【エナメルバッグの黄ばみ汚れの落とし方】ベタベタする!!お手入れ方法を紹介!

 

ちょっとしたお出かけや意識高めのファッションアイテムを考えた時、エナメル製品は世代を問わず、しかもバッグやお財布、靴と幅広いカテゴリーで選べるアクセントとなりますよね。

 

しかし、普段使いではないため保管期間が長くなってしまいますし、エナメル製品は革製品の中でも扱いの難度が高く、黄ばみ汚れやベタつきにどう対処したら良いのか、困っている方は多いと思います。

 

 

実際、本革製バッグなどを専門としているショップやメーカーさんにこのエナメルのお手入れや、汚れがついてしまった時の相談・問い合わせは、結構あるようです。

 

そこで、今回はエナメル製品の中でも、一番気になるエナメルバッグのお手入れ方法をご紹介していきます。

 

エナメルレザーとは?特徴について

 

 

 

最近ではパテントレザーとも呼ばれていますが、エナメルレザーはどのような皮革製品なのでしょうか?

 

牛革、豚皮、鹿革などの各種の皮をなめした後、ワニスと顔料を混合した塗料を下塗りし、その上に樹脂を塗り乾燥させるという工程を繰り返して、透明感のある光沢性と汚れにくい耐久性のある素材に加工していきます。

 

触り心地はすべすべしていて樹脂でコーティングされていることから、雨などの水に触れても通常の皮革製品よりは、撥水効果が高いのが特徴です。

 

高級感もあるのでルイ・ヴィトンの“Verni(ヴェルニ)”に代表されるように、ハイブランドでも、人気のラインナップとされてます。

 

Verniとはフランス語で【エナメル】のことを意味します。

 

エナメルバッグが痛む原因

 

エナメル自体が皮革製品から痛みや汚れから保護するための加工のはずですが、実はエナメルレザーというのは、日本の高温多湿な気候に適していなことが原因です。

 

表面を顕微鏡で見ると、無数の小さい穴が開いています。そこから汚れや、湿気が入り込んでしまいます。

 

汚れがエナメルの内部に入り込むと、「拭いてお手入れ」するレベルでは取り除けません。

 

また、長期間使っていなかったり、正しく保管していないと色移り・変色をおこします。

 

熱にも弱いので直射日光にでも、エナメルの樹脂が溶けてしまい、表面がベタベタに劣化してしまうこともあります。

 

では、どうすればエナメルバッグを、汚れや黄ばみなどの変色から守ることができるのでしょうか?

 

エナメルの黄ばみ汚れは落とせるのか?

 

エナメルは革(または合皮)の上に樹脂をコーティングしています。

 

そのため、樹脂が変色している場合は「樹脂の張替え」を、樹脂と革の間、もしくは革にシミや変色がある場合は、「樹脂を剥がしてしみ抜きや色掛けをする作業」になります。

 

皮革クリーニングの専門店に依頼すれば、ほぼ完全に元の色合いに戻してもらえます。

 

ご家庭で黄ばみ汚れを完全には落とせませんが、専用のクリームで拭き取ることで多少の改善は見込めるでしょう。

 

しかし、完全に元の色や光沢は戻らないと思って下さい。

 

日常のケアを心がけること、そして正しい保管方法で変色・黄ばみは防げますので、しっかりお手入れしていきましょう。

 

エナメルバッグの黄ばみ汚れの落とし方&お手入れ方法

 

エナメル革は他の皮革製品より繊細で、正確なお手入れが必要とされます。

 

日常ケアから部分落とし等、ケースごとのお手入れ方法をご紹介します。

 

①日常のケア

エナメルバッグの日常のケアは、エナメル専用ローションを使いましょう。

【用意するもの】

✔ 天然馬毛のブラシ(もしくは柔らかいポリッシングクロス)

✔ エナメル専用ローション

手順

  1. 天然馬毛のブラシ、またはポリッシングクロスで表面のほこりやゴミを取り払います。
  2. エナメルローションをクロスに取り、なじませてバッグ全体に塗り込みましょう。
  3. エナメルローションが浸透するためにしばらく待ちます。
  4. さいごに先程のクロスで、乾拭きをしましょう。

    ※このお手入れで、指紋などの皮脂汚れも落とし(クリーニング)と同時にエナメルレザーに栄養を与えてくれます。また、紫外線による日焼けを極力避けるための予防策も兼ねています。それによって、エナメル特有の美しい光沢を保ち、ひび割れ予防対策にもなります。

    ※半月から1ケ月に一度は、エナメルローションで全体を軽く拭くと品質保全になります。

  

❖おすすめケア用品①:サフィールヴァーニスライフエナメルローション

 

❖おすすめケア用品②:コロニルポリッシングクロス

 

②ベタつき汚れを落とす方法

エナメルバッグの表面はウレタン樹脂で加工されています。

 

