庭に大きくそびえたつ「柿の木」。

 

処分しようと考えたものの大きくなりすぎて、または人手が足りないなどの理由で、どうやって枯らしていいのか?わからない方も多いと思います。

 

そこで今回は、庭の柿の木を切らずに枯らす方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

柿の木を手入れせずにいるとどうなる?

 

庭に柿の木があると、秋には沢山の柿の実を実らせ、私達を楽しませてくれます。

 

しかし、柿の木は普段からのこまめな手入れが必要です。

 

人手が足りず、時間もない場合、ついつい柿の木を放っておかざるを得ない状況になりますが、このままでいると様々な問題が起こります。

 

【問題①】毛虫などの虫害

柿の木には虫がつきやすく、中にはイラガなどの人を刺す毛虫がいます。

 

柿の木の下を通過しただけでも、被害に遭う場合があり、小さいお子さんがいるご家庭の方は特に心配ですね。

 

また、毛虫が沢山ついてしまうと柿の葉を食べつくしてしまい、結局は柿の実を収獲できないことがあります。

 

そうならないためにも、毛虫を駆除しなければならないのですが、毛虫の駆除の作業も一苦労です。

 

【問題②】木の生長による被害

柿の木は生命力が強く、秋に実をつけるために春になると沢山の枝を伸ばします。

 

この枝が、家屋に向かって伸びたり、隣家の敷地にまで伸びてしまうと、邪魔になったりトラブルの原因にもなります。

 

秋の収穫後、春に枝を伸ばした際にしかるべき剪定が必要なのですが、剪定作業も大変手間がかかります。

 

【問題③】実がなった時の鳥や蜂などによる被害

柿の木は秋に沢山の実をつけますが、放っておくと、様々な種類の鳥や虫が実を食べにきます。

 

鳥の糞害、またアリや蜂、毛虫などもつくので、庭を荒らす原因になります。

 

また、熟しすぎたり、鳥や毛虫が食べて落ちた柿の実は腐って地面を汚すだけでなく、腐臭などがご近所の迷惑になることもあります。

 

冬になると落ち葉が大量に出るので掃除も必要です。

 

 

以上のように手入れができないからと言って、放置しておくと様々なトラブルが起きますので、早めに対処しておきましょう!

 

柿の木を切らずに枯らす方法

 

手入れができないというだけでなく、他の樹木や植物の邪魔になってきた…など様々な理由で、柿の木を枯らす必要が出てくる場合もあります。

 

けれど、柿の木はかなり大きく、伐採するのは大変です。

 

そこで、ここからは柿の木を切らずに枯らす方法をいくつかご紹介していきます。

 

①巻き枯らし

「巻き枯らし」と呼ばれる、木を伐採せずに、木の表皮を剥いで徐々に枯らしていく方法です。

 

木は表皮から養分が流れるので、それを絶つことで枯らすことができます。

【用意するもの】

✔ チェーンソーまたはのこぎり

✔ 軍手、作業着

手順

  1. 木の根元からなるべく低い位置に、チェーンソーまたはのこぎりで切り込みを入れます。
  2. 幅30センチほど表皮を剥ぎましょう。
  3. 木の幹一周、ぐるりと表皮を剥いでいけば完了です。

巻き枯らしをする時期は、4~8月の木が水をよく吸う時期が最適です。

 

時間がかかりますが、半年~1年ほどで、徐々に気が枯れていきます。

 

大きくなってしまった場合は1年以上かかる場合もあるので、様子を見てください。

 

②薬剤で柿の木を枯らす方法

こちらは除草剤、害虫駆除剤などで木を枯らす方法を紹介します。

【用意するもの】

✔ 電動ドリル(刃はキリ型のもの)

✔ 除草剤または害虫駆除剤

✔ スポイト

✔ 粘土、ガム、ガムテープなど

✔ 軍手、作業着

手順

  1. 木の幹に電動ドリルで斜め下向きに、深さ3~5センチほどの穴を開けます。
    (※大きい木の場合は、2~3個穴を開けましょう)
  2. スポイトに除草剤または害虫駆除剤を入れます。
  3. 木の幹に開けた穴に、薬剤を流し込みましょう。
  4. 粘土またはガム、ガムテープなどで、薬剤を流し込んだ穴をふさぎます。
  5. あとは2週間~1か月ごとに、定期的に薬剤を流せば完了です。

