【ニットのシミ汚れの落とし方】簡単!!時間がたった染みの取り方を紹介!

 

寒くなると暖かいニットの洋服を着る事が多くなりますよね。

 

しかし、食べ物を落としてしまったり汁が飛んでしまったりとせっかくのニットを汚してしまうこともあります。

 

ニットを洗濯するにも縮んでしまうのが怖くて優しく洗ってしまい、結局シミ汚れが取れないなんて経験はありませんか?

 

今回はそんなニットについてしまったシミ汚れを綺麗に落とす方法をご紹介します

 

ニットの特徴

 

 

あったかくて冬には重宝するニットですが、一括りに「ニット」と言っても種類は様々あり、大きく分けると「天然繊維」と「化学繊維」の2種類があります。

 

①天然繊維

「ウール」や「カシミア」は1度は聞いたことあるのではないでしょうか?

 

羊毛などの動物繊維と綿や麻などの植物繊維、それらをまとめて天然繊維と呼びます。ちょっとお値段はしますが暖かさや柔らかさなどはダントツですよね。

 

軽くて柔らかい、吸湿性に優れているなどの特徴があります。高くても1つ持っているととても重宝しますよね。

 

②天然繊維のデメリット

天然繊維の中でも動物繊維のものは重みがありますのでニットコートなどだと、着ているだけで疲れてしまう事があります。

 

シワになりやすいものもあるので長く着るために手入れが必要なこともデメリットであると言えます。

 

ただ、一番のデメリットはやはりお値段がはることですね。

 

③化学繊維

人工的に作られた繊維のことを化学繊維と呼びます。こちらはアクリルやポリエステルなどが使われてる事が多いです。

 

値段もお求めやすく、ファストファッションなどではよく使われています。

 

保湿性が高く、シワになりにくいなどの特徴があります。比較的値段も安いので買い替えやすいものと言えますね。

 

④化学繊維のデメリット

化学繊維のニットのデメリットは吸水、吸湿性が悪く汗でベタベタしやすいこと。また、毛玉ができやすく、縮みやすい素材が多いことです。

 

ものによりますが来た時にチクチクして着心地が悪いものもあります。

 

ニットのシミが落ちにくい理由

 

 

一口にニットといっても繊維によって様々な特徴がある事がわかりましたが、そもそもなぜニットについたシミ汚れは落ちにくいのでしょうか?

 

まず、ついてしまった汚れの種類によっても落ちにくい、落ちやすいなどがあります。

 

例えばカレー、やケチャップなどは色素が含まれているためニットの繊維が染まってしまって落ちにくくなってしまいます。

 

 

ついてすぐの汚れはすぐに洗濯することによって綺麗に落とす事ができます。

 

ただその時にゴシゴシとこすってしまうと汚れが広がってしまう上に、繊維の中までしみ込んでしまうので汚れが落ちにくくなってしまいます。

 

また、時間がたったシミ汚れは汚れが空気に触れて酸化してしまうことで、より浮き出てきてしまっているというのもあります。

 

これは目に見えない「透明のシミ」が化学反応を起こして出てくるものなので、先週はなかったのになんで?!となった事がある人もいるのではないでしょうか?

 

ついた「汚れ」の種類によって落ちるものや落ちないもの、時間が経って初めて出てくるものがありますので、そもそもニットが落ちにくいのではなく「汚れの種類」が落ちにくい原因です。

 

ニットのシミの落とし方

 

 

真っ白なニットは可愛いですが汚れがとても目立ちますよね。頑張ってシミ取りしても跡が残ってしまった経験はありませんか?

 

今回は簡単で綺麗に落とす事ができる方法をご紹介します。

 

①中性洗剤を使った方法

 

 

普段洗濯をする時に使うものだけでできる簡単な方法です。 

【用意する物】

・中性洗剤

・タオル

・洗濯ネット

汚れ

手順

1.固形物がついている場合は取り除き、濡れタオルなどで叩いて汚れを吸い取ります。

2.シミ部分に中性洗剤を直接かけて揉み込ませます。

3.洗濯ネットに入れ、素材にあった洗濯方法で洗います。

4.洗濯後は平らになる脳に広げて干しましょう。

 

基本的な染み抜きの方法ですが自宅にあるものだけでできるので簡単ですよね。

 

