【プラスチック食器についたカレー黄ばみの落とし方】簡単!!汚れの取り方を紹介

 

保存容器としてもお弁当容器としても、軽くて密封性があって便利なプラスチック容器をはじめ、お子様がいらっしゃる家庭でも割れないと大活躍のプラスチック食器。

 

そんな使いやすいプラスチック容器ですが難点として、黄ばみや汚れが落ちにくく、色素沈着してしまったり、匂いが残りやすかったりという点があります。

 


やはり、食べ物に触れるので、見た目にも味にも影響があっては嫌ですよね。

 

そこで今回は、特に黄ばみが残りやすいカレー黄ばみについて、綺麗に落とす方法をご紹介します。

 

カレー黄ばみの汚れの原因

 

まず、カレーがプラスチック食器に触れることで、洗剤で洗っても汚れが残りやすい原因はなぜなのでしょう。

 

その原因には、プラスチック製品の性質があります。それぞれ特徴をみてまいりましょう。

 

プラスチック製品の性質

 

  • プラスチック製は、耐熱ガラスや陶器と比べても、臭いや色が移りやすい素材。
  • プラスチック製品は表面に細かい凸凹があるので、食べかすや油がはまり込んでしまう。
  • 親油性があり油によく馴染むため、食品中の油汚れを吸着させやすい性質がある。

 

 

上記のプラスチック製品の特性上、「カレーなどの油脂を含んだ食品の汚れや臭い、色を吸着しやすく、さらに液体状のものは表面の凸凹に入り込みやすい」という事がわかりますね。

 

プラスチックの素材からして、カレーの黄ばみ汚れを前もって回避する方法はありません。

 

もちろん長時間カレーをプラスチック食器につけておく事になると、そのぶん臭い、色移りは濃くなります。

 

ですが、ついてしまった臭いと色の落とし方を知っていれば、いくらでも落とす事はできます。

 

それでは色の落とし方や臭いの取り方についてご紹介していきます。

 

プラスチック食器についたカレー黄ばみの落とし方

歯磨き粉を使った方法

歯磨き粉を使うことで食器に色素沈着してるカレー黄ばみをこすり落とすことができます。

 

【用意するもの】

✔ 歯磨き粉

✔ 布(布を使うのは、プラスチック製品の表面を傷つけないためです。)

手順

  1. 布に歯磨き粉をつけて、色素沈着してる部分をこすります。
  2. 色素が取れたら歯磨き粉を洗い流し、食器用洗剤で洗って乾燥させましょう。

 

重曹を使った方法

臭い取りにも使える重曹は、汚れも取ることができます。

 

【用意するもの】

✔ 重曹

✔ お湯

手順

  1. 容器にお湯を入れて汚れを浮かせた後、重曹をふりいれます。
  2. 半日ほど時間をおいて一旦水ですすいだ後に、洗剤で洗いましょう。

 

加熱した重曹水を使った方法

耐熱温度が100℃以上である容器が対象となりますので、ご注意ください。

 

【用意するもの】

✔ 重曹水のみ

手順

重曹水を鍋等で加熱し、その中に容器をいれて煮沸しましょう。

 

台所用の漂白剤を使った方法

漂白力の高い塩素系漂白剤では、塩素臭が残ったりプラスチックの容器が痛むことがあるので、酸素系漂白剤を使用します。

 

【用意するもの】

✔ 酸素系漂白剤

✔ 食器用洗剤

✔ 水

手順

  1. 容器に50mlの液体漂白剤と食器用洗剤を一滴、水をいれていきます。
  2. それをレンジで40秒ほど加熱します。様子を見ながら容器の中の液体が泡立ち始めるので、そこで加熱を止めます。
  3. 加熱が終わったら、火傷に注意しながら粗熱が取れるまで時間を置きましょう。
  4. さいごに食器用洗剤で洗って乾かせば完了です。

 

レモンを使った方法

臭い取りでもご紹介したレモンは、速攻性はありませんが繰り返し行うことで薄くしていくことができます。

 

