
お料理をするときに使用する「ガラス製の鍋蓋」。
煮物をしたり、蒸したりする際中身が確認しやすく便利ですよね。
そんな便利な鍋蓋ですが、使用後にはお手入れをしているはずなのに気が付けば・・・
- ガラスの透明度が減っている。
- ベタベタしている。
- 溝に油がたまっている。
なんてことはないでしょうか?
焼いています
蓋のガラス面が汚いです pic.twitter.com/VEJZ5AjxRJ— 🐹甘酒もる/mol🥞 (@a3zk_M0L) November 14, 2018
我が家にはガラス製の鍋の蓋がふたつある。(洒落ではない)
調理の度に洗うけど、ガラスの部分と外周のステンレスの隙間に入り込んだ汚れがなかなか取れない・・・😭
そこで・・・続く・・・ pic.twitter.com/NnXgnS1URZ
— HAL9000 (@HAL90001124) July 18, 2019
この汚れは、普通に洗っただけではなかなか取れませんよね。
そのまま放置しておくと見た目が汚いのはもちろん、錆の原因にもなります。
そこで今回は、『ガラスの鍋蓋の汚れの落とし方』をご紹介していきます。
困った際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ガラスの鍋蓋にはたくさんの汚れが混在している!
ガラス蓋は直接料理に触れるわけではありませんが、煮物をしているときに煮汁が吹き出したり油が飛び散ったりしてたくさんの汚れが付着しています。
綺麗に洗わないまま使用していると・・・
- 調味料
- 灰汁
- 油
- 水のカルキ
- 食品のカス
などたくさんの汚れが蓄積していき、汚れが落としにくくなっていきます。
その汚れの中でも一番目立つのが「油汚れ」になります。
このとても不快な油のギトギトした汚れを落とす方法を中心にご紹介していきます。
ガラスの鍋蓋の汚れの落とし方
①お湯につける方法
油汚れは、熱を加えることで軟らかくなる性質があります。
ガラスの鍋蓋ごと、御湯につけこむことで、汚れを綺麗に落とすことができるようになるでしょう。
【用意するもの】
✔ 容器
✔ お湯
✔ 洗剤
手順
- 容器にお湯を入れます。(※熱湯はガラスが割れる恐れがあるため、NG。)
- お湯の入った容器に汚れのついたガラスの鍋蓋をつけ、1時間ほど待ちます。
- その後、通常通り食器用洗剤で洗いましょう。
普通に洗うだけできれいに汚れを落とすことができます。
軽い油汚れの場合はこの方法で綺麗になるでしょう。
鍋蓋煮沸洗浄中。固まった油汚れがこれで落ちてくれるといいな。 pic.twitter.com/mj1A27j6Vt
— yoh2 (@yoh2_sdj) November 4, 2017
②粉せっけんで洗う方法
粉せっけんは洗浄力が高く、自然や体にも優しいので安心して使用することができます。
粉せっけんと粉末合成洗剤を間違えないようにしましょう。
【用意するもの】
✔ 粉せっけん1カップ
✔ 熱湯1リットル
手順
- 市販されている粉せっけんを熱湯1lに対し1カップ溶かします。
- お湯が冷めるまで放置するとペースト状の石鹸液が完成します。
- 出来上がった石鹸液を汚れに塗り込み1時間ほど放置したあとスポンジでこすり洗いすると綺麗に油汚れが落とせます。
③重曹で洗う方法
重曹はアルカリ性なので酸性の油汚れを中和させ、汚れを落としやすくしてくれます。
料理にもよく使用する重曹は体にも優しい成分なので調理器具の洗浄に使用するのも安心です。
【用意するもの】
✔ 重曹
✔ 水
✔ スポンジ
✔ スプレー容器
まずは軽度な汚れに対する手順をご紹介します。
手順(軽度の汚れの場合)
- 水100mlに小さじ1杯の重曹を入れ溶かします。
- スプレーの容器に重曹スプレーを入れ、汚れにスプレーして10分程度放置します。
