誕生日パーティーなどのイベントで多く使われ、場を大きく盛り上げるための必須アイテムである「クラッカー」。
クラッカーは余ってしまうとほかに使い道も思いつかないため、自宅に放置しがちなアイテムでもあります。
そのため、ちょっとした掃除の時未使用品が出てきたけど、処分方法がわからないという方も多いのではないでしょうか?
大掃除してるんだけど、大量のクラッカーの捨て方がわからない‥一人で全部パンパンするのは嫌だな‥
— hide (@empty_Ba_hide) January 7, 2017
クラッカーの捨て方わからないww
あれってパーンってやってから捨てなきゃだめなのかな。— 使いません😶✋🏾 (@uver_yuisan) March 24, 2014
そこで今回は、簡単&安全にできる未使用クラッカーの捨て方(処分方法)をご紹介します。
目次
クラッカーは危険物扱い!捨て方には注意が必要
(発火の瞬間 出典:Wikipedia)
クラッカーの中身はひき糸と紙片、少量の火薬、飾り、受圧板でできています。
クラッカーを使用した時の大きな音は火薬が爆発する音。そして、爆発により発生した爆風の圧力で飾りが飛び出る仕組みとなっています。
(※受圧板は爆風の衝撃を受け止める役割を持っています)
このように多くのクラッカーは火薬を使用しています。
そのため、花火などと同じく危険物扱いになるので未使用でなにも処置をしないままゴミに出すことはできません。
また、火薬を使用していないクラッカーでもそのままゴミに出すと音が出てしまったり、ガスを使用したものであれば、引火の可能性がありますので、なるべく下記の処分方法を行うのが好ましいです。
未使用クラッカーの正しい処分方法
未使用のクラッカーをゴミに出す場合には、以下の2種類の方法があります。
- クラッカーを使用してからゴミに出す方法
- 水に濡らして捨てる方法
未使用のクラッカーのゴミの分別は、多くの場合は可燃ゴミですが、市町村によって異なりますので必ず捨てる前に確認しましょう。
それではそれぞれの処分方法について詳しく解説していきます。
①クラッカーを使用してからゴミに出す方法
クラッカーは内部の火薬を使用して、使用済み状態にすれば可燃ゴミとしてゴミに出すことができます。
そのため、少ない個数であれば使用済み状態にしてゴミに出すのが一番簡単な処分方法です。
特にガス式のクラッカーやバズーカクラッカーは火薬を使用していないものの、引火の可能性があるものもありますので、使用してガスを抜いてから捨てるのがおすすめです。
しかし、住んでいる場所や時間帯によってはご近所迷惑になりますし、気がすすまないという方も多いと思います。
以下ではそんな場合のため、クラッカーの音を少なくする使用方法をご紹介します。
【用意するもの】
✔ 布巾やハンドタオルなど
✔ 処分したいクラッカー
手順
- テーブルや机にタオルを敷きます。
- クラッカーの先端をしっかりとタオルに押し当てます。
- クラッカーのひき糸を引いて、音がなったらゴミ袋に入れて廃棄しましょう。
この方法を行うことでクラッカーの音を少なくさせることができ、部屋が散らかることもないのでおすすめです。
ただし、大きなクラッカーだとその分、音や衝撃も大きくなりますので、この方法はあまりおすすめできません。バズーカ式のクラッカーなど大きなものは近所迷惑にならない時間帯に使用してしまいましょう。
②水に濡らして捨てる方法
未使用の花火などもこの方法で捨てることができます。
火薬は湿らせること使用できなくなりますので、大量のクラッカーや大きなクラッカーをまとめて処分したい場合はこちらの方法がおすすめです。
また、購入してから数年経ったものでも火薬は残っていますので、処分する時は濡らして捨てましょう。
【用意するもの】
✔ バケツ
✔ 水
✔ 処分したいクラッカー
手順
- バケツにクラッカーが浸るまで水を入れます。
- バケツにクラッカーを入れて一晩放置します。
- クラッカーをゴミ袋に入れて廃棄しましょう。
クラッカーを水につける時間は一晩と記載していますが、火薬が十分に湿って使用できない状態になっている場合、一晩よりも短い時間でも大丈夫です。
また、クラッカーの水が滴るのが心配であれば新聞紙やいらない布などで包んでからゴミ袋に入れると良いでしょう。
作業を行う上での注意点
クラッカーは安全性にも配慮されて製造されているので、処分する過程では特になにかに注意する点はありません。
ただし、室内でクラッカーを鳴らして処分する場合は火薬の臭いが少なからずあるので、室内に臭いがつかないように換気をしながら行うのがおすすめです。
また、クラッカーは耳元で鳴らすと鼓膜が破れることがあり大変危険ですので、顔の近くでクラッカーを鳴らさないように注意しましょう。
水で濡らしてから捨てる場合は、水に火薬の成分が溶け出るので肌が弱い場合は手袋をし、素手で作業する場合は作業後よく手を洗いましょう。
未使用クラッカーの捨てる以外の処分方法
未使用のクラッカーはメルカリやジモティーなどでも取引されています。
そのため、ただ捨てるのは忍びないという方はこれらのフリマアプリを使用して処分してみてはいかがでしょうか?
ただし、未使用のクラッカーを送る場合には配送方法に注意しなければいけません。
クラッカーは少しの衝撃でも火薬が摩擦で爆発してしまう可能性があり、取引先に着いた頃には使用済みになってしまっているという場合もあります。
これが起きてしまうと取引先とのトラブルになってしまうので注意しましょう。
【CHECK!!】
未使用のクラッカーは梱包材を多めに巻きつけて小さな箱に入れて宅配業者に配送を依頼するのがおすすめです。小さいからといって定形外郵便で送ってしまうと輸送中や配達中に使用済みになってしまうことがあるので使わない方が良いでしょう。
また、未使用のクラッカーをリサイクルショップで引き取ってもらおうと考える人も多いと思いますが、大手のリサイクルショップでは危険物に分類される花火やクラッカーの買い取りは行っていないので、持ち込んでも引き取ってもらえない場合が多いです。
未使用クラッカーをすぐに処分したい場合は、ゴミとして廃棄するのがおすすめです。
まとめ
まとめ
✔ クラッカーは火薬を使用しているものが多い。
✔ 未使用品をそのまま捨てることはできない。
✔ 使用済みにすればそのまま捨てられる。
✔ 大きなクラッカーやガス式のクラッカーは使用済みにして捨てるのがおすすめ。
✔ 大量に処分する場合は水で濡らして捨てるのがおすすめ。
✔ 使用済みにして捨てる場合は換気する。
✔ クラッカーは耳元で鳴らすと鼓膜が破れる危険性がある。
✔ フリマアプリで処分することができる。
✔ クラッカーはリサイクルショップで引き取ってもらえない可能性がある。