注意点としては洗剤を揉み込む時は優しく揉み込むことと、素材によって洗濯方法はわかるので必ず繊維の種類や洗濯方法を確認することです。

 

間違った方法で洗濯してしまうとせっかく汚れが落ちても縮んで着れなくなってしまうかもしれません。

 

②クリーニングに出す

 

 

こちらは自分では何もせずお店にお任せしてしまう方法です。

 

自分で染み抜きする手間は省けますが、お店に持っていきまた取りに行かなくてはいけないこと、料金がかかってしまうというデメリットもあります。

 

しかし高級な素材であればあるほどデリケートなので、自分で無理に染み抜きしようとせずに、専門のお店でしっかり綺麗にしてもらう方がいいこともあります。

 

③携帯用染み抜き

 

 

外出先で汚してしまった場合すぐに洗うことは難しいですよね。

 

でもシミ汚れは早く対処しないと落ちにくくなってしまいます。そんな時に便利なのが携帯用の染み抜きです。

 

1つカバンの中に入れておくだけでお手洗いに行った際にサッと染み抜きができるので、外出先でも簡単に対処する事ができます。

 

ただ、汚れの種類によっては落ち切らないこともありますし、落ちたからと音信していても時間が経つと汚れが浮き出てくる可能性がありますので、染み抜きしたからと安心せずになるべく早く選択する事が必要です。

 

 

時間が経ったニットのシミ汚れの落とし方

 

 

気づかないうちに汚れていて着ようとした時に気づくこともありますよね。そんな時どうしていますか?諦めて捨てていませんか?

 

ニットについた時間がたったシミも落とすことはできるんです!

 

今回は一番簡単で誰にでもできる方法をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。 

【用意する物】

・液体漂白剤

・ぬるま湯

汚れ

手順

1.ぬるま湯に洗剤を混ぜて、液体漂白剤を「浸け置き」の分量入れて混ぜます。

2.洗剤を混ぜたぬるま湯の中にシミのついたニットをつけます。

3.1〜2時間ほど様子を見ながらつけ置きします。

 

これだけで時間が経ってしまったシミ汚れを綺麗に落とす事ができます。つけ置き後は数回優しくすすぎ、通常のお洗濯をすればOKです。

 

ただ、注意点として漂白剤を使用するので素材によっては色落ちすることもあるので、事前に色落ちしないかの確認をしておく必要があります。

 

また、つけ置き後の洗濯は繊維の種類にあった方法で行う必要がありますので、必ず確認してから洗濯しましょう。

 

ニットの正しい保存方法

 

 

暖かい季節に近づくとこと衣替えをすると思いますが、保存方法がうまくできていなくて再び出した時にシミ汚れや虫食い、カビなどができてしまっていることがありますよね。

 

その時の保存方法を気をつけることによってシミや変色などを防ぐ事ができます。

 

①こまめに洗濯

洗うのが難しいニットですが、こまめに洗濯することで目に見えないシミが、ついていた場合も浮き出てくるのを防ぐ事ができます。

 

②圧縮袋

ニットを保存する際に圧縮袋に入れることによって空気に触れないので、もし汚れがついていても酸化しにくい上に虫食いからも防いでくれます。

 

③脱いですぐに保存しない

脱いですぐのニットは水分を含んでいる状態です。

 

その状態のまま保存してしまうと雑菌が繁殖してカビが生えてしまう場合があるので、保存する時には必ず乾燥させてから保存する必要があります。

 

まとめ

・汚れたらなるべく早く洗濯する。

・ニットの染み抜きは優しく!

・無理せずクリーニングに出すことも考える。

・保存方法に気をつける。

 

いかがでしたでしょうか?

 

お気に入りのニットは長く大切に着たいものですよね。

 

今回ご紹介した方法はニット以外のものにも使えますので覚えておくと、大切なお洋服を長く綺麗に切る事ができますよ。

 

素材によっては自分で染み抜きすることは向いていないものもありますので、その場合はクリーニング屋さんに持っていくことをお勧めします。

 

その時に「ここにシミがあります」と伝えておくと綺麗に染み抜きしてもらえますので、クリーニングに持っていく前にはどこにどんな汚れがあるか確認しておくといいでしょう。

 

時間がたったシミも工夫次第で綺麗にする事ができますのでぜひ一度試してみてください。