リモコンやパソコンのキーボードなど、プラスチック製のものにタバコのヤニや黄ばみが付くとなかなか落とすことができませんよね?
また、水洗いすると故障の原因になってしまいますので、どうやって汚れを落としたら良いのか悩んでしまいます。とはいえそのままにしておくと、お部屋全体が汚れて見えるため、何とか解決したいところです。
そこで今回は、プラスチックについた黄ばみの落とし方について効果的な方法・防止対策を紹介します。
用意するものや手順についても紹介していますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
目次
プラスチックの黄ばみの原因
プラスチックに限らず、白やグレー、ベージュと言った白っぽいものは黄ばみが目立ちやすい色です。
プラスチックは機械会製品に用いられていうことが多いため、なかなか「丸洗いする」というわけにはいきません。
そこで、まずはプラスチックの黄ばみの原因について紹介します。黄ばみの原因がわかれば、汚れを事前に防ぐことができます。
原因1. プラスチックの劣化
プラスチック製品には ABS樹脂と呼ばれるものが使われています。
このABS樹脂は劣化が進むと変色し、黄ばんでしまうことがあります。劣化が原因となる黄ばみは製品そのものの劣化しているおこるものですので、なかなか落とすことができません。
劣化の原因として挙げられるのは、酸化防止剤などによるものと日焼けによるものとが考えられますが、このどちらかが原因となって黄ばんでしまっている場合には、真っ白にもどすことはできませんので、黄ばみを予防する方法を覚えておきましょう。
原因2. タバコや食べ物
プラスチック製品が黄ばんでしまう原因は、たばこや食べ物が最も多い要因となっています。
きとるだけで黄ばみを取り除けることもありますが、場合によってはふいただけでは黄ばみを取り除くことができず、何かほかの方法を講じなければいけません。
しかし、たばこの汚れは身近なものでも落とすことができますので、もしもたばこがけん引で黄ばんでしまった場合でもあきらめることはありません。
プラスチックの黄ばみの落とし方
劣化以外に原因があり母黄ばんでしまっている場合には、プラスチックの葉身を母もとの江戸にもどすことができます。
プラスチックの極みをとるにはメラミンスポンジや漂白剤など、身近なもので簡単に落とすことができますので、その方法を覚えておきましょう。
それでは次にプラスチックの黄ばみの落し方について紹介します。どれもだれにでも簡単に行える方法ですので、プラスチックの黄ばみを落としたいという方はぜひ一度試してみてください。
①メラミンスポンジ
メラミンスポンジはホームセンターの他にもドラッグストアや100円均一のお店でも販売されています。
メラミンスポンジを使った黄ばみの落とし方は、次のものになります。
【用意する物】
・メラミンスポンジ
・水
汚れ
手順
1.メラミンスポンジにたっぷりと水を含ませます。
2.水を含ませたラミンスポンジで黄ばみ部分を優しく擦り落していきます。
3.水拭きをして汚れを拭き取り、最後に乾拭きをします。
メラミンスポンジには研磨剤が含まれていますので、作業を行うときは力を入れすぎてプラスチック製品が傷つかないよう注意してください。
②漂白剤
漂白剤を使った方法は浸け置きにする方法とラップに巻く方法の2通りのものがあります。
機械製品の場合は浸け置きにできませんので、ラップに巻く方法を試してみてください。
【用意する物】
・酸素系漂白剤
・洗面器かたらい
・ゴム手袋
・水
汚れ
手順
1.手荒れを防ぐため、まずゴム手袋をはめてから作業を行いましょう。
2.次に洗面器かたらいに水をはり、漂白剤を入れて混ぜ合わせます。漂白剤の量には特に決まりはありません。
3.漂白剤を入れた洗面器かたらいにプラスチック製品を入れます。ムラにならないよう全体に漂白剤が付くように入れて浸け置きにしましょう。
4.浸け置きにする場合には、日当たりの良い場所に置き、数時間程度放置します。
5.黄ばみの程度にもよりますが、時々様子を見ながら黄ばみがとれていなければそのまま一晩浸け置きにしてもかまいません。
6.黄ばみが落ちているようであれば洗面器から取り出し、水でよく洗い流し、しっかりと乾燥させます。
