【伸びたゴムを縮める方法】簡単!!輪ゴムやヘアゴムなどおすすめの方法を紹介!

 

お気に入りのヘアゴムやカラーの輪ゴム。

 

しかし、ゴムの宿命というべきものでしょうか、使い込んでいったん伸びてしまうと戻らなくなってしまいます。

 

 

「お気に入りだから、捨てるには惜しい!」どうにか元に戻る方法はないのかと悩みますよね。

 

そこで今回は、輪ゴムやヘアゴムなどの伸びたゴムを縮める方法についてご紹介していきます。

 

輪ゴムだけでなく、私達の日常生活に欠かせないゴムを使った靴下やトレーナーが伸びた場合の対処法にも触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

伸びてしまったゴムを縮めるには「熱」が効果的!

 

ゴムの原料は、「ポリイソプレン」という天然ゴムです。

  • 輪ゴム・・・天然ゴムに「加硫法」と呼ばれる方法を用いて、硫黄などが添加されて弾力を持たせて作られている。
  • ヘアゴム・・・ゴムに糸などを特殊に編み込み加工して作られている。

しかし、天然ゴムは高熱に弱く、熱を加えると溶解し、また紫外線や大気中の微生物によって生分解されて溶解する特徴があります。

 

また、ゴムは1度でも使用すると組織がこわされて摩耗が始まります。そのため、長く使用していると、大切に扱っていたとしてもどうしても伸びてしまいます。

 

そこで伸びたゴムを縮めるには、ゴムの分子の特質である「ミクロブラウン運動」を利用するのがおすすめです。

 

ミクロブラウン運動

  • 温度を上げると縮み、弾性が強くなる
  • 温度を下げると伸びて、弾性が弱くなる

 

伸びてしまったゴムを縮めるには、一時的にゴムに熱を加えることがポイントです。

 

伸びたゴムを縮める方法【輪ゴムやヘアゴムの場合】

「ac 写真 輪ゴム」の画像検索結果

 

それでは、ここで輪ゴムやヘアゴムを縮める方法をご紹介します。

 

①熱湯をかけて縮める方法

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こちらは、熱湯をかけてゴムを縮める方法です。

 

これだけで伸びていたゴムがあっという間に縮まるのがわかります。

 

熱湯をかける際やゴムをふいて乾かす時は、くれぐれも火傷にご注意ください。

【用意するもの】

✔ 熱湯

✔ ボウルや器など、ゴムを入れる容器

✔ 布巾またはタオル

手順

  1. ボウルや器などに伸びた輪ゴムを入れて、熱湯をかけます。
  2. ゴムが縮んだらすぐに熱湯を捨て、布巾またはタオルでゴムをふいて乾かしましょう。

 

②ドライヤーの熱で縮める方法

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飾りのついたヘアゴムなどでお湯をかけるのが難しい素材のものは、ゴム部分のみをドライヤーで温める方法があります。

【用意するもの】

✔ ドライヤー

手順

伸びたゴム部分に、ドライヤーの熱をまんべんなくあてましょう。

あまり長くあてすぎるとゴムが劣化していくので、様子を見ながら行ってください。

 

また、ゴムを持ちながらドライヤーをあてるので、手指が火傷しないようにご注意くださいね。

 

伸びたゴムを縮める方法【ゴムパッキンの場合】

「ac 写真 パッキン」の画像検索結果

 

私達が日常生活の中で便利に活用している、お弁当箱やボトルマグ、調理器具、台所の排水溝などなど…。

 

これらに使用している「ゴムパッキン」が伸びてしまって、困ったことはありませんか?

 

新品のゴムパッキンの取り寄せに時間がかかるものや、もう製造中止になっていて取り寄せ不可だったりするものもありますよね。

 

ゴムパッキンもゴムの仲間ですので、先ほどご紹介した熱を加える縮め方が応用できます。

【用意するもの】

✔ 熱湯

✔ 氷水(縮みすぎていた場合)

✔ ボウルなどの容器

✔ 布巾またはタオル

手順

  1. ボウルにゴムパッキンを入れ、熱湯をかけます。
  2. ゴムパッキンが縮んだら、すぐに熱湯を捨てます。
  3. 布巾またはタオルでゴムパッキンをふきます。
  4. ゴムパッキンが使われている製品に、ゴムパッキンをセットしてサイズを確認します。
  5. もし縮みすぎていた場合は、ボウルに氷水を入れ、ゴムパッキンをつけて様子を見ながら伸ばしましょう。

熱湯をかけてゴムパッキンが縮みすぎてしまった場合は、「冷やすと伸びる」というゴムのミクロブラウン運動を利用して、氷水で伸ばします。

 

これで、もう寿命と思っていたゴムパッキンが、よみがえる可能があります。

 

伸びたゴムを縮める方法【靴下やトレーナー・パーカー袖口の場合】

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伸びた輪ゴムやヘアゴム、ゴムパッキンを縮める方法がありましたが、靴下やトレーナーやパーカーの袖口のゴムについてはどうでしょうか?

 

伸びきってしまった靴下のゴムは、熱湯をかけても縮みません。

 

しかし、靴下のゴムやトレーナー・パーカーの袖口を修繕して使う方法があります。

 

「ゴムカタン」と呼ばれる、細いゴム糸を用意し、ミシンや手縫い用糸に通しゴムが通ってある内側の布部分をぐるりと23回縫い付ければ完了です。

 

強度のある新しいゴムで補強する形になりますね。

 

ゴムが伸びきってしまっても、こまめに修繕すれば、お気に入りの靴下やトレーナー・パーカーを長く着用することができます。

 

どうしても伸びたゴムが縮まらない場合は、無理をしない

 

伸びたゴムを縮める方法をご紹介しましたが、ゴムの使用状況によっては、試してもどうしても伸びたゴムが縮まらない場合があります。

 

最初に触れたように何度も使用すると、ゴムは摩耗して劣化してしまいます。

 

あまり何度も熱をかけてゴムを縮めようとすると、溶解したり切れたりしてしまう可能性があります。

 

ゴムが縮まらない場合は、そのゴムの寿命と考えてください。

 

飾り付きのヘアゴムの場合は、ゴムを替えるのが可能であれば取り替え、輪ゴムは新しい物を使用するようにしましょう。

 

まとめ

まとめ

 

 ゴムの成分は天然ゴムのポリイソプレン。

 

 ゴムは天然成分のため、長期間使用すると劣化する。

 

 熱に弱く、紫外線・空気中の微生物などによって、溶解(溶けたり、切れたり)する。

 

 また、熱を加えると縮み、冷やすと伸びるという性質がある(ミクロブラウン運動)。

 

 伸びたゴムを縮めるには、熱湯をかける。

 

 伸びたゴムを熱湯をかけるのが難しい場合は、ドライヤーの熱をあてると少しずつ縮んでいく。

 

 お弁当箱などのゴムパッキンも、熱湯をかける方法などで縮めることができる。

 

 伸びた靴下のゴム・トレーナー・パーカーの袖口などは、ゴムカタン(細いゴム糸)で補強する。

 

 熱を加えてもゴムが縮まらない場合は、無理をしない。