくもり止めなどの表面加工がされているか必ず確認する。

 

 拭き取る時はやわらかい布を使うようにする。

 

 どうしても落ちない場合は無理をしない方がよい。

 

 毛染めをする時は、思い入れのある大切な鏡は使用しない方がよい。

 

 

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