③ラップを使った方法
【用意する物】
・ラップ
・酸素系漂白剤
・ゴム手袋
汚れ
手順
1.始めにゴム手袋を付けてから作業を行います。
2.特に黄ばみの目立つ部分には直接漂白剤を塗り、ラップで包みます。その際、色むらにならないよう、ラップをしっかりと張り、シワにならないようにしてください。
3.ラップで巻いたプラスチック製品を日当たりの良い場所に置きます。
4.黄ばみが取れているのを確認し、漂白剤を水で洗い流します。
5.洗い流したあとは乾拭きをして、しっかりと乾燥させます。
リモコンなど、文字が印刷されているものは、漂白剤を用いると文字の部分も剥がれてしまうことがありますので、洗濯用ワイドハイターを使いましょう。
④オキシドール
水洗いできないものや水を使えないものにはオキシドールを使いましょう。
オキシドールは劇薬ですので、直接手で触れないよう必ずゴム手袋を付けてから作業を行ってください。
【用意する物】
・オキシドール
・ゴム手袋
・ガーゼか布
汚れ
手順
1.始めにゴム手袋をつけて作業を行います。
2.用意した布かガーゼにオキシドールを含ませます。
3.オキシドールを含ませた布、またはガーゼで黄ばんだ部分を拭き取ります。
⑤除光液
除光液はマニキュアを落とすために用いられますが、プラスチック製品の黄ばみを落とす場合にも効果があります。
【用意する物】
・除光液
・ゴム手袋
・布かガーゼ
汚れ
手順
1.除光液も手荒れの原因になりますので、必ずゴム手袋を付けてから作業を行いましょう。
2.布かガーゼに除光液を染み込ませます。
3.除光液を染み込ませた布かガーゼで黄ばんだ部分を拭き取ります。
プラスチックの黄ばみ防止対策
プラスチック製品の黄ばみは身近にあるもので簡単に落とす事ができます。
しかし、プラスチック製品が劣化して黄ばんでいる場合は汚れを落とすことができませんので、黄ばまないよう予防するしかありません。
プラスチック製品の黄ばみを予防する方法は次のものになります。
①空気に触れさせない
黄ばみの原因は、空気に触れることで化学変化がおきるためです。
そのため、黄ばまないようにするに、プラスチック製品を適切なアイテムを使って包むことで防ぐことが可能です。
【用意する物】
・ラップのみ
汚れ
手順
1.ゴミが付着しないように、作業を行う前に水拭き、乾拭きをしておきましょう。
2.ラップがシワにならないようしっかりと張り、プラスチック製品を包んでいきます。
3.空気が中に入り込まないよう、プラスチック製品の表面に沿って手を滑らせていき、空気を抜いていきましょう。
②コーティング剤を使う
黄ばみは日焼けにより引き起こされることがあります。
日焼けによる黄ばみには、紫外線吸収剤が含まれているプラスチック製品専用のコーティング剤が有効です。コーティング剤はムラを防ぐために透明のものを選びましょう。
【用意する物】
・コーティング剤
・ピクニックシート、または新聞紙
・マイクロファイバークロス
・ゴム手袋
汚れ
手順
1.作業を行う場所にピクニックシート、または新聞紙を敷きましょう。
2.念のため、ゴム手袋を付けてから作業を行います。
3.コーティング剤をスプレーする前に、プラスチック製品の汚れを拭き取っておきます。
4.プラスチック製品をピクニックシートなどの上に置き、コーティング剤をスプレーします。
5.ムラにならないよう、プラスチック製品の位置を変えながらスプレーします。
6.スプレーが乾いたらマイクロファイバーの布巾などを使って軽く拭き取ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はプラスチック製品の黄ばみの落とし方と予防方法について紹介しました。
プラスチック製品の黄ばみを落とすには・・・
・メラミンスポンジを使う
・酸素系漂白剤で浸け置きにする
・酸素系漂白剤を塗ったあと、ラップで包む
・オキシドールで拭き取る
・除光液を塗る
などの方法があります。どの方法も身近なものを使って行うことができ、購入の必要がある場合も1000円以下で購入できるものばかりですので、それほど費用もかかりません。
また、劣化による黄ばみの場合は、紹介した方法でも落とすことができませんので、黄ばまないようコーティング剤やラップを使って黄ばみを防ぎましょう。