- 油汚れが浮き上がってくるので軽くスポンジで洗うと汚れを落とすことができます。
長期に渡り蓄積した油汚れはスプレーだけではなかなか落とせませんので、以下の方法をお試しください。
手順(重度の汚れの場合)
- 重曹に水を少しずつ混ぜて重曹をペースト状にします。
- ペースト状になった重曹を汚れに直接塗り込んで10分ほど放置します。
- 浮き上がった汚れをスポンジでこすり洗いをすることで汚れが落ちやすくなります。
- それでも汚れが取れないような頑固な油汚れには重曹ペーストを塗り込んだあと、ラップでカバーし、1時間ほど放置した後にスポンジでこすり洗いすると良いでしょう。
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④セスキ炭酸ソーダで洗う方法
セスキ炭酸ソーダは強アルカリ性で重曹よりもさらに効果が期待できます。
【用意するもの】
✔ セスキ炭酸ソーダ
✔ 水
✔ スプレー容器
手順
使用方法は重曹と同じで、スプレーしたりペーストにしたりして使用することができます。
⑤メラミンスポンジを使用する方法
メラミンスポンジは硬くて細かな編み目が汚れに絡みつき、汚れを落とします。
汚れを消しゴムで消すような感じのスポンジで、油汚れや水垢にも効果的です。
メラミンスポンジを使用する際、洗剤は不要です。
水で軽く濡らしてこするだけで使用できます。
⑥アクリルたわしを使用する方法
アクリルたわしは、100%アクリル毛糸で編んだたわしです。
毛糸の細かい繊維がミクロレベルの細かな汚れも落としてくれます。
くすんだガラスもアクリルたわしで磨くことで輝きが戻ってきます。
洗剤なしでも軽い汚れなら落とすことができますが、ギトギトした油汚れは洗剤である程度洗った後に使用すると効果的です。
毛糸からできているやわらかな素材なので、ガラスを傷つけてしまう心配もありません。
ガラスの鍋蓋の汚れを落とす際の注意点
①ガラスに熱湯はNG!
油汚れを落とす際、冷たい水で洗うより、温度の高いお湯で洗うほうが汚れを落としやすくなります。
しかし、急激な温度変化でガラスが破損してしまう危険性があります。
そのため、冷えているガラス蓋に熱湯をかけることは絶対に避けましょう。
熱いお湯につける場合はガラス蓋を少しずつ温めながらお湯の温度をあげるようにしましょう。
②ガラスを洗うときは「優しくこする」
なかなか油汚れが取れないからと強くこすり洗いをしてしまうと、ガラスを傷付けてしまう原因にもなります。
取れにくい汚れも少し時間をかけて根気強く、優しく洗うといいでしょう。
油汚れの蓄積具合に合わせて重曹、セスキ炭酸ソーダ、粉石鹸を使い分けて使用すると良いでしょう。
③油汚れは放置しない
油汚れは放置すればするほど汚れが取れにくくなります。
汚れがこびりついたら洗うのではなく、日ごろからこまめにお手入れをしておくのがガラス蓋を綺麗に保つ一番のポイントです。
重曹やセキス炭酸ソーダでスプレーを作って置き、日常的に使用するのもおすすめです。
まとめ
まとめ
✔ ガラス蓋の汚れは水垢や焦げ、調味料、油などの混合した汚れが蓄積しやすく、たまった汚れはなかなか取れにくい。特に油汚れが厄介。
✔ お湯にしばらくつけておくと汚れが取れやすいが、冷えた蓋に熱湯をかけると破損の原因にもなるので注意が必要。
✔ 人体にも環境にも優しい粉せっけんは油汚れにも強く効果的である。
✔ 酸性である油汚れにはアルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダが効果的である。スプレーやペースト状にして使用するのがおすすめ。
✔ メラミンスポンジやアクリルたわしなど、油汚れに強いスポンジを使用すると汚れも落としやすい。こする際には、ガラス蓋を破損しないように優しく洗う。
✔ ガラス蓋を綺麗に保つには汚れをため込まないようにこまめなお手入れが大切である。