【手(皮膚)についたラッカースプレーの落とし方】簡単!!キレイに取る方法を紹介

 

すぐに乾いて作業がしやすい「ラッカースプレー」。

 

初心者でも扱いやすいので塗装するときに便利ですよね。

 

しかし、作業に熱中するあまり、ラッカースプレーがうっかり手について困ってしまうこともありますよね。

 

 

 

そこで今回は、手(皮膚)についたラッカースプレーの落とし方をご紹介します。

 

お困りの際はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

(皮膚)についたラッカースプレーの落とし方

①ぬるま湯を使う方法

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手についた汚れが水溶性のラッカースプレーの場合、乾く前であればぬるま湯で落とすことができます。

【用意するもの】

✔ ぬるま湯

✔ 歯ブラシ

手順

ラッカースプレーがついた部分をぬるま湯で洗い流します。落としにくければ、歯ブラシで優しくこすりましょう。

 

②ハンドソープ(石鹸)を使う方法

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ラッカースプレーは落としにくい塗料ですが、まずはハンドソープで洗ってみましょう。

 

洗面所であればハンドソープもヘアゴムもありますので、気軽に試せる方法です。

【用意するもの】

✔ ハンドソープ

✔ ヘアゴム

手順

  1. ラッカースプレーがついた部分にハンドソープをつけ、ヘアゴムなどでこすります。
  2. 汚れが落ちたら、洗い流しましょう。

※ヘアゴムの代用として使い終わった歯ブラシなどでもこすってみるのも良いでしょう。

 

③研磨剤入りの歯磨き粉を使う方法

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歯磨き粉に入っている研磨剤によって、ラッカースプレーを落としやすくします。

 

歯磨き粉は狭い隙間に入るので爪の間にスプレーが入ってしまった場合にオススメの方法です。

【用意するもの】

✔ 研磨剤入りの歯磨き粉

✔ 使い終わった歯ブラシなど

手順

  1. スプレーがついた場所に歯磨き粉をつけて使い終わった歯ブラシなどでこすります。
  2. 汚れが落ちたら、水で洗って歯磨き粉を落とします。

 

④メイク落としを使う方法

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化粧を落とす際に用いるメイク落としは、ラッカースプレーの成分もキレイに落としてくれます。

 

肌にも優しいので手荒れが心配な方にオススメです。

【用意するもの】

✔ メイク落とし

手順

  1. スプレーがついた部分にメイク落としを塗ります。
  2. よく馴染むようにマッサージします。
  3. 汚れが落ちたら、水で洗い流します。

 

⑤サラダ油やベビーオイルなどの油を使う方法

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身近にあるサラダ油などの食用油や赤ちゃんに使うベビーオイルでもラッカースプレーを落とすことができます。

 

油がラッカースプレーの成分となじむことで落としやすくなります。

 

日用品を使う方法なので、気軽に試せるのも良い点です。

【用意するもの】

✔ サラダ油やベビーオイルなどの油

✔ 歯ブラシ

✔ 石鹸

手順

  1. スプレーがついた部分に油を塗って馴染ませます。
  2. スプレーが落ちるように歯ブラシなどでこすります。
  3. 汚れが浮いてきたら石鹸で洗い流します。

 

⑥木工用ボンドを使う方法

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こちらは、木工用ボンドを手(皮膚)についたラッカースプレーの上から塗る方法です。

 

塗料とボンドがくっつき一緒に剥がれます。

【用意するもの】

✔ 木工用ボンド

✔ ドライヤー

手順

  1. スプレーがついた部分に上から重ねて木工用ボンドを塗ります。スプレーがついた範囲より広めに木工用ボンドを塗っておくと剥がしやすいです。
  2. ①が白から透明に乾くまで待ちます。急ぐ場合はドライヤーの冷風で乾かします。
  3. ②をゆっくりと剥がしていきます。

※こちらの方法は、肌の弱い方には向かないことがあります。心配でしたら、パッチテストを行って異常が出ないことを確認してから試してください。

 

⑦ハンドクリーナーを使う方法

 

機械を扱う工場やガソリンスタンドで働く方向けに、手についた油汚れを落とすためのハンドクリーナーが市販されています。

 

これらは油性塗料も落とす効果がありますので、上記の方法で落ちない場合はぜひ試してみて下さい。

 

「シトラスクリーン」のハンドクリーナーなどお買い求めしやすい値段の商品があります。

 

また、「パールグリーンS」など肌の弱い方向けの商品もありますので、ご自分の肌質に合わせて選びましょう。

 

⑧除光液を使う方法

「ac 写真 除光液」の画像検索結果

 

除光液にはアセトンという有機溶剤が入っています。

 

このアセトンは樹脂を溶かす働きがあるので、ラッカースプレーを落としやすくします。

 

ただ、アセトンは皮脂も落としてしまいますので肌荒れの心配があります。

 

それでも、ラッカーシンナーよりは皮膚を傷めにくいので、どうしても落ちない汚れのときにまずは試してみて下さい。

【用意するもの】

✔ 除光液

✔ コットンや布

手順

  1. 除光液をコットンや布に染み込ませます。
  2. ①で手(皮膚)についたラッカースプレーを拭いて落とします。
  3. 汚れが落ちたら、石鹸で洗いハンドクリームで保湿します。

※除光液は引火性があり強い臭いがしますので、換気をしながら作業を行いましょう。

 

最終手段はラッカーシンナー。しかし、あまりお勧めしない

 

ラッカースプレーを落としたいときには、揮発した有機溶剤と近い性質の物を使えば塗料が再び溶けるので落とすことができます。

 

そこでラッカースプレーを落とすときによく使われるのがラッカーシンナー(ラッカー薄め液)です。

 

しかし、ラッカーシンナーにはトルエンやキシレンなど中毒性のある成分が入っており、また脂溶性があるので皮膚に使うと肌荒れの原因になります。

 

そのため、ラッカーシンナーは最終手段として使用するようにし、仮に使う場合はかなり少量にとどめておくようにしてください。

【用意するもの】

✔ ラッカーシンナー

✔ 布

手順

  1. 布にラッカーシンナーを染み込ませます。
  2. ①で手(皮膚)についたラッカースプレーを拭いて落とします。
  3. 塗料が落ちたら石鹸で洗い、ハンドクリームで保湿しましょう。

※ラッカーシンナーは引火性があり臭いが強いので、換気しながら作業しましょう。

 

作業をする上での注意点

摩擦によって汚れを落とす方法をご紹介しましたが、肌質によっては洗った後に皮膚が荒れることがあります。塗料が落ちた後はハンドクリームなどで保湿しましょう。

 

まとめ

まとめ

 

 水性のラッカースプレーであれば乾く前ならぬるま湯で落とせる。

 

 歯ブラシ、たわし、軽石、ヘアゴムなど摩擦できるものを用意すると効果的。

 

 ハンドソープ、研磨剤入りの歯磨き粉、メイク落とし、食用油やベビーオイルで手についたラッカースプレーを落とすことができる。

 

 木工用ボンドをスプレーの上から塗ることでラッカースプレーを取ることができる。

 

 油汚れを落とすためのハンドクリーナーでもラッカースプレーは落ちる。

 

 除光液はラッカースプレーを落としやすいが肌荒れの心配があるので保湿が必要。

 

 ラッカーシンナーの使用は最終手段。汚れを落としやすいが、人体に有毒な物質が入っている。