洗濯機が壊れたらどうやって洗濯したらいいのでしょうか?
今の洗濯機には、手洗いコースなど便利な機能がたくさんついていますよね。
ボタン一つでいろいろな洗い方ができる…そんな洗濯機はとっても便利。もうなくてはならない存在といっても過言ではないでしょう。
あって当たり前の存在。だから、いざ壊れた時の対処法を考えておくことが必要です。
今回は、洗濯機が壊れたときの、いざという時の手洗い方法と脱水方法をご紹介します。
手洗いする前の確認事項
衣類を洗濯するときは、まず最初に衣類に付いている「洗濯表示」で各衣類の洗濯方法を確認しましょう。
その衣類はどのような洗濯方法が推奨されているのか、また、どのような洗濯方法が適していないのか…それを示すのが洗濯表示です。
ちゃんと確認しないと、洗濯後の衣類がダメになってしまうので、きちんと確認しましょう。
主な洗濯表示
✔ 洗濯機マーク
洗濯機で洗うことができます(水洗いができるということ)
✔ 桶マーク
桶マークに40という表記であれば、使えるお湯の温度40度まで
桶マークに30であれば、使えるお湯の温度30度まで
という条件下で手洗いすることがきます(手洗い専用洗剤での洗濯推奨)
✔ 桶マークに×
水洗い不可です(水を使ってはいけません)
水洗い不可のものは、絶対水洗いしてはいけません。
水を通すと型崩れなどの原因となるので、クリーニング屋さんにてドライクリーニングをしてもらいましょう。
普通コースで洗っている衣類の手洗い方法
洗濯機の通常コースで洗っている衣類の洗濯方法をご紹介します。
まずは、よりキレイに仕上げるためにも汚れの酷い箇所がある場合は、事前にその部分だけ揉み洗いしておきましょう。
揉み洗いには固形洗剤が適していますが、普段使っている液体洗剤や粉洗剤などなどでもキレイに落とすことができます。
【用意する物】
・普段使っている洗濯洗剤
※溶けやすいので、粉洗剤よりも液体洗剤をオススメします
・柔軟剤(必要なければ、なしでも可 )
・40℃前後のお湯
・洗い桶(洗濯物の量に適したもの)
※適当な洗濯な大きさの桶がなければ、洗面台やバスタブでも可能です
汚れ
手順
1.洗濯物を洗い桶(洗面台やバスタブetc…)に入れ、洗濯物が浸るくらいのお湯(約40℃)を入れましょう。
2.洗濯洗剤を入れます。※お湯にしっかり溶かしてください※
3.洗濯洗剤の入ったお湯の中にしっかり洗濯物を沈ませたら、そのまま約5分放置して洗濯物全体に洗濯洗剤の入ったお湯がいきわたるようにします。
4.放置後、押し洗いをしましょう。
洗濯桶や洗面台をしているならば「手」で。バスタブを使用するのであれば「足」で。軽く押したり踏んだりしながら揉み洗いしていきます。
※汚れ具合によっては、黒い水が出てきますが、衣類が痛んでしまうのであまり強い力でいつまでも押し洗いしないようにしましょう。
5.ある程度のもみ洗いができたら、排水します。
※あまり神経質になる必要はありませんが、しっかり排水するようにしましょう
6.排水後、今度はすすぎのためのお湯(お湯の温度は40℃)を溜めます。
7.すすぎます。
※すすぎなので、洗うというよりも軽く押して洗剤を落としてください
8.排水後、再びお湯を溜めてすすぎます。
必要であれば、ここで柔軟剤を入れます(生地全体にいきわたるように溶かし入れてください)。
※柔軟剤の効果は生地に残ってこそ発揮されますので、完全にすすぎ落さないようにしましょう※
9.さいごに排水して終了です。
すすぎ作業は2、3回程で大丈夫ですが、洗濯洗剤の残りがないか確認しながら行ってください。