【用意するもの】

✔ レモン

✔ 食器用洗剤

手順

  1. 色素沈着している部分に半分に切ったレモンを直接塗り込むか、絞ったレモン汁をたっぷりかけておきます。
  2. そのまま日光もしくは照明の光に当てます。
  3. 色素が徐々に取れてくるので、ぬるま湯でしっかりと洗い流します。
  4. さいごに食器用洗剤で洗い流しましょう。

 

クレンザーやメラミンスポンジを使った方法

汚れを削り取る効果があります。

 

ただし擦ることによって細かな傷を容器の表面に増やしてしまうので、最終手段と考えましょう。

 

【用意するもの】

✔ クレンザーやメラミンスポンジ

手順

汚れの部分をクレンザーやメラミンスポンジで擦るだけでOKです。

 

プラスチック食器についたカレーの臭いの落とし方

 

 ①重曹を使った方法

食品は主に酸性のものが多いので、臭いや汚れを中和させるにはアルカリ性の重曹が効きます。

 

重曹は本来、弱アルカリ性に属していますが、加熱をすることで強アルカリ性に変化し、臭いとりに有効です。

 

【用意するもの】

✔ 重曹

✔ 水

手順

  1. まず汚れを落としたい容器の八分目までに重曹と水を入れて溶かします。
  2. レンジで2~3分加熱します。
    (※電子レンジの機能や使用期間によって温まり方が異なるので、様子を見ながら加熱します。重曹は加熱すると一気に泡立ち吹きこぼれる危険があるので、必ず入れる量は八分目までにし目を離さないようにしましょう。加熱を止めるタイミングは、沸騰し始めたところです。)
  3. 加熱が足りない場合は10秒など、少しずつ時間を追加します。
  4. 粗熱が取れたところで、ゴム手袋を使いながら水でしっかりとすすぎます。
    (※加熱した重曹は強アルカリ性なので手肌への影響が心配なので、ゴム手袋はちゃんとしてください。)

 

②レモンや酢を使った方法

酢に含まれる成分やレモンに含まれるリモネンという成分が、脱臭する効果があります。

 

また、酢にはぬめり取りの働きもあります。同じく、クエン酸でも代用できます。

 

【用意するもの】

✔ 酢(またはレモン)

✔ 水

手順

  1. 容器に酢と水を1:2の割合で酢水を作って入れます。
  2. そのまま1時間ほどつけ置きをします。
    (※ここで注意したいのが、あまり長時間つけすぎると酢の匂いが残ってしまうので、1時間を目安にしましょう)
  3. さいごに水で綺麗にすすぎましょう。

 

お米のとぎ汁を使った方法

あく抜きや臭い取りにお米のとぎ汁はよく使われますね。

 

お米に含まれる油分が、食品の油残りによる匂いも取れやすくしてくれます。

 

とぎ始めの濃い汁を使用すると効果的です。

 

【用意するもの】

✔ お米のとぎ汁

手順

  1. お米のとぎ汁を容器に入れ、1~2時間つけ置きします。
  2. さいごに水で綺麗にすすぎましょう。

 

塩を使った方法

こちらの方法は蓋付きのタッパー等で試せます。

 

魚や肉の臭み消しとしても身近に使われる塩。塩には湿気や水分を吸着し、臭いの原因菌を殺菌する作用があります。

 

また、濃度の高い塩水でかき混ぜることで、浸透圧の関係が加わり容器の臭いが取れやすくなります。

 

【用意するもの】

✔ 塩

✔ 水

手順

  1. 容器の八分目まで水を入れ、そこに大匙3杯(容器の大きさによって調整してください)の塩を入れたら蓋をしっかりと閉めます。
  2. その状態で数分間上下左右に振ります。臭いがとれてない場合には、何度かこの作業を繰り返してみてください。
  3. 臭いがとれたら、洗剤でしっかりと洗いましょう。

 

コーヒーの使用後のガラを使った方法

コーヒーには脱臭効果があります。それを利用して簡単に臭い取りができます。

 

