週末にちょっと使う、冬の間しまっておくー使おうと思ったら、グローブにカビが生えてしまっていた、というのはとてもよくあることです。

 

革のグローブはカビがとても生えやすい製品なのです。

 

とはいえ、決して安いものではないグローブ、可能であれば買い替えずにすませたいものですよね。

 

カビの落とし方

 

カビには根があります。革の内部に根が入り込んでしまうと、表面だけカビをとっても革の奥からすぐカビが発生してしまいます。

 

革の内部に根が入り込んでいない状態のうちに対策することが大事です。

 

根が革内部に入り込んでいるようであれば、クリーニング店など専門店での相談をオススメします。

 

この記事では、根が革に入り込んでいない状態の場合の対処方法をご紹介します。

 

乾拭きまたは水拭き

ブラシやタオルでほこりや汚れを払い落とします。その後、乾いたタオルまたは、水を固く絞ったタオルで拭いていく方法です。ちょっとしたカビならこれで落ちます。

 

グローブの繊維が縦方向に入っているので、指先の方から手前に向かってタオルを縦方向にこすります。

 

陰干しして乾燥させます。

 

革用クリーム(なければハンドクリームでも代用できます)を薄くのばしてグローブ全体に広げます。

 

余分なクリームを乾拭きでふき取ります。

 

消毒用エタノールを使う方法

拭いただけでは落ちないカビを落とすには、消毒用エタノールを使います。

 

濃度の高い無水エタノールでは、カビの殺菌ができないので、消毒用エタノールを使います。

(無水エタノールに殺菌効果がない理由は、細胞膜の浸透効果が低くかつ揮発性が非常に高いためです。)

汚れの取り

汚れの落とし方

❶ タオルかスポンジに消毒用アルコールを含ませ、グローブの目立たないところで試し塗りしてください。

色落ちする場合があります。

❷ 試し塗りで大丈夫であれば、消毒用アルコールをタオルかスポンジに含ませ、乾拭きと同じ手順でグローブに対して縦方向にふき取っていきます。

❸ グローブのカビを取り除いたら、陰干しして乾燥させます。

❹ 革用クリーム(なければハンドクリーム)を薄くのばしてグローブ全体に広げます。

❺ 余分なクリームを乾拭きでふき取ります。

 

グローブの中の匂いの取り方

 

グローブの中の匂いは主に汗です。まずグローブ内の汗を取り除きます。

汚れの取り

においの取り方

❶ 綿手を用意して、手につけます。

❷ 水に濡らして石鹸を付けて、手にはめた綿手を泡立てます。

❸ グローブの中で綿手をはめた手でグローブ内部の汚れをこすり除きます。

❹ 綿手をすすぐか新しい綿手を水で硬く絞り、内部の石鹸を綺麗に取り除きます。

❺ 内部を乾燥させるために新聞紙を指の形に丸めて、中に入れます。手の平の部分はタオルを詰めましょう。

❻ 風通しの良い場所で陰干しして指の内部の水気を取り除きます。

 

匂いとりに重曹を活用

 

汗をふきとっても、使用すればまた匂いもついてしまいます。

 

汗防止の手袋をはめてこまめに交換すると汗の匂いを防ぐことができます。

 

また使っていない保管時のグローブに重曹をいれておくと匂いを防ぐことができますので、ご紹介します。

汚れの取り

汚れの落とし方

❶ 重曹を粉の状態でストッキングや使い古した靴下など袋状の布製品などに入れて、こぼれないように口を閉じます。グローブの中にさっと入れることが出来る量とサイズにしてください。

❷ グローブの手をはめる部分に重曹の入った袋を軽く入れます(指先までねじ込む必要はありません)。

 

重曹が汗の匂いを中和と吸着で取り除く働きをしてくれます。

なおセスキ炭酸ソーダでなくて重曹をオススメするのは、重曹に吸水効果もあるため、グローブ内部の湿気を取り除いてくれます。

 

最終手段で水洗い

 

買い替えるのも覚悟であれば、クリーニングより安く水洗いする革専用の洗剤がありますので、手順に従って革専用洗剤で丸洗いしてみるのも一つの方法です。

 

革専用洗剤の指示どおり、手洗いしてみてください。

 

普段のお手入れ方法

 

グローブは革製品ですので、こまめなお手入れが、カビの発生や匂いを防ぐことにつながります。

 

使った後のお手入れで、カビや匂いを防ぎましょう。

汚れの取り

お手入れ方法

汚れを落とす

ブラシやタオルで大まかな汚れを払い落とします

乾拭きをします

タオルはグローブに対して縦方向になるように拭いていきます

どうしても落ちない汚れをローションで取る

ローションを直接グローブに付けず、タオルなどに少量とって、そのタオルで汚れている部分にローションを薄くのばします。浮いてきた汚れをふき取ります。

仕上げにもう一度乾拭きをします。

風通しの良い場所に指先を下にして立てておきます。

親指と小指部分が下になるようにアーチ状に置きます。手の甲の部分を下にしてグローブを置くのはやめましょう。型崩れの原因になります。

 

重曹を入れた消臭袋をグローブに中にちょっとはさんで置いておけば消臭効果ありますので日常のお手入れにも活用してみてください。

 

オイルの塗り方について

 

オイルの塗りすぎは、グローブが重くなります。毎回オイルを塗ると塗りすぎになります。

 

購入したてから手になじむまでは一週間に一回。

 

その後は10日~2週間に一回ぐらいを目安にオイルで手入れします。

 

オイルはタオルやスポンジにとって、グローブに薄くのばしていきます。

 

グローブに対して縦方向にタオルを移動させていきます。

 

乾拭きして仕上げます。

 

まとめ

✔ グローブに生えたカビは乾拭きまたは硬く絞ったタオルで水拭きしてみましょう。

落ちない場合、消毒用エタノールを使って、カビを取り除きましょう。

 

✔ グローブの中の汚れは、綿手を手にはめた状態で石鹸を泡立て、その綿手の状態でグローブの内部の汚れを落としましょう。新しい綿手または石鹸をすすいだ綿手をかたく絞って、手にはめてグローブ内部に残った石鹸を取り除きます。

指先には新聞紙をつめて陰干しをして乾燥させます。

 

✔ 買い替える覚悟であれば、革専用洗剤で丸洗いしてみる方法もあります。

 

✔ 普段からこまめにお手入れすると、カビや匂いを防げます。重曹を詰めた袋で消臭するのもオススメです。

 

✔ 普段のお手入れで気を付けたいのはオイルの塗りすぎです。使い込んだグローブなら102週間に一回を目安にオイルでのお手入れをしてください。