【ビニールクロスの掃除方法】壁紙の黒ずみ・カビ汚れをきれいに!!効果的な対処法を紹介!

 

日頃のお掃除では掃除機をかけたり、お掃除ワイパーなどで床掃除や棚やTVボードの拭き掃除などが主なコンテンツですよね。

 

ところが、壁紙・ビニールクロスのお掃除まではなかなか行き届かないと思います。

 

ソファや家具等が壁に接しているので、それを移動させて、、とまでは日常のお掃除では及ばない箇所でもあります。

 

しかし、一見すると汚れていないように見えるビニールクロスには、常時空気中のホコリや油汚れ、ヤニ汚れが付着していていざキレイにしようとしてもなかなか汚れを落とすのに苦労します。

 

しかも、平面上の汚れを均一に落とすにもコツがいるようです。

 

今回は、ビニールクロスのお掃除を汚れの種類別に、簡単に落とす方法をご紹介します!

 

汚れの原因『油汚れ』

 

ビニールクロスの汚れで、一番目立つのは“黒ずみ”や“茶色いシミ”だと思います。この黒ずみ汚れの主な原因は“油汚れ”です。

 

調理中に必ずといっていいほど、油は使われるので、その油が空気中に細かい粒子となって飛散し、天井や壁に付着していきます。

 

一回の調理に使われる油が大した分量でなくとも、積もり積もって手強い汚れと化していきます。

 

調理油でなくても、何気なく壁に触れてしまったときの手からの皮脂汚れも原因になったりします。

 

では、この油汚れはどのようにすればキレイに落とせるのでしょうか?

 

ビニールクロスの油汚れの落とし方

①食器用洗剤を使った方法

【用意する物】

・食器用中性洗剤

・ぞうきん2

・消しゴム(なるべく未使用のもの)

・ゴム手袋

汚れ

手順

1.濡れぞうきんに、食器用中性洗剤を数滴たらして少し揉み込みなじませ、ビニールク ロスの上から下へ拭く

2.ぞうきんをすすぎ、洗剤がビニールクロスに残留しないように水拭きをする

3.乾いたぞうきんで、水分をビニールクロスに残さないように拭き取り、乾拭きをする

4. ぞうきんで拭き取りきれなかった目立つ汚れは、消しゴムで軽くこする    

 ※消しゴムはなるべく新品を使いましょう。使用したものだと、消しゴムについた汚れが逆にビニールクロスにこびりついてしまいます。

 

②セスキ炭酸ソーダを使った方法

【用意する物】

・セスキ炭酸ソーダ

・キッチンペーパー、ぞうきん

・スプレー容器

・ゴム手袋

汚れ

手順

1.お湯500mlにセスキ炭酸ソーダを1g(小さじ1杯)をスプレー容器に入れ、よく降って溶かす

2.壁に①をまんべんなくスプレーしていき、キッチンペーパーを貼り付けていく

3.キッチンペーパーが茶色くなってきて、油汚れが浮き上がってきたら、そのキッチンペーパーで、ビニールクロスの汚れを拭き取りながら、剥がしていく

4.固く絞ったぞうきんで再度、拭き掃除をする

 

汚れの原因『カビ汚れ』

 

油汚れは落としたはずなのに、まだ黒ずみの汚れが残っているとしたら、それは“黒カビ”の可能性があります。

 

“黒カビ”は根を深く張って繁殖していく性質があるので、洗剤だけの拭き掃除ですと、表面上はキレイに見えても、根本の黒ずみまでは取りきれません。

 

カビの汚れの対処法をご説明します。

 

ビニールクロスのカビ汚れの落とし方

①塩素系漂白剤を使った方法

【用意する物】

・塩素系漂白剤

・ぞうきん2

・ゴム手袋

汚れ

手順

1.濡れぞうきんに、塩素系漂白剤を数滴たらして少し揉み込みなじませ、ビニールク ロスの上から下の方向で拭く

2.ぞうきんをすすぎ、漂白剤がビニールクロスに残留しないように水拭きをする

3.乾いたぞうきんで、水分をビニールクロスに残さないように拭き取り、乾拭きをする

※ 塩素系漂白剤でビニールクロスが変色してしまうリスクもありますので、必ず目立たない場所で、拭いてみて様子を見てからお掃除しましょう。特に色柄もののビニールクロスには注意しましょう。

また、必ずゴム手袋をして、窓を開けて換気をしながら作業をしましょう。

 

②酢&重曹を使った方法

 

ビニールクロスの色落ちが心配だったり、塩素系漂白剤をお使いになることに抵抗があるのでしたら、次にご紹介する方法をお試し下さい。

【用意する物】

・酢

・重曹水(100mlに対し重曹を小さじ1杯の割合)

・スプレー容器

・ゴム手袋

汚れ

手順

1.濡れぞうきんに、酢をつけてビニールクロスのカビ汚れを拭く

2.スプレー容器に入れた重曹水を壁に吹きかけ、乾いたぞうきんで乾拭きする。

※ 酢の殺菌効果で、カビを根本から死滅することができ、更に重曹はカビの好む様々な汚れを分解するので、ビニールクロスをカビから保護する作用があります。

 

クレヨンや水性ボールペンなどの部分汚れの落とし方

 

ご家庭に小さいお子さんがいたりすると、壁にクレヨンでいたずら書きをしたり、大人でもカレンダーに書き込みしようとして、ボールペンなどで汚れを付けてしまうこともありますよね。

 

このようはクレヨンや水性ボールペン等の部分汚れの落とし方をご説明します。

【用意する物】

・ガラス拭き用クリーナー

・綿棒

・きれいなぞうきん

汚れ

手順

1.汚れのある箇所に、ガラス拭き用クリーナーを直接スプレーする

2.しばらくおいてから、きれいなぞうきんで、汚れを広げないように細かくふいていく

3.凹凸のあるタイプのビニールクロスは、スプレーしたところを綿棒で細かくこすると、溝の深くまでキレイにできます

 

たばこのヤニ汚れの落とし方

 

ご家庭にたばこを吸う方がいたら、たばこのヤニもビニールクロスの汚れの原因となります。

 

ヤニ汚れは油性のタールが主な成分です。そのタールを分解するのにアルカリ性の溶剤が効果的です。

次の方法でお掃除しましょう!

【用意する物】

・セスキ炭酸ソーダ水(作り方は油汚れの落とし方-2を参照)

・ぞうきん

・スプレー容器

・ゴム手袋

汚れ

手順

1.セスキ炭酸ソーダ水をスプレー容器に入れ、ヤニ汚れの箇所に吹きかける

2.乾いたぞうきんで拭き掃除をする

 

まとめ

・ビニールクロスの油汚れには、食器用中性洗剤かセスキ炭酸ソーダ水がおススメです。

・カビ汚れのお掃除には、塩素系漂白剤が効果抜群。酢と重曹水でもキレイになります。

・クレヨンの落書き跡や、水性ボールペンにはガラス拭き用クリーナーで落とせます。

・黄ばんだヤニ汚れには、セスキ炭酸ソーダ水でお掃除しましょう

・どのお掃除の方法でも、洗剤や溶剤が床に流れ落ちてしまうので、必ず新聞紙やビニールなどで養生しましょう。