【用意するもの】

✔ コーヒーの使用後のガラのみ

手順

  1. 乾燥したコーヒーのガラを容器に入れてしばらく置いておきます。
  2. 臭いがとれたら洗剤で綺麗に洗ってください。

 

使用後の茶殻を乾燥たものを使った方法

緑茶に含まれるカテキンには抗菌や消臭といった効果があります。

 

また緑茶の茶殻は、靴や衣類の消臭にも活躍します。

 

【用意するもの】

✔ 使用後の茶殻を乾燥させたもの

手順

  1. 茶殻を容器に入れて、しばらく時間を置きます。
    (※天日干ししてフライパンで煎ったものだと更に効果的です)
  2. 臭いがとれたら洗剤で洗います。

     

    野菜や果物のクズを使った方法

    野菜であればキャベツの固い芯や外側の葉の部分など、果物ならミカンや柚子の皮など、普段捨ててしまう部分をつかうのが良いでしょう。

     

    【用意するもの】

    ✔ 野菜や果物のクズのみ

    手順

    1. 先に洗剤を使い容器を洗い乾燥させます。
    2. 野菜や果物のクズを入れておきます。
    3. 臭いがとれたら洗剤で洗い流します。

     

    アルコールスプレーを使った方法

    アルコールによって臭いの原因を除去してくれます。

     

    【用意するもの】

    ✔ 市販のアルコールスプレーのみ

    手順

    市販のアルコール除菌スプレー(キッチン用)などを臭いの容器にふきつけてそのまま乾かします。

     

    天日干しする方法

    紫外線には色を落とす作用があります。

     

    洗剤で洗ったあと乾燥させたものを天日干ししましょう。

     

    ただし、長時間照射しすぎると、プラスチック製品が熱で変形したり割れやすくなるデメリットがありますので、その点はご注意ください。

     

    プラスチック食器に臭いや汚れが付くのを防ぐ方法

     

    ここまで臭いや汚れを落とす方法をご紹介してきましたが、出来る事ならば臭いや汚れの沈着を未然に防ぎたいと思われていると思います。

     

    そこでここからは、臭い・汚れ沈着の防止方法をご紹介いたします。

     

    使用後はなるべく早く洗う

    色素や臭いがついたまま放置しておくと、時間の経過とともに色素沈着や臭いの定着に繋がります。

     

    ですので、できるだけ早く時間を置かずに洗うようにしましょう。

     

    そうは言っても、プラスチック容器はお弁当用であったりするものも多く、すぐにその場で洗えない場合もあります。

     

    そのようなときは、お湯と洗剤を入れて振っておいたり、キッチンペーパーなどで余分な汚れをふいておくだけでも、後処理がずいぶん楽になります。

     

    オリーブオイルを塗っておく

    色素が強い食品を入れる前に、容器にオリーブオイルを塗っておくことで、プラスチック製品の凸凹に油がはりつき、表面を保護する役割になります。

     

    ラップを敷いておく

    容器にラップを敷いておけば、直接プラスチック容器に触れないので綺麗に保てます。

     

    ただし、レンジ加熱する場合アルミホイルですと発火してしまうので、必ずラップを使用するようにしてください。

     

    まとめ

    まとめ

     

     プラスチック容器を使用する際に性質上、カレーの臭い移り、色素沈着は避けられない。

     

     汚れがついてしまった後は、特別なものを使わなくても家にあるものである程度落とす事ができる。

     

     プラスチック容器の表面を傷つけると汚れやすくなるので注意が必要。

     

     カレーなどの色素や臭いの強い食品を入れるプラスチック容器は、これ!と決めておくのが良い。多少、臭いや色味が移ってしまっていて専用の容器だと、そこまで気になりませんし、他のタッパーすべてが汚れてしまう事がなくなる。

     

     色素沈着や臭い残りがしにくい、耐熱ガラスやステンレス製の容器にカレー等は入れるようにすると良い。

     

     

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