すすぎの段階でも汚れが落ちますので、最初の押し洗いに力を入れすぎなくても大丈夫です。
手洗いコースで洗っている衣類の手洗い方法
次は、手洗いコースの洗濯です。
手洗いが推奨されている衣類は、デリケートな素材でできているものが多いので、弱めの力で優しく洗っていきましょう。
【用意する物】
・手洗い専用洗剤
・お湯(洗濯表示に記載されている温度)
・洗い桶(洗濯物の量に適したもの)
※適当な洗濯桶がなければ、洗面台やバスタブでも可能です
汚れ
手順
1.洗濯物を洗い桶(洗面台やバスタブetc…)に入れ、洗濯物が浸るくらいのお湯(洗濯表示に記載されている温度)を入れましょう。
2.洗濯洗剤を入れます。
※洗剤は、必ず手洗い専用洗剤を使い、お湯にしっかり溶かしてください
3.洗濯洗剤の入ったお湯の中にしっかり洗濯物を浸したら、軽く(本当に軽く)上から2、3度押して(汚れを押し出すようなイメージで押しますが、強く押してはいけません)、5分ほど放置します。
4.放置後、排水。その後すすぎ洗い。排水します。
洗い桶にお湯を溜めて、もう一度軽く上から2,3度押しましょう。
5.すすぎと排水をもう2度程繰り返したら終了です。
※洗剤が残っていないか確認しながらすすぎと排水を行ってください
柔軟剤が必要であれば、上記同様に最後の排水前に入れてください。
すすぎ作業は2回程がオススメ。ただ、上記同様に洗濯洗剤の残りが心配されますので、確認しながら行うようにしましょう。
柔軟剤はお好みで入れよう
柔軟剤は、洗濯洗剤のように必ず入れなくてはいけないというような洗剤ではありません。
仕上がりが良くなる(柔らかくする)というだけのものなので、洗濯洗剤だけで仕上がりに問題なければ、入れなくても大丈夫です。
自分の好みで入れましょう。
脱水機を使わない脱水方法
さて、最後は洗濯後の総仕上げ…脱水です。
普通コース、手洗いコース共に最後の排水が終わったら、ようやく脱水して洗濯終了になります。
脱水は、雑巾のように手で強くギュッと絞る方法もありますが、それだと洗濯物の生地が傷んだり型崩れしたりする恐れがあります。
ここでは、それ以外の方法をご紹介します。
【用意する物】
・大きめの乾いたバスタオル(普通のタオルでも可)
汚れ
手順
1.最後のすすぎの後、衣類を軽く(強くしないように)ギュッと雑巾絞りします。
2.乾いたタオルを用意しましょう。
できれば、大きめで厚地のバスタオルを用意してください
3.タオルを開いて置き、その上に濡れた洗濯物(1枚)を開いて置きます。
床の上など、平らな場所で行いましょう
4.上に置いた洗濯物と一緒にタオルを端っこからクルクルと強めの力で丸めてください(海苔巻きを作るようなイメージで)。
乾いたタオルに、濡れた洗濯物の水分を吸わせて脱水します
5.ちょっとギュッと雑巾しぼりしたら、脱水終了です。
タオルはスグにビチョビチョになってしまうので、あれば、数枚用意した方が脱水しやすいです。
まとめ
・洗濯前は、必ず衣類に付いている洗濯表示を確認しよう。
・洗濯機の普通コースで洗っている衣類の洗濯方法。
・洗濯機の手洗いコースで洗っている衣類の洗濯方法。
・柔軟剤は入れても入れなくてもよい。
・バスタオルを使用すると上手に脱水できる。
洗濯機があって当たり前のような生活になっている人も多いのではないでしょうか?
もし、洗濯機が壊れたら…なんてあまり考えたこともないかもしれませんが、その時がきても慌てないようにしておきたいものですね。洗濯は最後の脱水まで気を抜かずにしましょう。
しっかり脱水しないことには、乾きが遅くなるだけでなく、乾くなる前に菌が繁殖して衣類が臭くなってしまいますよ。