    使用する除草剤は、ラウンドアップやサンフーロン、害虫駆除剤はスミオチン乳剤やマラソン乳剤などを使用しましょう。

     

    いずれも家にあるもので大丈夫です。

     

    除草剤の方が効き目が強いので、1~2回の薬剤の流し込みで、数か月で枯れていきます。

     

    害虫駆除剤は、周辺の植物に影響が出ないメリットがありますが、除草剤と比べると効き目が弱く、何度か薬剤の流し込みの必要があります。

     

    数か月から半年ほどかかりますが、徐々に枯れていきます。

     

    ③ロープを巻いて枯らす方法

    ロープを気に巻き付けて、木の生長の際に食い込ませ、木の表皮の養分が流れる部分を絶つことで木を枯らす方法です。

    【用意するもの】

    ✔ ポリエチレン製のロープ

    手順

    木の幹にロープをグルグルと数回巻きつけます。

    手軽な方法ではありますが、木が枯れるまでに数年かかる場合があります。

     

    あまり急がない場合は良いかもしれません。

     

    ④木の根元に塩をかける

    家に必ずある意外なものでも、木を枯らすことができます。

    【用意するもの】

    ✔ 塩 または塩化カルシウム(凍結抑制剤)

    手順

    柿の木の根元に塩または塩化カルシウムを巻きます。

    木の幹の周りに大量の塩をまくと、土の塩分濃度が上がるので、木の根元から水分を奪い、木が枯れていきます。

     

    簡単・確実な方法ではありますが、柿の木の周辺にある植物も塩分濃度が上がり、枯れていってしまう可能性があります。

     

    塩をまいた後は、周辺の植物に影響が出ないように、柿の木の幹の周りの土を耕さないようにしましょう。

     

    また、塩をまいてから数日後に、木の幹から少し離れた場所に100倍希釈の活性剤をまき、塩を肥料に変えておくと安全です。

     

    ⑤どうしても枯れない場合は業者を呼ぼう

    柿の木を枯らす様々な方法を紹介しましたが、それでもなかなか木が枯れないこともあります。

     

    そんな場合は、業者を呼んで木を伐採するのも1つの手段です。

     

    また、木を枯らした後はやはり木を伐採・処分する必要があります。

     

    人手が足りない、伐採まで手がかけられないという場合も、やはり業者を呼んで処分した方が良いかもしれません。

     

    柿の木を切らずに枯らすときの注意点

     

    柿の木を枯らすときの注意点としては、先ほども触れた通り、塩をまいて柿の木を枯らすのは確実な方法ですが、その土地自体をだめにしてしまう可能性もあります。

     

    使用の際は、周辺の植物に影響が出ないよう注意しましょう。

     

    また、ラウンドアップなどの除草剤を使う時も同様で、あまり大量に使いすぎたり、注入した除草剤が流れ出してしまうと、やはり周辺の植物の生育を妨げます。

     

    木の幹の穴に注入した後は、しっかりフタをするようにしましょう。

     

    そして、特に巻き枯らしや幹に穴を開ける作業は、チェーンソーや電動ドリルを使用するので、軍手などをしっかり付け、ケガのないようご注意ください。

     

    枯らす作業をする際は、今まで長い間庭にあった柿の木への感謝の気持ちも忘れないようにしましょう。

     

    まとめ

    まとめ

     

     柿の木を手入れできず放置しておくと、虫害や鳥害、生長しすぎて家や隣家を侵食する可能性がある。

     

     柿の木を切らずに枯らす方法は、木の表皮をはぐ「巻き枯らし」という方法がある。

     

     柿の木の幹に穴を開け、除草剤や害虫駆除剤を注入する方法も有効。

     

     ロープを木の幹に巻いて枯らす方法があるが、枯れるまでに数年かかる場合がある。

     

     塩を木の根元にまくと木が枯れるが、周辺の植物や土地に影響が出ないよう、十分注意する。

     

     柿の木への感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。