ベタつきの原因は、そのウレタン樹脂コーティングが暑さや湿気、酸化などで傷み、溶け出しているためなのです。お手入れ方法は次のように行ないます。

【用意するもの】

✔ 専用クリーナー

✔ 柔らかいポリッシングクロス(2枚)

手順

  1. エナメル専用クリーナーをクロスに適量とります。
  2. エナメルバッグのベタついている部分をクリーナーで磨きましょう。
  3. 磨き終わったら、もう一枚のクロスで全体的に乾拭きしましょう。

※一度溶けてしまった樹脂は、ご自宅では完全に修復するのは難しいのですが、溶け方が軽度の場合にはエナメル専用のクリームでベタつきを解消して、エナメル本来の光沢をある程度回復させることが可能になります。 

 

❖おすすめケア用品:コロニルラックムース

 

③部分汚れのお手入れ

エナメルバッグの一部分に付着した汚れを見つけたら、すぐさま以下の方法でお手入れしましょう。

【用意するもの】

✔ ソフトガミ(商品名)

※消毒用エタノール&コットン、メラミンスポンジでもOK

✔ 消しゴム

✔ 専用ポリッシングクロス

手順

  1. ソフトガミを汚れの部分にあて、こすって落とします。
  2. ソフトガミが手元にない場合、消しゴムのきれいな部分で軽くこすってみましょう。

    ※もしくは、コットンに消毒用エタノールを浸して、汚れ部分を拭き取しましょう。

    ※水で濡らしたメラミンスポンジでも、汚れが落とせます。

  3. 部分汚れが落ちたら、ローションで全体的のお手入れをして乾拭きしましょう。

 

❖おすすめケア用品:コロニルガミ

 

④エナメルにカビが発生していたら

エナメル素材の場合「カビ」はそう簡単に発生しません。その前に表面のエナメル樹脂が湿気や雑菌で劣化してしまい、ベタつき汚れの方が多発します。

 

しかし、やはり長い期間放置するとカビてしまうことがあります。

 

表面がくすんで、曇った感じになり、細かい白い点々が全面に付着していたら、それはカビです。カビに対処するお手入れを説明します。

【用意するもの】

✔ ウォーターストップチューブ(商品名)の無色用

✔ 専用ポリッシングクロス(2枚)

手順

  1. ウォーターストップチューブをクロスに適量とり、バッグ全体を拭き取ります。
  2. 乾いてるクロスで、乾拭きします。

 

❖おすすめケア用品:ウォーターストップチューブ

エナメルバッグの保管方法

 

エナメルバッグを、しばらく使わない可能性があるのならば、正しいやり方で保管しましょう。

 

保管方法

・必ずエナメルローションでお手入れしてから保管する。

・通気性が良く、ホコリから保護してくれる不織布の袋にくるんで、できるだけ取り出しやすい場所に保管する。

※エナメル製品を他の革製品の隣に密着して保管しないこと。また、薄紙や購入時についていたフェルトのような生地の袋にくるんでの保管は、エナメル製品にとっては正しい方法ではありません。

※寒すぎる場所での長時間保管はおすすめしません。

⇒エナメル製品にとって、極度に低い温度はひび割れの原因となります。こうしたトラブルを引き起こさないためにも、適度な温度と湿度の場所で保管するようにしてください。

※保管方法とは違いますが、エナメルバッグに防水スプレーはNGです!

⇒防水スプレーを吹きかけてしまうと、表面が曇り、エナメルの美しい光沢が損なわれてしまいます。

 

❖おすすめケア用品 ふんわり不織布収納袋

 

まとめ

まとめ

 

 エナメル革とは、なめした皮に樹脂でコーティングした加工皮革で、光沢があり、撥水性に優れている。

 

 エナメル製品は高温多湿に弱い性質があり、汚れがエナメル樹脂の内部に入ると除去し難く、熱のダメージで樹脂が溶けてベタつき汚れに劣化する弱点がある。

 

 エナメルバッグの黄ばみ汚れは、自宅では完全に落としきれない。日頃のケアが黄ばみ汚れの予防になる。

 

 月に一度は、エナメル専用ローションを専用クロスで塗布し、お手入れをすることが長持ちのコツ!

 

 ベタつき汚れには専用クリーナーでケアする。

 

 部分的な汚れにはソフトガミでこすり落とす。消しゴムや消毒用エタノール、メラミンスポンジでも代用可能。

 

 カビが発生している場合、ウォーターストップチューブで除去する。

 

 エナメルバッグの保管は、専用ローションでのお手入れ後、不織布収納袋に入れて、風通しがよく適温の場所で保管する。

 

 他の皮革製品と密着して保管するのは避ける。また、薄紙や購入時に付属してたフェルトのような布地でくるんで保管しない。

 

 エナメルバッグに防水スプレーを吹き付けるのは、表面が曇って光沢が失われるのでやってはいけない。